前回、雪新公『エリザベート』の、
全体的な感想は書いたので、
今回は、コマトート閣下様について、熱く、熱く笑、語って参りたいと思います。

私、あんなに能動的なトート閣下様、初めて廻り逢いましたよ?

何ていうんだろう?
言葉で表現するのは難しいんだけれども、

本当に、『能動的』って表現が、一番しっくりくると思います。

                   
誠実であるいは紳士的な一路トート閣下風でもなく、

エロスただ漏れの麻路トート閣下風でもなく、

性急で攻撃的な姿月トート閣下風でもなく、

人間的な感情の高ぶり方がとても魅力的なサエトート閣下風でもなく、

冷たく地を這うような水トート閣下風でもなく、


                        
(↑ ぃや、全て私の勝手なる偏見ですので、ご容赦願います。)

コマが生み出した、コマだけのトート閣下様がそこの居た、みたいな(!)

                          
何ていうんだろう?
熱いんだけれども、かといって、人間的な感情の高ぶりでないというか、
かといって、死神的なものでもなく、何かこう、不思議な熱を発している感じ?謎

宙加減というか、
人間という存在と、死神という存在の、良い具合の狭間、バランス加減で、
コマならではの魅力的なトート閣下像を生み出し、創り上げてきているな、という感触。

何ていうんだろう?

死神とは、死神でしか在りえない存在で、
ある意味、
神秘的とはいえども、その実、とても孤独な職業?だとも思うのね。

だって、永遠に生き永らえる命。
青い血を流す傷口。

たとえ、あたたかさに触れようとも、触れることのできない、その魂。

交わりたくとも、交わることのできない、その宿命。

私の大好きなサエトート閣下様は、人間に恋してしまったように見えた。
感情が、とても人間的で、
その繊細な表現と、妖しいまでの孤高の美しさに、魂吸い込まれそうになった。

今回の、コマトート閣下様は、
人間に恋してしまったようで、実は、それは、恋ではなく、恋と似たようなもので。

何ていうんだろう?

人間という存在に、憧れを抱いているようで。
シシィという、崇高な魂と強い生命力を持った一人の女の子に、
その琴線に触れた瞬間、自らの持つ孤独と負の部分に気づいてしまったような…

愛している〜というより、
シシィという、自分自身の鏡を通じて、自分自身の姿を映し出しているみたいな。

ナルシスティックといってしまえば、
それまでだけど、そんな軽々しいものなどでは、決してなく、
私は、寧ろそこに、コマトート閣下様の力強い個性を感じた。

何かね、魂揺すぶられるのよ。
だってね、コマトート閣下様の射と魂から発される熱を感じて。
ぐいぐい引き込まれていく。

シシィもきっと、そんな感じだったんじゃないかって。

姿は見えない。
だけど、姿は見えないが確実にそこに在るもの-トート閣下の存在-に、
ぐいぐいと引っ張っていかれるようなその感覚。

それはまるで、巨大なブラックホールのような。

抵抗したくても、抵抗しきれない。
寧ろ、逆に、自分から、それを求めて吸い込まれていっていたり。
無意識の内に、購えないその引力。

それって、引っ張っていくほうも、吸い寄せられていくほうも、
想像以上に、絶大なパワーを要すると思う。

それこそ、本来の自分の力以上に、巨大な頑固さで立ち向かわないと、
役に負けてしまうと思う。

それで、コマトート閣下様は、凄いと感動を受けた。

なぜなら、
本役のコピーをすることは、簡単だけれども、
敢えてそれをせずに、
自らの生命力で、役に立ち向かっていったように、私の瞳には、映ったから。

オスカル様でもそうだったんだけれどもね。

本役ファンからすると、
それがどう映るのか、私には分からないけれども、とりあえず、私はコマが好きだ笑

今はまだ、
コマトート閣下様の全てを、言葉で上手く表現できないから、
また、何かが降臨してきたら、

新公含め、舞台『エリザベート』に於ける主人公トート閣下の魅力とは、
如何なるものや?ということを、語ってみたいなと思います。

…って、その前に、本公話もまだしていないし、
というか、星公演の話も、まだ実は、終わっていないんだけれども爆

6月は超絶忙しいので、また冬眠していたらごめんなさいね。

ま、マイペースに続けていくことにいたしましょう。
昨日、
月全ツ初日観劇後、その足で、宝塚へと向かった私。

何故って?>ルキーニ風に笑

コマ!コマ!!コマッ!!!!!(大声張り上げる)

私、実は、沙央くらまちゃんLOVEでもあるんですよ?笑
新公オスカル様で、魂揺すぶられて、
(>オスカル様で泣けるなんて、生まれて初めての経験だったよ)
同じく、その新公トークショーで、
司会者も唖然の熱血暴走キャラぶりに、さららさんを重ね合わせ笑

全ツでは、無理言って、出待ちまでさせてもらっちゃいましたからね。
>自慢するな

そんなコマが、
主演として、黄泉の国の帝王トート閣下様を演じるとなると、
こりゃーもう、駆けつけないと!

とかいいつつ、当日までチケット手元になかったんですが^^;
何と、サバキで、一階前方列センター席をGET!!!

ありえない幸運です。

ああ、私、コマちゃんに愛されているんだわ(ハート)(馬鹿言え!)

そんなこんなで、
神から授かりし幸運を胸に、運良く客席から見守れた生の新公エリザ。

めっちゃ、良かったーーーーーーっつ!!!!

コマ閣下様、熱くて最高!!!
サエ閣下寄りの人間的で能動的な死神様で,
もんすごい好みでした笑

キャーーー今、見つめられたーーーーー>< (と幸せな思い込み爆)

もう、コマちゃんの芸風、好きだわ。
めちゃめちゃフィーリングが合うというか、
私の持つ魂と感受性を、盛大にぐらぐらと揺すぶられる感じ。

さゆちゃんも頑張ってた。
すごい生命力、生きるエネルギーに満ち溢れたシシィだなって思ったよ。
鏡の間の白ドレスにも、思ってたより負けてなかった。

ルキーニせしるが大健闘。

アナーキストそのもので、男っぽくて、
なんだか、ルキーニという存在を、心から楽しんでいるように見えた。
狂気とリアルのバランス加減が、めっちゃ良かったよ。

その役創り方、私、キムちゃんルキーニよりタイプかも★☆(他意はない)

フランツなぎちゃん。
若い時代?はちょっとキョドッて見えたけど、(緊張ぶりが伝わってきた笑)
ママのいいなり風というか笑 でも、逆になんだか可愛いな笑

年とってからのほうが、逆に落ち着いて、様になっているように見えた。
♪夜のボート♪のあたり、すっごく良かったよ。

大小ルドは、二人とも綺麗で、舞台に映えてました。

大ルドきんぐ、閣下より大きかったけど笑
小ルド詩風翠ちゃん。娘役さん?って勘違いしたほど、
お人形さんのようなお顔立ち。ソプラノ声が綺麗に響いていた。

革命家たち。
祐輝千寿くん香綾しずるくん冴輝ちはやちゃん。
こちらも、本役さんたちより熱い役創りで、さらほく思い出しちゃいました。

あと、なんといっても、マダムヴォルフちとせちゃん!
場を圧倒する華と歌唱力と存在感。強烈なインパクトを与えていました。

ゾフィーかおりちゃんは、頑張ってたけど、
本来、シシィやってもおかしくない人だからな。
少し、良い意味で、汚くなりきれなかったのかな〜という感じ。

というか、私、かおりちゃんのエリザベート、観てみたかったなー(未練)
コマと同期カップルで大歓迎だったのに。

と、まぁ、軽くそんな感じでしょうか。

ぁ、最後、コマちゃんの挨拶にもらい泣きしちゃいましたーーー><
私、やっぱりコマちゃん愛しいです笑
芸風や、芝居や役に対する感性と閃きが、超自分好み。

ぁぁ、あとこれで、素顔もタイプなら、恐いものなしなんだけどなぁ笑
でも、コマ閣下様のビジュアルは、これまた超自分好みで、
危うく、うっとりとそのまま、コマ閣下様に付いて、
黄泉の国まで一緒に連れて行ってもらいそうになってしまいました汗

ただでさえ、新公は、生で観るのが貴重な公演なのに、
エリザ新公においては、この先、映像でもなかなか観れる機会はないだろうし、本当に、本当に、宝塚大劇場の客席から、生で見守ることができた私は、幸せ者です。

というわけで。
ひとまず。

コマちゃん、新公主演おめでとう! & そして、お疲れさま。

東京の新公も楽しみですね♪(観れないけど)

そして、この新公を経て、
ますます本公演もノリにノって、盛り上がっていくといいな^0^ノ

雪組の、そして、宝塚の未知なる可能性に、乾杯!!!

…と、
以上、雪エリザ新公の感想、及び、ご報告でありました。

春の雪

2006年10月29日 雪組
 最近(今更ながら?)、三○由紀夫氏の作品を通勤のお供とすることに決めた紫音。
 ここ数日は、「春の雪」に墜ちていた。(墜ちるって…爆)

 で、ある日、唐突に、浮かんだ妄想。

                  
これ、舞台化して、凰稀かなめと緒月遠麻で観てみたい!!!
                                  

 勿論、とーぜん、松枝清顕がテルで、本多繁邦がヲヅキな。

 どう?
 ハマリそうってか、超、面白そうでない???

 ゆーならば、オスカルとアンドレ的な、、、って全然違うけど爆
 なんかね、立ち位置的にとゆーか、キャラの立ち具合とゆーか、この二人、この話の構図にピッタリだと思うんだけどなー。

  「内部の脆い硝子の機構が窺われるほど格別に薄い肌」
  「唇は薄闇のうちにも紅く」
  「長い睫、よく動く薄いなよやかな水棲類の瞼」


 なんちゅーか、すげー耽美的な表現だよな。
 響きが、格別美しい。
 そして、テルにピッタリな言葉の羅列。(のよーに私には聴こえる)

  「年よりも老けた、目鼻立ちも尋常すぎて、むしろ勿体ぶってみえる風貌」
  「鋭い直感の力を内に蔵し」
  「ずっと奥処で、火の燃えさかって薪の鳴っている音が聞こえるような感じ」


 これまた、オヅキにピッタリ。 (注:私はオヅキスキーです。)

 維新の功臣を祖父にもつ侯爵家の若き嫡子松枝清顕と伯爵家の美貌の令嬢彩倉聡子の遂に結ばれることのない恋。

 ってか、清様清様!!!!!!!

 萌えます、萌えます。(ハッ?)
 想像しただけで、かーなーりー萌えます。
 陶酔感に酔えます。

 この場合、美貌の令嬢聡子役には、誰を選んだら良いのだろう?
 
 雪娘に、適任はいるかな?
 …っつか、他組にも、適任はいるかな?
                        
 良家のお嬢様っぽくて、しっとりとしていて、つつしまやかで、
 上品で、薄幸の美少女っぽくありながらも大人っぽい美貌の持ち主である雪のような女性。んー、今時、なかなか難しいなぁ。。。(って、真剣に考えるなよ!)

 皆さん、誰か、オススメのお嬢さんはいらっしゃいますか???(って、ただの戯言なのに聞くなよ!)

 これ、一瞬、ユカリみらんコンビでも考えたんですが、どちらかとゆーと、個人的に、本多は骨太な感じで翳の差す感じのアンドレ的イメージなので笑、そーしたら、ここは、凰稀緒月コンビの方が、良い感じに対称的で、個性とその関係が浮かび上がるかなぁーとv 

 電車の中で、そんなことをぼんやり妄想しつつ、思わずニヤニヤしてしまっていた紫音でございました汗。

 ちなみに、今、新たに読みたい本は、
 渡辺○一氏の「無影燈」と、野○尚氏の「青い鳥」な感じです。

 あと、引き続き、三島氏の作品にも触れていきたいし、改めて、高村○太郎氏の「智恵子抄」も読み返してみたいし、谷崎○一郎氏の作品も読み返してみたい。
 まさに、読書の秋ですな。

 否、芸術の秋。

 火曜日に、宙初見して参ります☆★☆
かしるい、楽しみだなぁ♪
(結局、そこか^^;)
 私の目がおかしいんだろーか!?
 壮一帆を見る度、彼女が松た○子に見えて見えて、仕方ない。
 ゃ、それは前々からなんだけれども。この頃、特に顕著。

 ねえ?似てない?彼女、松た○子に。

 だから、お芝居で作曲家エドモンを演じていても、ショーで囚われの男を演じていても、私の目には、松た○子が男役しているよーにしか、映らないの。

 ねえ?そんな私って、変???(聞かなくても、あなた、変ですから。)
 
 そんなわけで、今日は壮一帆のお話。

                                       
 なんで、彼女って、あんなにヘタレなんですかね!?いつでも、どこでも、ヘタレ、それが、It’s 壮 クオリティ!!!

        
 や、別にけなしてなんかいませんよ。寧ろ、誉め言葉誉め言葉!!!
 だって、それこそが彼女最大の個性であり持ち主だと思いますからっ!!!(それってどうなの!?)

 …演技は、ぶっちゃけ下手だよね。

 下手ってゆーか、ああ見えて、結構自意識高いと見たとゆーか、俺、今、もしかして、カッコイイ?良い感じに演技してる?みたいな爆 プライドとか情熱とか、意外と人一倍あったりしそーに、私には映るのだが。

 でも、ヘタレ笑

 弟子の才能に嫉妬するスランプ中の親の七光り作曲家とか、囚われの男とか、何で、あんなに似合っちゃうの?壮一帆!?

 もう、いっそ、素晴らしいです!!その個性。
 彼女の魅力は、ある意味、唯一無二、非常に価値のあるものだと思う。

 外見は、スマートで二枚目なのにね、何でこう、ヘラヘラしてるよーに見えるんだろね?
 …って、ファンの方が聞いたら、怒りそーなこと、言ってるな、自分^^;
 でも、あんなに可愛い弟子ひろみちゃんマルセル君に愛される(って、何か自分間違ってないか?その表現)壮さんエドモンさんが、私、いっそ、羨ましいっす。

 私も、あんな風に愛されてみてぇー尊敬されてみてぇーーーー><><

 絡み合って、誤って、マルセル君の心臓に、弾が突き刺さったその瞬間のエドモンさんの呆然とした顔、愕然とした表情、固まったまま、ただ震えるそのカラダ。
 命落としたマルセル君を抱きしめて、悲しみに打ち震えるその姿、

 もう、たまらなく愛しいぜっ!!!

 いや、お互いに、その体温を感じ合っているかと思うと、、、その、、、ゲフンゲフン爆 っつか、お互いに、心臓の鼓動を直に感じ取っているのかと思うと、、、、、、、ギャーーー!!!素敵んぐ!!!
 涙なしには、観れませんわ。(ぇ?)

 ショーもね、
 ある意味、深刻な中に、銀橋の上で、一人能天気に(っつか、単に場面の切り替えなんですが)、「私、もしかして、スター?」みたいな感じで(←いや、実際、スターの一員なんだろーけど)、明るい歌を、キラッギラの弾け具合で、愉快に歌い踊っている壮くんをぼんやりと見つめていると、その間は至って平和笑。よく考えたら、凄いことなんだけどね。
 だって、タランテラ!の死を経て、そこから、コムまーサヨナラし様のフィナーレに持って行く、大切なつなぎ、場面の切り替え、ある意味、壮くんの出方次第で、変わっちゃうとゆーか、キーパーソン?大きな役割を担っている訳なんだもんね。素晴らしい!!!

                                              
流石、花の82期生だ!!!(ハイ?)

                                           
 彼女、今公演が終わったら、花に里帰りするんですよね!?
 えーっと、一体、この先、どのように変化進化されていくのでしょう???
 まるで、植物の光合成を愉しむかのよーに、彼女のこれからの未知の進化が気になっている私でございます。

 ま、花観劇のときは、大抵、ゆうくんときらりちゃんで手一杯なので、観てる間ないかもしれないけどね爆

 …っつか、よく考えたら、何となく、めおちゃんとタイプが似ている(めおちゃんが壮くんタイプ)よーな気もしなくはないのですが。
 ちょっと、この二人が被らないか、妹、心配。(誰が、妹だ!?)

 でも、ま、彼女は、いつでもどこでも、真面目に壮一帆クオリティ!を貫き通してくれることでしょう。

 今更なんだが、らんとむ、さららさん、壮一帆、涼みん、あひetc、娘役は、まひるちゃん、くるみちゃん、かのちか、西条さんetc、82期のスペシャル公演なんて、もし実現したならば、とっても愉快なことになっていたと思います。彼女たちの文化祭って、一体どんな感じだったのでしょーね?
 
 きっと、濃くて濃くて、濃ゆ〜いものになっていたと思います。

 以上で、壮さん話、終わりでございます。(礼)
 彼は、踊り続けねばならない。

 どんなに、痛くとも、
 どんなに、辛くとも、

 永遠という輪廻の中で、彼は永遠に踊り続けねばならない。

 体中に廻り廻らされた毒を抜くために。

 彼の名前は、タランテラ!
 タランテラとは、伝説の一匹の毒蜘蛛。
 彼は、恐ろしい生命力と耐久力で、永遠に狂乱の中で踊り続ける。

 はて、彼は、本当に毒蜘蛛なのだろうか?

 確かに、彼は、タランテラという名を持つ、一匹の毒蜘蛛である。
 だが、作者は、敢えて彼の名を、タランチュラとはしなかった。
 何故?なにゆえに??

 その答が、作者自身の作品解説に秘められているのではなかろうか?

………
                   
"解毒の為に踊り狂った人々の狂気"

"蜘蛛の毒によって引き起こされるという「舞踊病」"

………

 そう、彼は、或る一匹の毒蜘蛛タランテラという主人公、主観者的存在であると同時に、彼によって、運命を弄ばれた中世の人々の魂の体現者であり、傍観者としても、そこに存在していたと、私は思うのだ。

 それは、周りに存在するたくさんの象徴体に依って、一種カムフラージュされているように見えるが、実は、彼自身が一番の攻撃者であり、被虐者であり、 2拍子と3拍子が幻錯する混沌と熱狂というカーニヴァル的祝祭空間の中で、彼は、ひたすら"生"をもがき、追求し、彷徨い続け、永遠に踊り続ける。

 毒蜘蛛のタランチュラに噛まれるとその毒を抜くために踊りつづけなければならない

 皆、踊り続ける。
 時には、苦しそうに、時には、刹那に、そして、時には、楽しそうに。

 或る種、嫌悪感をもたらしそうな、陽気でカラフルな極彩感覚。
 作品のテーマは重く、何処までもアンダーワールドなのにも拘らず、閃光のように強烈なカラー同士の無理矢理な反発、だが、厭も厭も好きの内。不思議なことに、一見ごちゃごちゃとして見える摩訶不思議な鮮烈色彩世界も、このカーニヴァル的祝祭空間の中では、一つに溶け合い、(それは、決して溶け合ってはいないのだが)、恐ろしく歓喜に包まれた世界を創り上げることに成功している。

 歓喜。
 笑い声が、却って恐ろしい。
 何処までも不気味で、それは或いは、人間の裏を暴くような、二面性に満ちており、禍禍しいまでの混沌と、生々しいまでの"生"の渇望のよう。

 息絶える蝶。
 ブエノスアイレスの男と女。
 アマゾン河の濁流。

 時代や空間を超越して、登場人物を翻弄させていくタランテラ!

 アマゾンで、彼は、本当に死んだのだろか?

 私はそうは思わない。
 寧ろ、その死こそが、彼の生命力の証であり、恐ろしいまでの生の執念を感じさせる魂のように感じられるから。

 この場合において、生命倫理学的な"生"の概念は、この際どうでも良い。
 
 寧ろ、オカルト的観念とでも申そうか。
 肉体の死によって、却って、魂の生が生生と浮かび上がり、残された人々の心に強烈に刻印される。肉体は滅びども、魂は永遠に存在し続ける。 

 そう、タランテラは生きていた、否、今も尚、生き続けている。
 そして、これからも、永遠に私たちの心の中に、生き続けるだろう。

 一つの、聖なる魂を抱いて。

 彼は、確かなものをここに遺した。
 お金にも形にも変えられない、一つの財産、確かな生命とその魂。

 彼は、もはや、タランテラではない。
 朝海ひかるという、一人のタカラジェンヌ。
 そして、雪組の一時代を築いた、紛れもないトップスター。

 この作品は、オギーから朝海ひかるへの、最高の祝辞だと思う。

 ビバ!オギー!!!
 ビバ!朝海ひかる!!!

 タランテラは、次はどこへ旅をするのだろう。
 今回の『墜天使の涙』で、私が一番気になったのは、ずばり、ジュスティーヌとジャンPの関係だった。

                     
 ぶっちゃけ、ジュスティーヌ、ジャンPのこと、溺愛してるよね!?
                                                 

 愛し合ってるからからこそ、憎しみ合う。
 それって、何て素敵なんだ!!!美しいんだ!!!(←この人、危ないよ)

 …っつか、ぶっちゃけ、水ってマザコンだよね!?

                                      
 ぃや、失礼…正しくは、水ではなく、ジャン=ポール・ドレ(略してジャンP)ですな爆

 あれですよ、今回、(未だ)二回目の観劇だったわけですが、
 最初の仮装舞踏会の場面で、早くもジャンP×ジュスティーヌの母息子の関係にときめいてしまったんです。

 何?あれ?素敵すぎる。

 …っちゅーか、五峰さんから水さんが生まれたの、凄い納得できるんですけど!?
 (←役名で言いましょう、誤解を受けます)

 だって、すげー香り立つエロス色気。
 なんか、ものすげー濃密なモノで、そこら中、溢れかえっているんです!!

 流石、五峰姉さんと、水兄さんですわ。(ぇ?)
 ある意味、こんな環境で、純白の天使のようなリリスちゃんが生まれたのは、奇跡のようだね、うん☆

                                       
 で、何に私がときめいたって、その歪んだ愛の象形にですよ。

 ほら、ジュスティーヌとジャンPって、一見、すげー反発しあってるいるように見えるじゃん。
 
 互いに憎しみ合い、
 互いになじり合い、
 そうすることでしか、お互いの存在を認めることができない危うさ、みたいな。

                               
 本当は、愛し合っているくせに!!!
                                                   
 
 ジャンPの飢えたような鋭い瞳と牙、それがもうたまらないほどに狂おしくいとおしい。

 ジュスティーヌとジャンP、この二人って、実は、誰よりも深い愛で結ばれていると思うんだ。
                                     
 
 憎しみと愛、その二重構造が、もうたまらないほどに狂おしくいとおしい。

                
 誰よりも、本当は母親を愛しているのに、愛されたいと願っているのに、素直に面と向かってそれを出せないから、わざと、ジュスティーヌが嫌うようなことをして、自分に注目?してもらおうとしている。アデーラと付き合っているのも、その為だよね?母親に、構ってもらいたかったんだろ?
 それは謂わば、行き過ぎた故での愛情の裏返し、みたいな。

 愛情と相反する憎悪。
 憎悪と相反する愛情。

 ジュスティーヌにしたって、そうだよね?
 彼女が、出産することによって、あるはずだった自分の輝かしいエトワールの未来を失ったのも事実。  
 だから、実の娘が、素晴らしい才能の持ち主であり、自分がその娘の為に諦めなければならなかった夢を今にも掴もうとしている、、、それが、許せないのは当然。嫉妬するのも当然。
 だって、同性だし。

 でも、息子のことは愛していたはず。
 だって、愛した人の形見だもの。全てを捨てても悔いがないほど愛した人の遺伝子が入っているんだもの。憎めるはずもない。

 愛と憎しみ、二つが、一人の人間の中で、反発し合って、
 更に、それは、二人の人間の間で、交錯し合って、ドロドロに入り塗れて、

                            
 その多重構造が、もうたまらないほどに狂おしくいとおしい。
      

 私が、まず一番に浮かんだのは、「歪んだ親子像」って言葉だった。
 でも、思ったんだ、歪んでいるのは、親子じゃなくて、人間なんじゃないかって。

 ジュスティーヌとジャンPは、一つの愛情表現の体現者であって、憎しみや愛って、普遍的にこの世に存在しているはずだから。
                                  
 何も、あの親子だけが特別って訳じゃないんだよね。
 人間、誰だって、天使と悪魔の心を、生まれつき持っている。

 それは、生きていくため。
 それは、大切な人を愛したいため。
 何より、自分自身を愛しているがため。

 人間って、所詮、醜い生き物だと思うよ。
 そう、あれは、誰だって持っている心の弱さ、己の弱さの象形。でも、だからこそ、魅入られるんじゃないかって。

 本当は、ジュスティーヌとジャンPだって、何よりも深いところで結ばれているはずなんだから。勿論、リリスちゃんもねv

 …なもので、今回はマヂ、泣けました笑
 あの親子に、とゆーより、ぶっちゃけ、五峰姉さんの熱演に対して、ですが爆

 ぃやー、この方、なんでこんなに艶やかなんでしょう。素敵〜♪

 最近、姉さんを舞台で拝見する度、もし、マリコさんとデュエットダンスを踊ったならば、どんなにアダルティーな色気ムンムンな濃密ワールドになるのでしょう…?と、密かに妄想しては、鼻血が出そうになる紫音なのですが、誰か、この危ない人、止めてください笑

 …って、少し話が逸れました。

 ところで、あの二人、その後結局どうなったんでしょうね?!

 リリスの死をきっかけに、和解したりしたのかな?
 いや、私は実は、そうは思っていないんだけれどね。それは、ないと思う。
 でも、ほんの少しだけでも、お互いがお互いに素直になってくれていたら、嬉しいなぁ…なんちゃって笑。

         
 そしたらあれ??何か、ジャンPが純情キャラになってしまいましたよ?

 何でだろう、、、ま、いっか。(あっさり)
                  
 まぁ、ジャンPって、根は真面目ちゃんそーだし、実はマザコンには変わりないだろーから、ああ見えて、いつまでもアデーラの尻に引かれちゃってそうな気も、なきにしもあらず。
                       
 で、結局振られて、泣きながらコムファーの元へ走っていったら、それはそれで、笑えるよな^−^

 そんなこんなで、今回はジュスティーヌとジャンPのお話でした。
 じゃんじゃん。
コマせし緒月の並びが個人的に超ツボった。
んでもって、そこにフツーに溶け込んでいる未来氏にも、超つぼった。

たまに、コマがハマコに見えたのは内緒。

嘘。

でも、コマ、
せなじゅん氏系に育ったら良いけど(←私はそんなに似てるとは思わないけど)、
下手したら、間違った方向に熱く爆進暴走しそーなので、観察しているだけで面白いっちゃー面白い。

ゃ、私、コマちゃん好きっすよ。

ゃ、嘘でなく、本心っす。
そりゃ、一時期の狂うような炎の情熱は過ぎ去ったけど爆

でも、あの熱いコマにクールな仏頂面キャラを与えるなんて、景子たんもやるな!

たとえるなら、
さららさんが石川麻呂やるよーなもん?!(双方に失礼です。)

最初、観たときは反応に困りました。

ぁれ?私、何か今、イケナイもの、観てる?みたいな…謎

いや、別にイケナイものでも何でもないんですけれど、
コマちゃんの芸風って、良い意味で、熱く、ウザク、表現表情豊かにってイメージが、
私の中で既に刷り込まれているからさ。

本人、クールキャラを演じてて、どんな気分なんだろうって、気になってみたり。
(感情を)発散できなくて、苦しかったりしないのかなーと、
勝手に少し心配してみたり。(ぃやー、お茶会、本当は行きたかったです><)

ま、逆に、持ち味から離れた役もするのも、貴重な機会であり、
経験を積み、バリエーションを広げるためには、大切なことだと思いますけどね^−^

あの、もし、(ありえないけど)
ハマコ氏とコマの役が反対だったら、それはそれで面白かっただろなーと。笑

…ってか、これ、超観てみたい。

…ってか、どーせなら?、(絶対にありえないけれど)
コマせしハマコ役替わりとかしても、最高に面白かっただろなーと。大爆

ハイ、すみません。少し行き過ぎました。(反省)
            
ぇと、緒月については、、、実はあまりよく覚えていないのです。
コマせし緒月三人並んでいる姿が非常にツボって、その印象はめっちゃ記憶に残っているんですけれど、基本、三人(+ハマコ氏)が出ている場面は、

ひろみちゃんに夢中で、他の人は眼中にないので

あんまりよく覚えていないという…

っつか、舞台上に出ている人たちがいっぱいで、(実際はひろみちゃんピン撮りだけど、本当はもっと色々観察したいんだけど)眼がいくつあっても足りないよーっ!!!
                              

ってのは、実は嬉しい悲鳴であって、
役が多い…(のかは私には分からないけれど)、下級生まで出番が多い&特に娘役ちゃんは台詞、ちょっとしたアピールポイントも多いのは、多いに結構なことですよね^−^

だって、ロマパリとか、エスペランサとかより、全然楽しいし、満腹感あるもん!!
でも、雪については本当無知なので、せし以下、ほとんど分からないのが、色んな意味でくやしい><

娘役ちゃんもね、どーしよ!全然分からないよ。

かおりちゃん、さゆちゃんぐらいまでしか、判読不能、、、
可愛い子とか、若手男役さんとかでも、良い感じの子せっかく見つけても、名前が分からなければ、意味ないってか、めちゃもどかしいもんね。

プログラム見ても、全然顔と名前と舞台姿が一致しないし。

なんで、今回プログラム買ってません。
うむ、最近、星以外は本当にプログラム買ってないよなー^^;
寧ろ、台本と曲集(楽譜)が欲しい派です。

今回の、劇中歌の、♪♭ラソーファファー♭ラソーファファー♪っての、
どれが罪?どれが罰?の歌(なのか?)
ルシファーによって、運命を弄ばれた登場人物たちの、赤系のライトに照らされてセリ上がりしていくときの合唱が大好きなんですよー。
頭の中にまとわりついて、ぐるぐる回って、離れないの。
主題歌は、全然覚えていないくせに。

ってな訳で(?)
今回の私認定は、(シャルル×エミール)×オーギュストだったりします。
(何突然そんなこと?!)

基本は、シャルル×エミールなんですが、二人でオーギュスト攻めたりしていても、面白いかなって。(ハート)

どーでもいいことですが、
緒月、前回と役名一緒なんですねー。(@ベルばら)
キャラは、違うけど。

そんなこんなで、今日は、コマせし緒月(+ハマコ氏)のお話でございました。(礼)
ぇと、他ブロガーさんの観劇感想を拝見していても、
あまりお見かけしたいので、
ここで、突っ込んでも良いですか???

教会に架けられている、あの『受胎告知』の絵、めっちゃ、気持ち悪くないですか?笑

もぅね、見る度、吹き出しそうになっちゃって、困るんですけど〜?

何、あれ?
ガブリエルとマリアは、まだ許せるよ。
何の作品をモチーフにしたか、非常に分かり易い構図だけれども爆

でも、背景の天使たち?
あれ、大福顔の童子たちがうじょうじょと湧いているようにしか見えないんすけど!?

めちゃ気持ち悪い。

しかも、あれ、背景の灰色の煙みたいなの?
後光のつもりだか、何だか知らないけれど、じっと見てると、人形(ヒトガタ)にしか見えなくなってきてねぇ、、、下手すると、影を貪り喰う大福顔の童子たちがうじょうじょと湧いているようにしか見えなくて、まぢ、めちゃ気持ち悪い。

ぃや、ヅカに芸術的な美術作品なんて求めちゃいけないのは分かっているから、
今更、どーこーいうことでもないかもなんだけど、
折角のコムまーの貴重なひとときなのに、いつだって(って二回しか観てないけど)、
その上にある絵が視界に入るがために、どぅも集中できないという…
そんなん、私だけなんでしょーかね?

だって、そのシーンはともかく、

ルシファーらの台詞に依って、観客は否が応にも、そのお笑い絵を見る羽目になりますからね。

本当、勘弁して!!て感じで、抱腹絶倒状態です、あはは。

で、ま、それは単なる前フリなんですが、(←長すぎるよ)

ぇと、今回、すっごい若々しい青年、キムセバスチャンに惚れました。
ゃ、別に、嵌ったとかそーゆーんじゃなくて、
ぃや〜爽やかで、子どもたちにも好かれてそうな好青年ぶりが、何とも微笑ましい。

キム、何か、良い意味で、余分な力が抜けて、自然体になったよねー。

セバスチャン、
彼は、この作品においては、〔イヴェットちゃんの弱い部分に負けてしまって〕のほうメインでの被害者組って位置づけですが、

それだけでなく、彼、ピアニストとしての栄光の道も閉ざされてしまった経緯があったんですねー。

指の怪我。

それもまた、運命といえば、運命。
されど、人間は不公平…というか、どれが罪?どれが罰?
上手く云えないけれど、それまで、コンクールとかでも優勝して、ツアーして、約束されていた未来を、不慮の事故?に依って奪われた、その運命。
彼も、その時、目の前が真っ暗というか、とてつもない挫折を味わったんだと思う。

そんな彼を、絶望のどん底から救ったのが、
イエスの教えであり、キリスト教であり、そして、イヴェットとの出逢いだったんだよね、
きっと。

もし、あのままピアニストとして成功していたら、
それはそれで、素晴らしい未来が待っていたのかもしれないし、幸せな人生が待っていたのかもしれない。

でも、怪我をしたからこそ、回り逢えた奇跡。
派手でもないし、社会的な意味での成功ではないのかもしれないけれど、
それでも、何にも変えようのない平凡な幸せ。ささやかなぬくもり。

彼は、怪我によって失ったものもたくさんあるかもしれないけれど、
失ったものとおんなじぐらい、手に入れたものもたくさんあると思うんだ。

イヴェットちゃんを包み込む優しさ。
心の大きさ。
これって、彼自身が、一度傷ついたからこそ、生まれたものなんじゃないかな。

挫折を味わったからこそ、彼女の夢を叶えさせてあげたい。
彼女に、幸せになってもらいたい、

そんなセバスチャンに愛されて、イヴェットちゃん、幸せだったよなー。
…っつか、彼の想いは、彼女自身が一番良く分かっているんだと思うよ。
だからこそ、別れのシーンは、少し切ないんだけど。

何だろ!?甘酸っぱいストロベリーの味がするとゆーか、、、笑

あの後、二人はどーなったんだろうね。

私の想像では、、、。

きっと、イヴェットは、輝かしい栄光を手に入れたんだと思うな。
でも、心はあの頃のまま、
少女のように、可憐で、純粋で、清らかで…
夢の成就の為に、セバスチャンと別れ、パトロンの元へ行くことにしたイヴェットだけど、
本当に、可愛い女の子だと思うから。

それ以上の欲とか、見得とかは、持たなかったんじゃないかな。
変に鼻高々になったり、自信過剰になったり、そんなことは、絶対になかったと思う。

で、セバスチャンは、
近くに寄ることは叶わなくても、常に彼女の幸せを祈り、遠くから応援していたんじゃないかな。

そうしたら、
それって、とっても素敵なラブストーリーだと思わない?!

何となく、この二人には、不幸になってほしくないなって。

人間、誰だって、救いを求めるものなんだから。

そう思うと、エドモンだって、
マルセルが打たれて死んだことによって、一種、救いを得られたのかもしれないよね。

ってことで、次は、マルセル×エドモンあたりに飛んでみようと思います。
はい。
本日、約3週間ぶりに雪組公演観劇して参りました。
平日なのに、立ち見出てたよ♪
迷わずゲット☆(←最初から、それ狙いだったくせに)
しかも、一番センター寄りの特等席?取れて、LUCKYでした。

で、何にビックリしたかって、お芝居。
                                                   
コムファー、この前観たときとは別人だったよ!?
                                             
すごい、人間的感情を爆発させるようになってきていました。
結果、お芝居を良い意味で支配する感じ?人間の愛憎劇場を操るというか、真ん中としての吸引力が凄まじい勢いで増していて、舞台全体が引き締まったというか、また、それと呼応するかのように、公演も終盤になってきたこともあって、皆、役への熱、のめり込み度が上がっていて、相乗効果で、かなりぐいぐいと引っ張って行かれました><

前観た時、つまらないとか言ってたの、誰だよ!? (←自分だろ)

何か分からんけど、楽しかったわー。
ドロドロの人間模様?
そりゃ、景子たんだもん、人間の極限(狂気とか)までは曝け出していないけどさ、
やっぱり、「ノエルになったらお前のことを思い出してやるよ」「忘れないよ、お前のダンス」には、納得できないけどさ、
でも、そんな細かいところ超えて、当て書きバンザイ!!

何か分からんけど、知らない間に、作品として昇華しておりました。

…っつか、コム姫、
人間だけど、人間としての極限を超えている〜〜〜っ!!!!!!

何なの?あの細さ!何なの?あの冷たい微笑!!

苦悩する表情とか、たまりません><

ゃ、たまたま私の立っていた位置の前の座席一帯が、コム会の会席だったようで、
心なしか、視線…じゃないけど(お芝居だからね)、
ファンの方のオペラの方向につられて、
今回、いつもの私には考えられないぐらい、コム姫堪能することができたんですよ^^
(←おかげで、水しぇんがあまり観れなかった泣)

…な訳で、(どんな訳?)
コムファーのことやら、マルセル×エドモンのことやら、歪んだ親子のことやら、くらせし緒月のことやら、キムスチャンのことやら、各種ツボポイントなどを徐々に語っていこうと思いますので、どうぞ宜しく。

ショーについては、また改めて。
でも、一言。

ヲギー、貴方は神だ!!!
今夜のゲストは、彩那音ちゃんでした^0^

もうね、これは録音せねば!と久々にラジカセ引っ張り出してきたんですが、壊れてたーーー><>< 
MDは持ってないんで、打つ手なし涙

ですが、私、頑張りましたよーーーっ!!!
もぅね、タッチタイピングのスペシャリストになれるんじゃないかってぐらい、ラジオ聞きながら、猛スピードでメモメモ。

なので、早速、upします☆(誉めて!誉めて〜♪)

>がひろみちゃんの話です。

あ、ちなみに、ものすごーく頑張りましたが、何せ、止まることなく進んでいく二人の会話を追いつつ、聞きつつ、反応しつつ、興奮しつつ、キーボードを打ちつつ、、というとんでも同時進行ぶりだったんで、100%完全ではないことを何卒ご了承くださいませ。

特に、「はははー♪(笑い声)」とか「はい!」とか質問の最中にあった声はだいぶん抜けているかも笑

………

お疲れさまー。

>宜しくお願いしまーっす^^

なんか、雪組のっていうのにまだ慣れないんだけど…笑

>はい笑

組替えになってどのくらい?

>もう5月にはやらずの雨があったんで…^^

見せていただいたけど、

>ふはははーー(いきなり吹き出す。)

すっごい面白い…!

>初めてですね、自分。
>あーゆーちゃんとした(コメディ?みたいなニュアンスで)、特に日本物では珍しいというか
>はい、初めてで谷先生に手取り足取りご指導いただいて

青天

>青天を被ったことがなくて憧れだったんです!
>一幕は(頭巾?)被っていたので、最初の商店?で一瞬だけ青天だったんですけど

(たくさん登場人物の中で)マルセル(観ると)、ほっとする。

>ほんとですか?あはは…(可愛く笑う)

人間の正義というか…

>色で言うなら白というか、すごく不器用で、
>マルセルくんは、そういう生き方しかできなくて苦労してる

>最初はそれでもいいか(云々)(エドモンのゴーストライターでも良いか。というニュアンス)

>先生をすごく信頼していたので、すごくすごく信頼して、
>他には人付き合いはあんまりなかったと思う

>それでも先生はこんなに不器用な自分を分かってくれて、信頼してくれて
>そこに裏切られる…でおかしくなっちゃうんですよね

腹立つことは?

>腹立つというか悲しくなる(気持ちの)ほうが辛い。

マルセルの名で出してはダメかもしれない(売れないかもしれない)?

>そうですね、きっと先生の名前出したほうが確実なんでしょうが、
>でも、でも、エドモンさんがもっている部分もきっとみんな持っている部分で、
>みんな両方持っていると思うんですよ。
>いろんな面で分かるというか、皆さんそうだと思うけど…。

正義と突っ走ると挫折してしまう?

>そうですね、彼にはきっとそれしかできなかったんじゃないかと思うんですけど。

お稽古難しかった?

>景子先生と相談したり、壮さんとお話したりとか…

初日が空いてからも?

>毎日変わって…

〔どれが罪?どれが罰?ということから、エドモンとの歌〕

いっぱいハンサムさんが出てる中で、ひろみちゃん一人お化粧違う?

>あ、そうですか?

ひときわ白いような?

>あ、そうですか?
>はぁ、そう…ゃ、そうなんだ!?(意外!なニュアンスで)
>野性的というか、黒く強くはないと思うのですが、どうなのでしょうか?

どうなのでしょうかって笑
マルセルがストレートにいける?(とメモしてるけど、何て聞いたんだろう?自信なし)

>そうですねーうーん。

悲しい結果になってしまうけど?

>とにかくピュアで…

一人だけ?

>いや、他にも、音月桂さんがされている役や、、、
>お稽古中、私とセバスチャンさんと、どっちかというと水さんも被害者組で…
>そんな話をしていたんですけど、、被害者組だーって!!笑

>真っ直ぐな、きっと、、、
>私はエドモンに裏切りを受けて
>セバスチャンもイヴィットの弱い部分に負けてしまって悲しむ、苦しむ、、、

被害者組でお食事は?

>いやーそれはないですけど、あ、でも
>何回かはみんなでご飯というのは連れて行ってもらったりしたんですけど、
>三人で、というのはなかったですね。

>なんか、でも、楽しく、お稽古も楽しかったりしたんで…。

今回、コムまーの最後だけど、月組時代にトップが辞める(サヨナラ公演)機会ってあった?

>真琴さん、紫吹さん、あと、姉なんですけど、彩輝直さん、
>あと、同期の映美くららなどを送り出しましたね、月組時代も。

いろんな人を送り出す立場?

>そうですねー
>ふとしたときには、新人公演(時代?)は終わったんだーって感じますね。

    曲 レジェーヌ 禁断のオペラ (クラシック?)ードリーム(月光の曲アレンジ)ー

CDは自分で探す?

>自分で探す場合もありますが
>この曲は、同期がレッスンに行ったときにかかってて、すごく良かったってことで、
>私も借りました

時間ないもんね?

>そうですねーでも、新人公演してた頃よりかは、、、

でも、忙しいよね?

>今回は、お稽古が結構遅くまであったりしたんで…
>んーと、ご飯食べに行くぐらい?

休みの日は?

>そうですねーこないだは買い物に行ったんですけども
>ずっと家にいることもありますし、映画に行ったりも…あんまり決めないで過ごしてます。

休日の日はエステ、マッサージとかに通う人もいるみたいだけど?

>はい、あります。(私もエステとかに行くよ!のニュアンス)
>でも、新人公演のときは、寝てました笑。

気持ちの余裕ができた?

>(新公時代は?)家で台本読んだり、してました。

タランテラで好きな場面は?

>えーと、私は、アムステルダム。
>スーツに帽子を被っている場面がすごく好きで…男役っぽく。

帽子のダンス、難しい?

>難しいですねー。

こないだ観たとき、飛ばしてる人いたけど?

>あ、ほんとですか?あはは

ひろみちゃんは?

>ないですねー一度もないですけど、角度とか難しいですね。

>微妙な角度とか…どうしたら綺麗に見えるのかなって
>上級生はスポッと被っただけでもかっこよく決まるんですよね。

お姉さんから教わったりとかは?

>したことないですねー

お姉さん、今、何してんの?

>今は舞台のお稽古…こないだ一つの舞台終わって
>今二つかなーお稽古してるみたいです。

タランテラでは、あやき…じゃない、ひろみちゃんのソロはないんでひろみちゃんが好きだという
(地獄の舞踏会、サプライズの歌)を…
(ここで、曲がかかる)

ひろみちゃんの声を聞き分けてもらえたかなと?

>はははー笑 どうでしょうか?

毎日楽しんでやってるみたいで…?

>はい、はい!(本当に楽しそう…)

お姉さんに似てきたね?

>はい。

ほっぺたの丸さからほわっとしてる〜…?

>はい、そうなんですよぉー、、、

>最近すごくよく言われるんですよ。
>やっぱりよく似てるんだねって笑
>さっきハッとしちゃった!サエコさんと思って、、、とか笑
>自分では分からないので…笑

壮さんからメッセージです笑

『ようこそ雪組へ。
 お願いがあります。
 最近買った犬にソフィーとつけたらしいんですけど、ぴろみちゃんとつけてください!』

>いやーーーー!!!笑 (と笑いながら大拒絶(笑)

>初公表!犬を飼ったんですけどね。
>それで、ソフィーとつけたんですけどね、
>こないだ壮さんが家に遊びに来られて、壮さんがどうしても、ぴろみが良い!って言って、
>ぴろみ!ぴろみ!ってずっと言ってて…

>ソフィーじゃつまらんー!って笑

つまらんもなにも、飼い主は私だしーーって?

>(名前を変えること)できませんーーーーっ!!!!><><

>壮さんには本当にお世話になっていて、
>お稽古中にもお食事に連れて行って頂いたり…

じゃあ…?笑

>やーーーっ!!!イヤですっ!!(笑いながらきっぱり)

次回ゲストのかなめちゃんに一言。

>いつもね、ショーの上手早替わり室で隣なんですよ。
>今回、あまりすごく早い着替えはないので、座って話したりしてるんですよ、
>「今日ももう少しだね」「新人公演頑張ってね」二人で励ましあい、頑張ってます☆
>いつもありがとう、テル。そして、東京でも隣だと良いね!とお伝えください笑

東京公演のほうが安心?

>んーそうですね、安心というか、とまあ舞台は毎日怖いですね。
>緊張感を持って東京も…

舞台が好き?

>そうですねーふふ。

(以上でトーク終わり)

小山さんの感想?

「もう、本当にどんどんお姉ちゃんのサエコさんに似てきてる。まゆげとか目の辺り…本当にそっくりになってきましたー。自分の正義を通す青年を演じていたひろみちゃんでした。」

………

もう、ね!!!めちゃめちゃ可愛かったーーー!!!
どーしよーーーー
マヂ、ひろみちゃんに墜ちかけかもしんない><><

すんごい可愛いよーーー♪

顔だけじゃなくて。
超自然体なところというか、純粋な素直さとかも、
サエちゃんに似てる気がする。

姉妹揃って本当に素敵だニャ☆
小山さんも、サエちゃんのこと、持ち出してきてくれて嬉しかったなーーー!!

はー。幸せな時間でしたーーー!!!

待っててね!ひろみちゃん☆
明日、観に行くからね^−^(誰もお前のこと待ってなんかいないよ)
音をカマしているハマコを初めて見た。

                            
雪組公演『タランテラ!』のお話。

いや、初見時はビックリしたのよ。
ぉ・ぉ・ぉいっ!ヲギー、男役にどのキーまで歌わせるつもりだよ??

で、ハマコのソプラノヴォイスにしびれた。

いや、その日は凄かったの。
何の違和感もなく、綺麗な美声が響き渡ってたの。
だから、驚きつつも感動したんだけど…。

こないだ、観に行ったとき、あろうことか、思い切りカマしてましてな。

なまじ、彼女が少し失敗を恐れつつ、
恐々歌っているのが、伝わるから、余計にハラハラしちゃう、みたいな。

あの、ハマコが、だよ?!

確かに、普通、男役ではありえないキーだものな。
特にあの曲、全体で一体どれだけ音域広いんだ?みたいな。

ヲギーが歌い手に求めるレベルは、本当、生半可なものじゃないのね。

女を演じる女性の力強いドスの効いた地声、
男を演じる女性の美しいソプラノ、

性の倒錯でつか!?

それによって、より世界が混沌としてくるとゆーか、
そのカオスが圧巻のヲギーワールドを生み出す秘訣の一つよね。
                         

ところで、今回、私が思ったもう一つのこと。

雪組って、歌い手多いなー。

                 
特に、娘役ちゃんね。
今回、一体、何人の子が活躍しているのやら?!

前回の「ドルチェ・ヴィータ」のときは、
シビさん以外、
しのぶさん、ゆいちゃん、まいまいぐらいだったのにさー。
男役さんも、ディアボロ姫が一手に担っていて、
あとは、確か、英真くみちょ、エンディぐらいだったのに。

それぞれ、声質が違って、持ち味も違って、
それが、異質な感じに、でも、見事に調和しているのが、物凄く心地良い。

たとえるならば、現代音楽みたいな。
一般的には、調和和音純和音がノーマルに美しい響きだけれども、
不協和音が汚いかっていったら、そうじゃなくて、その中にも美しい響きはたくさんあるの。

その美しさって、
単純なものでなくて、或る意味、複雑というか、
何とも云えない奥行きと深みがあって、非常に深淵な感じなの。

私の中で、ヲギーワールドって、そーゆーイメージなのかも。

歪んでいるけど美しい。美しいから歪んでいる。
矛盾しているけれど、一種のカタルシス的な精神美的感覚の複雑構造。

だから、私は好きだ。

…って、歌のことを話していたはずだったのに、気づけば、作品論?に爆

そう、そう!
私、これまでハマコの歌には、熱い!ウザイ!蒸し暑い!って感情しか持ったことないんですが(暴言)、今回初めて、肌がしびれるほど感動したんです。
ゃ、まぢで。

ハッ?!これももしや、ヲギーマジック???

そんなこんなで、
アイヨーコお姉さまの歌も、いつも以上に素敵に聞こえましたにゃ。
高音域はかなりヤバメだったが…爆

あ、それと面白かったといえば、壮!壮!!壮一帆!!
ゃ、なんで私には、彼女がヘタレに見えて仕方ないのでしょう?
ポップス風歌とか、アイドルスターっぽく?銀橋で一人キラッキラと歌っている姿を観ているだけで、なんか面白かったんですけど、、、
なんか、ダメ男ちゃん♪って感じで。(謎)(でも、誉め言葉でつぞ)

キムくんは、普通にアイドルだったけど笑
           

取り敢えず、今回は美穂女史に賛辞を送っときます。

(といきなり幕。)
何故か分からないけれど、
最近、サリエルの幻影が頭にまとわりついて離れない!!!

って、初日明けてすぐに観て以来、未だ、再訪していないんですが…。

なんか、めっちゃ不思議。寧ろ、気持ち悪い爆

何なの?
この、じわっじわと黒に近い灰色に染め上げられていく感じ。
イヴル・アイに洗脳されているのかしら?

ゃ、時が経てば経つほど、おかしいんですよ。

いつ如何なるときも、
忠犬ハチ公宜しく、コムファーの背後から離れようとしない寡黙な下僕。

貴方、誰なんですか???

ぁれか?
天界から、要注意人物コムファーをマークし護衛するよう指令を受けたのか??

それとも、召使、及び、影武者として、君主コムファーの厳選たるオーディションの末、
見事、その座を勝ち得たのか???

どちらにせよ、
何となく、その暗く陰湿な気質は?、どことなくアンドレを彷彿とさせます。
ゃ、悪い意味ではなくてね。

ほら、コムファーの生着替えとか、夜のベッドの準備とか、食事とか、
全て、彼がお手伝い奉公しているのかと思うと、ヒャー≧≦
なんか、すんげー素敵っす、、、ってか、妄想しだすと、果てしなく鼻血が止まりません。

「閣下。お食事の支度が整いました。」

「閣下。夜の準備が整いました。」

顔色一つ変えず、仏頂面で、低いセクシーなお声でそう告げるサリエル。
短く、「ああ。」としか返さないコムファー。

           
ああ!サリエルから、コムファーへの片想い!!!(爆)
                           

しかも、「今夜はもう良い。お前も退って休め。」とか、
冷たく部屋から追い出されたりしちゃって。

何故なら、この後、コムファーにはジャンPとの熱い夜が待っているから。
                   
                                                              
「は!」と、踵を返し、扉に向かいつつ、実は、
内面に静かに燃え滾るサリエルのジャンPへの深い嫉妬…大爆
                                               

 (俺はこんなにあいつを思ってやってるのに…)
 (俺はこんなにあいつの為に尽くしているのに…)
  
 *あくまで、サリエルの内面の態度が高飛車なところがポイントです。

そのくせ、主人の命には決して逆らえないのがTHAT’S サリエルクオリティ!!
そして、典型的A型人間、几帳面、且つ、生真面目なのもTHAT’S サリエルクオリティ!!

内では、色々葛藤しながらも、
まだ夜が明けぬ内から起き出し、髪をビシっとセットし、中庭に出て、
一本一本、地道に青い薔薇たちに水をやり、一枚一枚、花びらを愛で、香りを感じ、
部屋に入ると、ご主人様を目覚めさせないよう、
静かにすり足で、取って来た新鮮な青い薔薇を花瓶に活け、水を取替え、
窓を開けて空気の入れ替えをし、軽く掃除をして、
それから、窓を閉め、キッチンに向かい、きちんと洗濯&アイロンをかけておいた糊のきいたエプロンを身につけ、冷蔵庫を開け、朝食の仕度にとりかかる。

低血圧の身体を無理に目覚めさせ、
まだ少し朦朧とした意識のまま起き上がるコムファー。
サリエルが準備しておいてくれた新調の衣装を身にまとって…

床一面冷たい大理石でおおわれた、広大なリビングに向かうと、
漂ってくる香ばしいパンの良い香り。
ドアを開けると、奥のキッチンでサリエルがフライパン片手に料理していて。

彼(コムファー)専用の椅子に座ると、
既に、テーブルには、あらかた朝食のメニューが並べられていて…

自分の嗜好を熟知したラインナップ。
更には、健康にも気を配った栄養バランスの取れた配置。
一つだけ、真っ白なお皿。

そこに、サリエルがフライパン片手にやってくる。
ふわりと置かれたのは、真っ白な湯気がたった、おいしそうな目玉焼き。

そう、それは彼の好物。

「おはようございます、閣下。」

「ああ。」


ご主人様が、ナイフとフォークを手にするのを見届けてから、
サリエルは、静かにキッチンへと戻り、できるところから後片付けを始める。

        
…そんな、コムファーとサリエルの日常の朝の始まり、、、なんてものを、連想するだけで楽しいのですが、そんな、私はもしかして、相当おかしい人間なのでしょーか???

      
ああ、もう一度観に行ったら、
間違いなく、吹き出してしまいそうな自分が恐ろしい今日この頃でございます。
グリゴール。
それは、神の怒りに触れ、
肉体のない精神体のみの存在にされてしまった、精霊天使。

声なき彼らは、
命果てるその瞬間だけ、かぼそい最期の悲鳴をあげる。
彼らに許された、ただ一度だけの魂の叫び。

そう、どんなにちっぽけな存在でも、無残につけられた傷は、間違いなく痛いんだ。

…って、微妙に「天使○猟区」から入ってしまいましたが爆


マルセルくん@ひろみちゃん観て、
一番に連想したのが、このグリゴールという存在だった。

何でかは、自分でもよく分からないんだけど、でも、何かそう感じたんだ。

                    
感受性豊かで、
天性の才能があって、
夢と希望に満ち溢れた少年の姿はキラキラと太陽のように輝いている。

その先にあるのは、きっと、明るい未来と幸せに彩られた人生。

                         
それが、裏切られた。
しかも、敬愛していた師匠に。

                       
そりゃ、ひどいよ。

私だって、自分が生み出した曲を為すすべなく奪い取られたら辛いもん!

やるせなくて、
くやしくて、
私でも、きっと、そんな理不尽な仕打ちに耐え切れない。

単に、諦めや悲しみじゃ済まされないものも、この世にはたくさんあるんだ。
                                         
    
マルセルくんの天真爛漫な笑顔が愛しい。
純粋な瞳とゆーか、
真っ白の天使のように、綺麗なオーラに包まれていて。
                                  
でも、受けた傷は、間違いなく痛いんだよ?

沸き起こる怒り。
剥き出しになる牙。
マグマのように怒りから沸き起こるドロドロとした憎悪の炎。

危うい精神バランス。

マルセルくんが壊れていく様が、何とも美しい。
美しいなんて表現、間違っていることは分かっているけれど、
でも、美しい。

狂気の儚さ、とでもいうのかな。

魂の叫び。

                               
このとき、初めてルシファーが残酷だと思った。
この物語に於いて、
一番、悲劇的な結末を迎えたのが、マルセルくんだよね。

ある意味、全ての原罪を背負って、墜とされた、みたいな。
…って、よく分かんないけど笑

                           
あるいは、それに依って、
エドモンが一番、どん底に突き落とされたのかもしれないけれど、
でも、彼は生きているんだから、まだ救いはある。

死には、救いはないんだから。
生を取り戻すことは、もう二度とできないんだから。

                                              
だから、ルシファーを恨む。
マルセルくんの輝かしい未来と、尊い命を奪ったルシファーを、私は恨む。
たとえ、逆恨みと言われようが…。
          
でも、きっと、彼は孤独だったのよね。
誰かに愛されたかっただけなのよね。

                        
そう思うと、何だか彼に同情心もわいてきたり…。

         
憎悪と愛情は紙一重。
狂気と愛情も紙一重。

だから、恐ろしい。

とかいいつつも、                    
観ている時は、
ひたすら、壮くんムッカァーーッ!!!だったんだけどね爆

                               
それにしても、ひろみちゃん、ますますお姉ちゃんに似てきて、
どうしましょう〜笑
もう、ね、守ってあげたい、そんな感じ。

ああ、もう、ひろみちゃん主演で、オギーバウ観てみたいわ。(贅沢)
                                                         
「え、僕の曲を使ってくださるんですか?」(台詞は曖昧)のところとかの、めちゃめちゃ嬉しそうなくまちゃんスマイルとか、もうたまらなく愛しい。

復讐心?に燃えてからは、
ジョシュア@夜明けの天使たちを連想させるし。

いやぁーーん>< 素敵だわ♪

だから尚更、壮くんムッカァーーッ!!!だったんだけどね爆
日刊スポーツの大湖せしるインタビュー、

         
KABA.ちゃん手本になりきりオカマ役
                

の、宣伝文句?に思わず腹抱えて大笑いしてしまいました。

そっか…
せし子、あのオカマキャラは、KABA.ちゃん譲りだったのか。
ついでに、山咲ト○ルちゃんも入ってるんだってよーー!

はい。
またもや、『墜天使の涙』のお話です。
 
             
今回、何故か、せし子、オカマキャラ演じてはるんですよー。
しかも、いてもいなくてもいいような役(って失礼!)
ってか、なにゆえに、彼(彼女)はオカマキャラなのであろうか…と、激しく疑問符つきまくりながら、同じく、何故か、柄に合わずどこまでも無表情クールキャラのコマちゃんと合わせて、対称的な二人から目が離せない爆爆
                                        

美味しい役って聞いてたんで、どんなんかと思ってたら、
まさか、こーゆーことになっていようとは(!)
                                   

ってか、別名:オカマの衣装係って…おかしすぎる。
                                           

なんで、ヅカに於いての衣装係とか振付家とかって、オカマが多いんだろね。
マーサ@「ヴィンターガルデン」ロバート@「愛するには短すぎる」もそうだよね。

私、
あんまりオカマには興味ないので爆 あれなんですが、ねぇ…謎
(←だって、宝塚なんだから、やっぱり男役は男役のほうが良いんだもん。)

            
「今も舞台だけじゃなく普段の歩き方も“シャルル(役名)になってる”って笑われてるんです。舞台が終わったら直るんでしょうか」

                          
って、せし子、あなた、面白すぎる笑
そんな妙な心配せんでも。
でも、新公で、セ○スチャン・ルグリに、ちょっとオカマっ気入ってたら楽しいよな。(んな訳ない)

そりゃ、イヴェットちゃん、行っちゃうよーみたいな。

                          
でも、そんなせし子、あなたが愛しい笑

だって、今回、
めっちゃ楽しそうに熱演してるのよ♪
もうね、めっちゃ目に入って入って、仕方ない><>< 

ぶっちゃけ、ストーリー的には特に必要でもない役だと思うんですが(失礼)

そーゆーところでも、
なりきって、小芝居しちゃう心意気、買ってやるぜ!(って何偉そうに!)

           
っとかいいつつ、
視界に入って、気になって?余所見しそうになりつつも、
ぐっと堪え、どっちかといえば、コマちゃん追ってたんですけど。

あ、メインアングルは、勿論ひろみちゃんだったんですけどね(大爆)

                                        
でも、せし子、このまますくすくと育ってくれぃ!!!(だから、偉そうだって!)

           
「私はホントは女じゃないですか? で、男役をやってて、二重に作らなきゃいけない感じで、ややこしくて難しいけど楽しい」            


んだ。

そうだ。

楽しむんだぞ!!!

そして、うん★☆★これからものびのびと頑張れ(^−^)/

…と、写真に向かってこっそりと呼びかけてみるそんな日常のひとこまでありました。
『バビロン』が古代バビロン、
『ドルチェ・ヴィータ』がイタリア、

とするならば、
今回の『タランテラ!』は、亜熱帯秘境のジャングルのイメージだった。

                            
今までのオギーワールドは、
表現するならば、繊細な痛みであったり、ガラスの破片であったり、美しさ故の脆さ…
所謂、「都会的」な、とゆーか、魂の内側にどんどん?引き込まれていく感じだったのですが、
今回の新たなオギーワールドは、
刺々しさが裸のまま剥き出し状態とゆーか、牙を剥いているとゆーか、
「野性的」且つ「攻撃的」なイメージ。

これまでが、粒子のように、さらさらとしたものだったとしたら、
今回は、ごつごつとした肌触りの石とゆーか。

今まで以上に、剥き出しの感情が"浮き彫り"にされた油絵、みたいな感じ?

その分、
多分、観る人によっては、一層嫌悪感も強まるんだろーけど、
片方、観る人によっては、物凄く中毒症になっていくんだろーなーーと。

私は、基本、オギーワールド溺愛者なので笑 当然後者なわけですが。

えーっと、
一度、観ただけでは、
しかも、物凄く偏った目線で観ていた者には、語る資格など、到底ございません。

っつか、何が何だか分かってないし爆
何度か観たら、すごい分かっていくんだろーけど。

でも、そんな状態でも、
観劇から時間が経つにつれ、じわじわと毒が広がっていくよーな気がするのは、
一重にオギーの洗脳力なんでしょーね笑

                                                              
ってな訳で、今日はひろみちゃんのお話★(え、今まで前フリだったの?)(ええ^^)

           
私、プロローグでひろみちゃんが出て来た瞬間、ドキッとしました≧≦
だって、サエちゃんみたいだったんだもん!

まだご覧になっていない方に説明いたしますとね、
このプロローグ、
蜘蛛の男:ひろみちゃんらぎちゃん(だったのね^^;)
二人だけ他とは異色の衣装着て、タランテラの影みたいな感じで目立ってるのよ。

それがね、
何か、『ヘミングウェイ・レビュー』に於ける
サエちゃん音子ちゃんの存在位置と、非常に相似しているように見受けられ…、

思わず、レジャ・ヴュみたいなもの、感じちゃったんだ。

また、二人の役割分担?みたいなものも、似ててさ。
どちらかというと、柔な感じのひろみちゃん、硬な感じのらぎちゃん、みたいな。

ってか、
妖しい系の甘い香り漂うオーラみたいなものが、
ひろみちゃんから発光していて、その大人への成長ぶりに、更にびっくり><

夢中になりすぎて、
おかげで、他の人、全然観れませんでしたダメダメ涙

                
それにしても、水くんって、オギー的に、優等生健全キャラなのね笑
確かに分かるけど。
彼、あんなにフェロモン?発散できる方だけど、
根は真面目っぽいもね。
コムさんとはまた違った意味で、クールっちゅーか、喩えるなら男子校生徒会長?(喩えるな)。
意外や意外、今回のショーに於いては、
持ち味のエロさ爆や色気が、あまり醸し出されていなかったような気がする。
オギーキャラに染まる人たちの中で、その健全さが少し浮き彫りになっちゃってたね。
ま、彼の場合は、正に、典型的"宝塚"の男役さんスターなので、
こーゆー異色派ショーより、ベタなヅカらしいショーやレビューのほうが、
魅力を遺憾なく発揮できるんでしょうけど。

ところで、対するキムちゃんはオギー的に、好物なんですよね?!
そんなに美味しいのかな?笑
私、彼を見るたび、いつも唇が気になって仕方ない爆(禁句です)

   
残念ながら、
キムちゃんは、私のテリトリーから外れているので、
あんだけ目立つ位置..とゆーか、影主役?的存在であっても、実はあんまり視界に入ってなかったのですが、だからなのか?やっぱり一回観ただけじゃ、全然流れがつかめない笑

ってか、自分、オペラ使いすぎ。

ひろみちゃん出てないところでは、全体を楽しめば良いのに、
無意識の内に、探している自分が汗
だって、二階B席からじゃ、帽子被ってたら全然顔が見えないんだもん><

プログラム買ってないし、絶対どこか見逃しているはず!

ところで、コマちゃん、どの場面に出ていたのでしょーか???
くそ〜〜っ!!チェックしようと気合入れていたのに、流れが速すぎて、
探すのに必死状態で終わってしまった涙

オギーショーは、
軸となるメインメンバーを追ってないと、
置いてけぼりにされることは頭の中では分かっているのに、
ダメダメじゃん?!自分。
おかげで、タランテラワールドの魅力を語りたいのに、語れない。

…そして、『墜天使の涙』の妄想話に、ついつい流れてしまう紫音なのであった…。
昨日の続きです。

         
眠り姫ジャンと王子様コムファーの一夜限りの甘い夢…爆爆

                 
すみません!
私、暗転後の展開が、気になって仕方ありませんでした><
だって、次の場面では、既に、二人意気投合してるし…

ぜってーー、あの暗転の後、何かしらのアクションあったんだよ〜!!

         
ほ、ほら、たとえば、
無口冷酷サリエル@かなめに命じて、意識失ったジャンの上半身裸にさせて、
胸元にそっと口づけ、墜天使ルシファーの刻印つけたりさ、
薔薇の花びらを、
一片一片、ジャンの顔周りに、上からそっと千切り舞い散らしたりさ、

あるいは、もっとイッちゃっても良いわよ、オホホ♪

無抵抗のジャンに、
攻めて攻めて攻めまくるコムファー、否、コム姫。
冷たいのに、熱い。ほとばしるように熱いのに、冷たい。

ハ!いかんいかん、変な妄想しちまったよ、
イヤだわ、もう、清く正しく美しい乙女の花園でさ、こんなん、ダメダメ。

でも、
どーせなら、そこまで徹底的に耽美世界であって欲しい、私の危険な欲望(爆爆)
        
  
…チラシの、"囚われていく"って表現、最高だよな(大笑い)

ぃや、色々含んでそうでさ。
そりゃ、いくら景子たんでも、宝塚的に、あんなところやこんなところまでは、舞台上で大胆繊細に表現することは流石にできなかったんだろーけどさ。

             
で、場面が変わり、"地獄の舞踏会"お稽古が始まるわけだけど…。

その時点で、
既に、ジャンは、コムファーの忠実たる僕なのよね?!虜なのよね?!
水くんのコム姫への盲目ぶりが、何とも愛しい。

(すみません!それは想像です。私、このあたりからマルセル君観てたのであまり覚えてない。)

でさ、
この場面の後は、あれ?
ジャンとコムファーの絡み合いが、全く切れてしまったような気がしたのですが、気のせい?

だって、物語の中心が、別の方向に行ってしまったからねー。

ジャン←→エドモン←→マルセル、とか、
イヴィット←→セバスチャン、とか、
ジュスティーヌ←→リリス←→ジャン、とか、肝心のコムファー←→リリス、とかさ。

                   
でも、最初の時点で既に、コムファーとジャンは、深い愛で結ばれていたわけだからさー、この絆、ってかこの関係は、見えないところで、ずーーっとつながっていたんじゃないかと思うのね。

いつだって、
水くんの心には、コム姫がいて…って失礼!
ジャンの心の闇には、ルシファーの魂が生きていて、ある意味、
一心同体で、魂の痛みを感じあい、孤独を共鳴し合い、
それは、ルシファーの記憶の中に僅かに残る何かを呼び覚まして…。

           
リリスだけじゃなかったと思うの、
コムファーの歪んだ魂に、一筋の光を与えたのは…。
夜空から舞い降りる真っ白な淡雪のように、明け方の美しい一筋の光。

そして、ジャンにとってもまた、
ルシファーは、結局、一種の"神からの救い"になったのだと思う。
こんなん、矛盾してるし、おかしいかもしれないけれど、でも、そうなんじゃないかって。
                

…だからこその、
「ノエルになったらお前のことを思い出してやるよ」なのだと、
この際、思うことにした紫音です笑

だって、こーでもしないと、つながらないし、納得できないんだもん!!

            
良いじゃん!

孤独の魂が吸い寄せ合って回り逢ったコムファーとジャン、二人はこうして、深い愛に結ばれ、永遠の絆によって結ばれることを、此処に誓ったのです。

って、結末でさ。それで、めでたし!めでたし!ってことだよ。

や、或いは、ジャンの永遠の片思いかもしんないけど爆

                              
(あれ?リリスちゃんとは?)

         
すみません!
何かが確実に間違っている上に、完全に壊れ切っていますが、許してやってください。

                                
でも、知ってる?
コムファーの傍に、いつも影のように寄り添っているサリエル、
彼は、『人の霊魂が罪を犯さないように監視する役目』を司っている"天使"なんだよ。別名、「死の天使」とも呼ばれるけど、でも、れっきとした大天使の仲間。
神聖な存在。

そこに、コムファーへの救いの祈りが秘められているんじゃないかと思うんだ。

                           
彼女は、穢れてなんかいない。
今でも、背中には、真っ白な羽根が生えているんだってね。

                         
ラストシーン、
私には、彼女が、ルシファーでもなく、架空の人物でもなく、
コム姫そのものに見えました。

              
…そう考えてみると、この物語、意外と受け入れられるかもしれませんね!
          
よし。
今度観劇する際は、そう、感じてみることにしよう!!!(ぇっ!?)

                                    
とゆー訳で、
結局、何が言いたかったかってゆーと、
何が言いたかったのか、自分でもよく分からなくなってしまったけれど爆、

                    
ま、何かしら感じていただければ…(>曖昧にごまかして、逃げるな)
                                                  

次は、是非とも、エドモンとマルセルについて、語りたいものです。
えーっと、
周りの誰にも聞こえないルシファーからの甘い誘惑の声を聞き、
驚きを隠せず動揺する水くんの表情が、個人的に好みでした笑

…っとゆーのはおいといて。

              
雪組大劇場公演『墜天使の涙』のお話。
                                      

これ、
地獄の最下層の君主が、何故第一の標的にジャンを選んだのか、私には少し理解不能なのですが、宝塚的に、コムファーが水くんを選んだってことで、解釈してFa?

つまり、同じような環境にあり、心に闇を抱えている者だったら誰でも良かった、と。

いや、美しくないとヤ、かもだけど爆 (男は美しくてナンボです)(耽美モノに於いてはね)

                           
私ね、
ミュザールの夜会で、直にコムファーから挨拶されたときには、
既に、ジャンは、蛇=コムファーの甘い魔力に吸い寄せられていたと思うの。
 
              
 「私の名はルシファー。地獄から君を訪ねてやってきた。」

                       
コム姫的セクシーなお声でああ何と甘〜い誘い文句♪
(←セクシーの使い方、間違ってるし爆)

あんなお声で耳元で囁かれたら、
そりゃ、水くんは、スルスルフラフラ〜っと妖しい館まで危険も顧みず足を運んでしまいますわ。
何故か、夕方に!。(←普通、一人忍び行くなら夜中だろ?)

で、そもそもルシファーの館って何処に存在してるのさ?って突っ込みはおいといて、

(←多分、一般人の目には見えないところにあるんだろーから。私は、物質として現実世界に存在しているわけではなく、人間の闇の部分に存在されている意識的物体だと思うけど)

ジャンは、コムファーに、自慢の庭園へと案内される。

辺り一面、ブルーローズが奇麗。
でも、それは、この世には存在しないもの。
"死の象徴"と表される幻の華であり、それを生み出すことが人間の永遠の理想でもある。何と矛盾していることか…>>
そして、その花園こそが、「彼(コムファー)が人間でない」ことの証。

私は、この幻想的な美しさが香る、溶けてしまいそうな危うさに、
うーっとりと思わずうっかり恍惚状態に陥ってしまいそうになりかけたのですが、
きっと、ジャンもそんな感じだったと思うのね、でも、その甘い幻想を必死に払いのけて、問い掛ける。
 
『君は一体…?』 (台詞はうろ覚え)

          
すると、包み隠さず、すべてを打ち明けるコムファ―。
ね、ね、これ、水くんのこと、買ってないと、できないよね?!


…っつか、完全に惚れてるよね?(←どーゆー解釈の仕方だ。)

          
ぃや、男として惚れてるのか、
自らの復讐を果たすための格好の道具として見初めたのか、それは分からんが、
でも、結局相思相愛になるんだもんね!

ジャンは、ルシファーの誘いに乗ってるし(乗ってない)、っつか、メロメロだし、別に良いじゃん!

すぐに、二人妖しげに踊っちゃうし。
くねくね、柔軟自在に、ルシファージャン、官能の愛のエロデュエットダンス♪
ィヤン、素敵☆★

(←勝手に話を捻じ曲げないで下さい。)(だって私にはそう見えたんだもん)

         
ところで、
コムファー、貴女、水くんに何飲ませたんですか??

愛の媚薬?
毒入りワイン?(←ヤ、彼、アンドレじゃないからさ。)
ハっ!!!!!もしかして、永遠の忠誠心を誓わせる血の涙?

                      
ま、別に何でも良いけど、
コム姫的には、

『あは★ また、僕のコレクション、一つ増えちゃった♪』みたいな笑

                               
題して、
         
★眠り姫ジャンと王子様コムファーの一夜限りの甘い夢★

翌日欄に続きます。
コム姫は美しい。
そして、体温は凍りつくほどに冷たい。
そんな彼女には、人間でない中性的な役が、よく似合う。

初めから、分かりきっていたことだ。
だからこそ、発表があったとき、私たちファンは狂喜乱舞した(一部かも^^;)。

『墜天使の涙』

あちらこちらでも、散々に言われていることだから、
今更、私が言うまででもないが、景子師匠は、あてがきのできない作家だ。
そんな師匠が、コム姫のために、敢えて「あてがき」して創り出したのであろう、今回の新作。

    
ぇぇ、見事にハマッてます。
          

そりゃ、そーよねー、だって、その為にわざわざ「あてがき」したんだもんねー。


墜天使ルシファー。

コムファーは、そりゃあもう、美しい。
極めて精緻で洗練された残酷な微笑みに満ちている。
でも、何かに欠けるのよ。

       
痛み?憎しみ?絶望? それとも、愛と憎しみに餓えた瞳???

           
違うのよ〜
私の理想のルシファー様は、もっと大人な真っ黒キャラなの〜
黒髪ロングでね、瞳はシャープで尖っててね、真っ黒な羽根つけてなきゃ、ダメなの。

だってね、ルシファ−ってのはね、
元は、ルシフェルって言って、天上界でもトップの身分の大天使長だったのよ。
神々からも愛されていてね、
でも、驕りと嫉妬から謀反を起こし、捕らえられ、そして、墜天使の烙印を押されたの。
その際、エル"el"を奪われ、ルシファー〔別名:サタン〕となったんだよね。
で、墜天使を率いる地獄の最下層の君主となった、と。

(>どちらかというと、私の中でルシファーは水さんイメージです。)

だからさ、もっと、冷酷に、人間を弄んで欲しいのさ。
ャ、寧ろ、人間なんて相手にしないで、
あくまで、唯我独尊キャラで闇の帝王に君臨していてもらいたいのよ。

…ま、そしたらさ、話が根本から変わっちゃうからあれだけど。

それでも、昔のコムちゃんになら、まだハマッたと思う。
あの幼さが、また、魅力!みたいな。
でも、今のコムちゃんにはねぇ。

確かに、あてがきといえばあてがきだけど、
逆に、必要以上に幼く見えてしまったとゆーか。

第一、コムファーって、何しに人間界に来たのさ??
だって、大して何もしてないよね。
ぽんって、背中を後押ししただけで、肝心な部分、人間の闇の本質には触れてもいないし。
                         
ぶっちゃけ、すべてが奇麗ごとにしか見えないんだ。

                                 
神に愛されたい。だから、今、神に愛されている人間を不幸にしたい。

                      
って、なんと自己中な爆

中途半端に子どもっぽい思考回路、私、ヤダ。

ってか、水くんがあそこまで陶酔する意味も分からんし、
りらりらの描き込みが浅すぎて、いまいち聖母キャラに欠けるし(←ャ、そこはりらりらの天性の天使でカバーされてますが)、イヴェットちゃん、殺すのかとと思ったら、そんなに悲劇的な結末じゃないし(←だって、形はどうであれ、結局、彼女なりの幸せ手にしたんでしょ?)、

言い方悪いけど、
結局、不幸はあったけど本当の意味での絶望までには至らせていないでしょ?
それって、別に墜天使じゃなくても、できるじゃん。

よこしまな心はあっても、神に裁かれる理由のない人間に、
単なる復讐心故に、
自らの闇の力で、本当の絶望の淵まで陥れ、地獄の苦しみを味わせ…
その果てに、自らが壊れ、狂気に苛まれ、
そんなとき、回り逢った一人の少女リリスの聖なる白い光によって、救われた。

もっと、ドラマティックに、
あるいは、残酷なまでに、ルシファーの闇や孤独を、リアルに描いてくれれば、
きっと、盛り上がっただろうなー。

勿論、人間側のほうも、もっと深く、ドロドロにね。

…とか、散々言っておきながら、

                         
最後のコムまーデュエットには盛大に泣けたんですけどね爆爆。
             

だって、
あまりに切ないんだもん。
あまりに美しすぎるんだもん。

残酷な真っ白な天使たち、綺麗すぎるよ。

            
この辺、宝塚だなーーーー笑

でも、結局、結末は私、分からないままだったんですけどね。

水く〜ん!
何だかんだ言っても、ルシファーは地獄の帝王なんですよ。
何、感謝してるんすか??(感謝ではない)

「ノエルになったらお前のことを思い出してやるよ」とか、
「忘れないよ、お前のダンス」とか、

最大におかしい台詞だと思う。(突っ込み)

      
っとゆーか、
いつの間にやらお友達みたいになっちゃった二人の関係に唖然…。

                   
だーーかーーらーーーーーーー

ルシファーは、墜天使を率いる地獄の最下層の君主なんですってばーーーー!!!!!(これだけは譲れないらしい)

                              
昆虫採集。
動物実験。
                               

私は、ヲギーが好きだ。
ヲギーワールドの溺愛者だ。
甘い香りを漂わせる毒華の麻薬に心酔状態と成果てつ。
えっと、今既に、脳内は侵食されつつあり、
眠りの中で、覚醒されかかっているんですけれど、
えっと、ぶっちゃけトップコンビのサヨナラ公演としては、ちとどうかとは思ふ。

ちょい実験しすぎ?

□□ □□ □□ □□  これが通常の形式。

□■■■■…endless   これが異常の形式。

                
あら、ヲギー進化しちゃったのね、何かに目覚めちゃったのね、みたいな。

                      
この作品には、所謂場面毎の区切りというものが存在しない。
前の場面の内から次の場面のエキスが注入され毒され侵食し次の場面となりまた次の次の場面のエキスが注入され毒され侵食し…そのendless。永遠の罠に墜ちる毒蜘蛛の蜜。

蜘蛛というのは、巣が破壊されてもすぐさま新たな巣をつくるの。
凄まじい精神力、生への渇望。

蝶・華・蜘蛛。
戯れ合う様は、この世のものとも思えぬ程、異様なまでに美しい。
毒々しい禍々しさに満ちた幻想の花園。

とてつもなく恐ろしかった。
とてつもなく身がゾクゾクした、

退廃的な要素。
それは、一種、ヲギーの特色だよね。
それは、これまでの作品全てにも象徴化され生きていた訳だけど。

ただ、これまでは、"宝塚"の枠に納まっていた。
ヲギーらしい都会的な大人の洗練されたショーとでも云うのでしょうか、
そう、混沌(カオス)の中にも"宝塚の美しさ"がうまく表現されていたの。

なんだけど、今新作『タランテラ』

スゲー。
ある意味、ヲギーワールドの真骨頂。
怒涛に極彩色が咲き乱れては流れていく凄まじき展開。

多分、一般客は置き去り。
マニアっつかディープファンでも、ただ喰らいついて行くだけで必死だよな。

まさに、生き残りをかけたジャングルでのサバイバルゲーム。

これは、ヲギーの宣戦布告なのか?
宝塚歌劇の伝統と、自らの最終理想に対する、あくなき挑戦なのか???

ヲギー中毒末期症候群の私は、
もはや彼の掌中にしっかりと捕えられ、着実に体は侵食されて行っているけれど、
果て、如何なものか。

人格を戻そう。(ハイ?)

えっと、ぶっちゃけ観ている間は、
あまりにヲギーワールド全開で、口あんぐり状態、しかも、場面毎の区切りがないから、訳も分からずに、ぇ?ぇ???みたいな感じで、気づいたら、あれ?フィナーレ?????っつか、これ、フィナーレ???皆、羽根背負ってないけど、あれ????あれれ?????

『バビロン』の上を行く変則フィナーレぶりに、呆気にとられたまま、気づけば幕が下りてた。

ってか、ロケットなかったよね??
綺麗なスーツ綺麗なドレス着て、コムまーのラストデュエットあったっけ???

あれ?
あれれ???

えっと、今回ヲギーは、
生徒への愛情より、沸き起こる創作意欲、理想の体現を優先しちゃったのかな??

ヲギーは、才能あるクリエイターだからこそ、
宝塚の暗黙の了解に妥協したくない気持ちも分かるけど、
うむ、今回に関しては聊か度を超してしまったような。

そりゃ、コムちゃん、食指を注ぎたくなる格好の餌食だから、
ヲギーが最大限に惚れ込むのも分かるけど。

もしや、あまりに惚れ込みすぎた故に、宝塚的許容範囲をオーバーし過ぎた?笑

流石、コムちゃん!!(←って、そーゆーオチか?)

って、そーじゃなくて、
んと、ぶっちゃけ私、ひろみちゃん探しに夢中だったもので、完全にストーリーから取り残されたくちなんですが爆、あまりの出ずっぱり&踊りっぱなしのコムちゃんを思わず心配してしまいましたよ。

大丈夫か?
千秋楽まで、体、持つのか????

そして、分かりやすいヲギーの好みに、思わず笑っちゃいました笑

で、さっきも言ったように、
観劇中〜観終わった直後は、あれ?期待していたよりはあれだったなーとかそれが率直な感想だった訳ですが、恐るべしヲギーワールド。

時間が経つうちに、じわじわじわじわと押し寄せてくる感じ?

ラルクじゃないけど、まさに、侵食って感じ笑

だめ、はまりそーだわ、私。
何だか、もう一回、観たくて観たくてたまらない。

ひろみちゃんに、もっともっと墜ちたいわ爆

              
あ、別にそこまで墜ちている訳ではないので、ご安心を。?
理性の範囲内で、好きなだけですから、ウフ♪
ほら、サエちゃんの愛しの妹ちゃんだし、さ笑 母性本能で見守ってあげたいのさ。

あと、
コムロさんももっとちゃんと観たいし、
まーちゃんももっとちゃんと観てあげたいし、

コマちゃん、あんまり捕獲できなかったし…

うん、一回じゃ物足りないわ。
暇を見つけて、足を運ぶことにいたしましょう。

ってことで、第一回ショー感想、これにて終了。

               
あ、お芝居もショーもあんまり具体的ストーリーやら流れやらに触れていないのは故意ですので。
雪組公演『墜天使の涙/タランテラ』観てきました。

例によって、突っ込みたいネタは山ほどあるのですが、
まずは、頭を整理するためにも普通の?全体感想なぞ行ってみようと思います。

えっと、今回、かなり期待されていたと思うんです。
コムまーのサヨナラ公演、お芝居が景子たん、ショーがヲギー、
なんて、恵まれてるんだ!二人にとって、最高の餞になるんじゃねーかと。

えっと、
まず言っちゃって良いですか?
     
                  
あーあ、景子たん、やっちゃったね笑

                        
はっきし言って、かなりトホホな感じに仕上がっております。

ャ、過剰に期待かけてた、私たちが悪いんだよ?
でもね、まさかここまでこうなろうとは、思ってもみなかった笑
景子たんなら、良くも悪くも無難に安全圏でまとめてくるだろーと、思ってたのにな笑

ま、尤も私は、
墜天使がテーマって知ったときから、少し不安だったけど。

                           
そもそもね、人間じゃないのがマズイっすのよ。
ってか、一番の問題、主人公が傍観者って、どぅよそれ?

水くんが、
「ノエルになったらお前のことを思い出してやるよ」とか、
「忘れないよ、お前のダンス」とか、
言ってるけど、(ハ?何言ってんの、お前?そこまで絡んでないじゃん?)と、思わず突っ込み入れたくなりましたよ!ってか実際入れてましたけど、それが何か?(喧嘩ごし)

                                          
なんか、ムカつく〜〜(笑)
                                             

そう、なんか、この話、いちいちムカつくのよ。
神経逆なでされる気分。

ごめんね、ファンの方には申し訳ないって思うけど、かなりの駄作だと思ふ。

           
や、視覚的、演出的には、
流石景子たんならではの拘り!が随所にお見かけして、
思わず、美しいものを視た…って陶酔感に酔わされ、それに一瞬騙されかけるんですが。

っつか、全てがコムまーデュエットで帳消しにされる可能性もなきにしもあらずですが。
ゴメン、私は許せない。

                
…とか言いつつ、
ひろみちゃんにめろめろに酔っ払っているこの私を、どうか止めてください・大爆

           
どうしよ、
マルセル君、美味しすぎて、喰べちゃいたい。。。(危険信号)

                            
もう、壮君、ムッカァーーーーーっっっ!!(逆切れ)(って感じでした笑

                   
もうね、あまりにマルセル君に感情移入しすぎて
(>単に夢中になっていただけとも云う)、
終始、壮君の傲慢さに腹が立って仕方なかった笑 や、演者に罪はないんですけどね。

どうしよ、
マルセル君、素敵すぎて、喰べちゃいたい。。。(歴史は繰り返す)

            
サエちゃぁぁぁぁ〜〜ん><><(は?)

                    
あとは、そーですね、
せしるのオカマ演技とコマのクールキャラと壮キャラに受けました。
そして、雪美形度の高さにもビックリ。
それ以上に、コム水まーには目もくれず、ひろみちゃんばっかり追ってた自分にビックリ笑 
 
ま、徐々に語っていこうと思います(礼)

                            
ヤバイわ。
作品的には、ほんとどーしよーもない感じなんですが笑、
音ちゃんマルセル君観たさだけに、もう1、2回、観に行ってしまいそう…。

(あれ?コムまー水は???)(また後で語るよー)

ショーのことも書こうと思ったら、
お芝居だけで、結構長くなってしまったので、また明日☆

                     
今夜は、お休みなさいい墜ランテラ♪zzz…(既にオギー麻薬に覚醒気味)

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