…この島だけは、来たくなかった。@シークレット・ハンター
2007年4月1日 星組…この島だけは、来たくなかった。
これって、ダゴベールの本音だと思う。
最初、聞いたとき、
「なら、行かなきゃいいじゃん!?」って思わず突っ込みかけたんだけど、
ぃや、待って。
今なら、私、ダゴベールのこの言葉の本意、分かるような気がする。
ダグにとって、この島は、
たくさんの想い出…それも、楽しさより辛い出来事のほうが、
今も胸に傷痕となって残る、そんな場所。
それでも、彼にとっては、たった一つの居場所。心の故郷。
できることなら、思い出したくない。
過去から逃れるように、今をこうして生きて。
でも、彼にとっては、宝物の場所でもあるんだ。
宝物の居所。
ダゴベールのいう男の、全ての始まりの場所、全ての原点。
その先には、夕陽に照らし出される、どこまでも広い空と銀の海が。
ダグは、彼女に見せたかったと思うんだ。
自分という人間を。自分が生まれ育った、このカリブの島を。
彼女の前では、弱さも曝け出せる。
ありのままの自分、という存在を、素直に曝け出せる。
どうして?
なぜなら、彼は、ジェニファーという一人の女の子に魅入られているから。
ちょっぴり気が強くて、でも、本当は、ちょっぴり繊細で、
明るさの中にも、どこか陰を秘めているから。
ダグは、ジェニファーに、どこか自分と似たようなものを感じたのかな?
ダグは、ジェニファーを、とある場所へ連れて行く。
そこは、要塞の上の朽ちた礼拝堂。
幼きダグの秘密の隠れ家。
たくさんな想い出が詰まった、ダグにとっては、大切な場所。
ダグは、静かに語りだす。
少年時代の、暗く陰の差した記憶と、沈みゆく太陽を。
でも、彼が伝えたかったのは、黒、だけじゃない。
そこにキラキラ輝く夢の名残と、
確かに視た、夢の宝石と。
『ダグ。これだけは忘れるな。
人が天から心を授かったのは、人を愛するためだ。』
父が、愛する幼い息子に遺した、最期の言葉。
ぃや、遺した、じゃない、父が、愛する息子に託した、命の真実。
それを、ダグは、ジェニファーに伝えたかったんじゃないかと思う。
だから、あの島へ。だから、この島へ。
自分が生まれ育ったこの地に。
ジェニファーに、だけでなく、
ダグ自身が、自分自身と今一度、真正面から向き合うために。
勇気を出して、踏み入れたんじゃないかって。
でも、それはきっと、ダグ一人じゃできなかった。
その勇気を出せたのは、きっと、ジェニファーと回り逢ったから。
ジェニファーの存在が、勇気を与えてくれたから。
そう考えると、
冒頭の『…この島だけは、来たくなかった。』も、分かる気がするんだ。
きっと、その言葉以上に、深い意味が込められていると思うから。
今だから、感じる。
そんなことって、やっぱりあるんだね。
これって、ダゴベールの本音だと思う。
最初、聞いたとき、
「なら、行かなきゃいいじゃん!?」って思わず突っ込みかけたんだけど、
ぃや、待って。
今なら、私、ダゴベールのこの言葉の本意、分かるような気がする。
ダグにとって、この島は、
たくさんの想い出…それも、楽しさより辛い出来事のほうが、
今も胸に傷痕となって残る、そんな場所。
それでも、彼にとっては、たった一つの居場所。心の故郷。
できることなら、思い出したくない。
過去から逃れるように、今をこうして生きて。
でも、彼にとっては、宝物の場所でもあるんだ。
宝物の居所。
ダゴベールのいう男の、全ての始まりの場所、全ての原点。
その先には、夕陽に照らし出される、どこまでも広い空と銀の海が。
ダグは、彼女に見せたかったと思うんだ。
自分という人間を。自分が生まれ育った、このカリブの島を。
彼女の前では、弱さも曝け出せる。
ありのままの自分、という存在を、素直に曝け出せる。
どうして?
なぜなら、彼は、ジェニファーという一人の女の子に魅入られているから。
ちょっぴり気が強くて、でも、本当は、ちょっぴり繊細で、
明るさの中にも、どこか陰を秘めているから。
ダグは、ジェニファーに、どこか自分と似たようなものを感じたのかな?
ダグは、ジェニファーを、とある場所へ連れて行く。
そこは、要塞の上の朽ちた礼拝堂。
幼きダグの秘密の隠れ家。
たくさんな想い出が詰まった、ダグにとっては、大切な場所。
ダグは、静かに語りだす。
少年時代の、暗く陰の差した記憶と、沈みゆく太陽を。
でも、彼が伝えたかったのは、黒、だけじゃない。
そこにキラキラ輝く夢の名残と、
確かに視た、夢の宝石と。
『ダグ。これだけは忘れるな。
人が天から心を授かったのは、人を愛するためだ。』
父が、愛する幼い息子に遺した、最期の言葉。
ぃや、遺した、じゃない、父が、愛する息子に託した、命の真実。
それを、ダグは、ジェニファーに伝えたかったんじゃないかと思う。
だから、あの島へ。だから、この島へ。
自分が生まれ育ったこの地に。
ジェニファーに、だけでなく、
ダグ自身が、自分自身と今一度、真正面から向き合うために。
勇気を出して、踏み入れたんじゃないかって。
でも、それはきっと、ダグ一人じゃできなかった。
その勇気を出せたのは、きっと、ジェニファーと回り逢ったから。
ジェニファーの存在が、勇気を与えてくれたから。
そう考えると、
冒頭の『…この島だけは、来たくなかった。』も、分かる気がするんだ。
きっと、その言葉以上に、深い意味が込められていると思うから。
今だから、感じる。
そんなことって、やっぱりあるんだね。
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