…研2であの実力は有りですか?@花新公「明智小五郎の事件簿」
2007年2月28日 花組―もし、罪があるとすれば、それは、私の犯してきた大罪の数々ではなく、兄を愛してしまった罪なのかもしれない―
それは、美しくも哀しすぎる、物語の終焉。
あまりにも早すぎた死。
短い生涯を、艶やかに鮮やかに悪の華を咲かせ、一瞬で、少女の魂と昇華し、散っていった黒蜥蜴。
そう、艶やかに鮮やかに。美しくも哀しく。
これ、本公ではなく、新公の黒蜥蜴から受けた私のインスピレーションです。
野々すみ花ちゃん、巧すぎっ!!!
びっくりしました。
本公の早苗=葉子とは、別人だよ。
舞台化粧で、ここまで、顔つきまで変わるものなのか!?(疑心暗鬼)
プロローグ、パッとピンライト浴びた瞬間から、
銀座の暗黒街の夜の女王、マダム黒蜥蜴サマのお出ましですよ!!!
なんか、唐突に、「血と砂」の三恵嬢を思い出しましたよ、私。
最初から、すみか黒蜥蜴×めぐむ潤ちゃんって、密度の濃いのなんの。あまりにもヤバすぎて、もう私、メロメロですわよっ!!くらくら酔いが回ってきますわ。
そのすみかちゃん、
もう、酔いも酸いも噛み締めた円熟味溢れる表現力といいますか、
すごい熟女(…ってヲイッ!)なんだけど、少女らしい瑞々しさに包まれているのね。
えっと、これ、本当に初ヒロインなんですか!?
男たちを、侍らさせ、手玉にとっているような感じだったんですけどっ!?
今回、本公と併せて二回目の観劇だったのですが、
そうすると、前回、あれだけ納得し難かった「宝塚版・結末」に、少しだけ、理解を示せるようになりました。
それって、慣れてきたから!?
それとも、これが、「新公版」だったから!?
まぁくん明智小五郎に、すみかちゃん黒蜥蜴に、めぐむ潤ちゃんだったから!?
ぃや、恐らく、新公では、完全に黒蜥蜴が主役、黒蜥蜴の一人舞台だったからこそ、濃淡がはっきりして、メリハリついて、昭和という時代を生きた一人の美貌の女賊の人生物語として、観ることができたから、愉しめたのだと思います。(真顔)
すみかちゃん、巧すぎっ!!!
っつか、すみか、凄げーーーーーーよ。(驚愕)
不覚なことに、
「お兄ちゃん…」で、泣けました。
本公では、ハッ?って感じだったのに。
いやぁ〜、持って行かれちゃったね。
…
…
それでも、主演のまぁくん、負けてはいなかったのです。
次号に続く。
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