グリゴール。
それは、神の怒りに触れ、
肉体のない精神体のみの存在にされてしまった、精霊天使。

声なき彼らは、
命果てるその瞬間だけ、かぼそい最期の悲鳴をあげる。
彼らに許された、ただ一度だけの魂の叫び。

そう、どんなにちっぽけな存在でも、無残につけられた傷は、間違いなく痛いんだ。

…って、微妙に「天使○猟区」から入ってしまいましたが爆


マルセルくん@ひろみちゃん観て、
一番に連想したのが、このグリゴールという存在だった。

何でかは、自分でもよく分からないんだけど、でも、何かそう感じたんだ。

                    
感受性豊かで、
天性の才能があって、
夢と希望に満ち溢れた少年の姿はキラキラと太陽のように輝いている。

その先にあるのは、きっと、明るい未来と幸せに彩られた人生。

                         
それが、裏切られた。
しかも、敬愛していた師匠に。

                       
そりゃ、ひどいよ。

私だって、自分が生み出した曲を為すすべなく奪い取られたら辛いもん!

やるせなくて、
くやしくて、
私でも、きっと、そんな理不尽な仕打ちに耐え切れない。

単に、諦めや悲しみじゃ済まされないものも、この世にはたくさんあるんだ。
                                         
    
マルセルくんの天真爛漫な笑顔が愛しい。
純粋な瞳とゆーか、
真っ白の天使のように、綺麗なオーラに包まれていて。
                                  
でも、受けた傷は、間違いなく痛いんだよ?

沸き起こる怒り。
剥き出しになる牙。
マグマのように怒りから沸き起こるドロドロとした憎悪の炎。

危うい精神バランス。

マルセルくんが壊れていく様が、何とも美しい。
美しいなんて表現、間違っていることは分かっているけれど、
でも、美しい。

狂気の儚さ、とでもいうのかな。

魂の叫び。

                               
このとき、初めてルシファーが残酷だと思った。
この物語に於いて、
一番、悲劇的な結末を迎えたのが、マルセルくんだよね。

ある意味、全ての原罪を背負って、墜とされた、みたいな。
…って、よく分かんないけど笑

                           
あるいは、それに依って、
エドモンが一番、どん底に突き落とされたのかもしれないけれど、
でも、彼は生きているんだから、まだ救いはある。

死には、救いはないんだから。
生を取り戻すことは、もう二度とできないんだから。

                                              
だから、ルシファーを恨む。
マルセルくんの輝かしい未来と、尊い命を奪ったルシファーを、私は恨む。
たとえ、逆恨みと言われようが…。
          
でも、きっと、彼は孤独だったのよね。
誰かに愛されたかっただけなのよね。

                        
そう思うと、何だか彼に同情心もわいてきたり…。

         
憎悪と愛情は紙一重。
狂気と愛情も紙一重。

だから、恐ろしい。

とかいいつつも、                    
観ている時は、
ひたすら、壮くんムッカァーーッ!!!だったんだけどね爆

                               
それにしても、ひろみちゃん、ますますお姉ちゃんに似てきて、
どうしましょう〜笑
もう、ね、守ってあげたい、そんな感じ。

ああ、もう、ひろみちゃん主演で、オギーバウ観てみたいわ。(贅沢)
                                                         
「え、僕の曲を使ってくださるんですか?」(台詞は曖昧)のところとかの、めちゃめちゃ嬉しそうなくまちゃんスマイルとか、もうたまらなく愛しい。

復讐心?に燃えてからは、
ジョシュア@夜明けの天使たちを連想させるし。

いやぁーーん>< 素敵だわ♪

だから尚更、壮くんムッカァーーッ!!!だったんだけどね爆

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