昆虫採集。
動物実験。
                               

私は、ヲギーが好きだ。
ヲギーワールドの溺愛者だ。
甘い香りを漂わせる毒華の麻薬に心酔状態と成果てつ。
えっと、今既に、脳内は侵食されつつあり、
眠りの中で、覚醒されかかっているんですけれど、
えっと、ぶっちゃけトップコンビのサヨナラ公演としては、ちとどうかとは思ふ。

ちょい実験しすぎ?

□□ □□ □□ □□  これが通常の形式。

□■■■■…endless   これが異常の形式。

                
あら、ヲギー進化しちゃったのね、何かに目覚めちゃったのね、みたいな。

                      
この作品には、所謂場面毎の区切りというものが存在しない。
前の場面の内から次の場面のエキスが注入され毒され侵食し次の場面となりまた次の次の場面のエキスが注入され毒され侵食し…そのendless。永遠の罠に墜ちる毒蜘蛛の蜜。

蜘蛛というのは、巣が破壊されてもすぐさま新たな巣をつくるの。
凄まじい精神力、生への渇望。

蝶・華・蜘蛛。
戯れ合う様は、この世のものとも思えぬ程、異様なまでに美しい。
毒々しい禍々しさに満ちた幻想の花園。

とてつもなく恐ろしかった。
とてつもなく身がゾクゾクした、

退廃的な要素。
それは、一種、ヲギーの特色だよね。
それは、これまでの作品全てにも象徴化され生きていた訳だけど。

ただ、これまでは、"宝塚"の枠に納まっていた。
ヲギーらしい都会的な大人の洗練されたショーとでも云うのでしょうか、
そう、混沌(カオス)の中にも"宝塚の美しさ"がうまく表現されていたの。

なんだけど、今新作『タランテラ』

スゲー。
ある意味、ヲギーワールドの真骨頂。
怒涛に極彩色が咲き乱れては流れていく凄まじき展開。

多分、一般客は置き去り。
マニアっつかディープファンでも、ただ喰らいついて行くだけで必死だよな。

まさに、生き残りをかけたジャングルでのサバイバルゲーム。

これは、ヲギーの宣戦布告なのか?
宝塚歌劇の伝統と、自らの最終理想に対する、あくなき挑戦なのか???

ヲギー中毒末期症候群の私は、
もはや彼の掌中にしっかりと捕えられ、着実に体は侵食されて行っているけれど、
果て、如何なものか。

人格を戻そう。(ハイ?)

えっと、ぶっちゃけ観ている間は、
あまりにヲギーワールド全開で、口あんぐり状態、しかも、場面毎の区切りがないから、訳も分からずに、ぇ?ぇ???みたいな感じで、気づいたら、あれ?フィナーレ?????っつか、これ、フィナーレ???皆、羽根背負ってないけど、あれ????あれれ?????

『バビロン』の上を行く変則フィナーレぶりに、呆気にとられたまま、気づけば幕が下りてた。

ってか、ロケットなかったよね??
綺麗なスーツ綺麗なドレス着て、コムまーのラストデュエットあったっけ???

あれ?
あれれ???

えっと、今回ヲギーは、
生徒への愛情より、沸き起こる創作意欲、理想の体現を優先しちゃったのかな??

ヲギーは、才能あるクリエイターだからこそ、
宝塚の暗黙の了解に妥協したくない気持ちも分かるけど、
うむ、今回に関しては聊か度を超してしまったような。

そりゃ、コムちゃん、食指を注ぎたくなる格好の餌食だから、
ヲギーが最大限に惚れ込むのも分かるけど。

もしや、あまりに惚れ込みすぎた故に、宝塚的許容範囲をオーバーし過ぎた?笑

流石、コムちゃん!!(←って、そーゆーオチか?)

って、そーじゃなくて、
んと、ぶっちゃけ私、ひろみちゃん探しに夢中だったもので、完全にストーリーから取り残されたくちなんですが爆、あまりの出ずっぱり&踊りっぱなしのコムちゃんを思わず心配してしまいましたよ。

大丈夫か?
千秋楽まで、体、持つのか????

そして、分かりやすいヲギーの好みに、思わず笑っちゃいました笑

で、さっきも言ったように、
観劇中〜観終わった直後は、あれ?期待していたよりはあれだったなーとかそれが率直な感想だった訳ですが、恐るべしヲギーワールド。

時間が経つうちに、じわじわじわじわと押し寄せてくる感じ?

ラルクじゃないけど、まさに、侵食って感じ笑

だめ、はまりそーだわ、私。
何だか、もう一回、観たくて観たくてたまらない。

ひろみちゃんに、もっともっと墜ちたいわ爆

              
あ、別にそこまで墜ちている訳ではないので、ご安心を。?
理性の範囲内で、好きなだけですから、ウフ♪
ほら、サエちゃんの愛しの妹ちゃんだし、さ笑 母性本能で見守ってあげたいのさ。

あと、
コムロさんももっとちゃんと観たいし、
まーちゃんももっとちゃんと観てあげたいし、

コマちゃん、あんまり捕獲できなかったし…

うん、一回じゃ物足りないわ。
暇を見つけて、足を運ぶことにいたしましょう。

ってことで、第一回ショー感想、これにて終了。

               
あ、お芝居もショーもあんまり具体的ストーリーやら流れやらに触れていないのは故意ですので。

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