フレッドとアンソニー-後編-@星「愛するには短すぎる」
2006年9月1日 星組 コメント (2)ところで、アンソニーくんが唯一知っているこの海の神秘って、海亀の産卵ってことで解釈しても、良いんですかね?(爆)
なんてこと、この前の日記に書いちまったけど、
今日、ルサンク買って、見たら、「×神秘 ○しぶき」だったのね^^;
キャー>< 正塚先生、アンソニーさん、ごめんなさぁ〜〜い!!!(平謝り)
こんなに深い意味があったとゆーのに。
………
>しぶき 【〈飛沫〉/繁吹(き)】<
(1)細かな粒となって飛び散る水。
「―を上げて飛び込む」「波の―をかぶる」
(2)吹きつける雨。斜雨。[ヘボン]
………
なんか、瞳子姫アンソニーに触れる度、触れる度、
その精神的奥深さとゆーか、詩人的感性の響きとゆーか、まさしくどこまでも青く深い海のような魂の叫びに、吸い込まれていくような気がしてね。
最初は正直、可愛い!ってのが先に立っちゃって、
そこまで感じてなかったのね。
でも、公演が進むにつれ、
本人の中でも、より演技が深まっていっていることもあるのだろうけど、
アンソニーという一人の男性自身の人間性に魅入られ、共鳴し、泣けてきてね。
なんて、素敵な人なのだろうと。
アンソニーもフレッドも、すごい大人なんだよね、実は。
だからこそ、尚更もう、あの可愛らしさとのギャップがたまらねーーーー〓3(興奮)
…てのは冗談だけど、でも、マヂ、ヤバイ。
瞳子ちゃんに惚れているんだか、アンソニーに惚れているんだか、
既に錯綜しているけれど、(多分どっちも正解)
なんか、どんどん深みにはまっていってしまってるよーな。
アンソニーの口から紡ぎ出される言葉一つ一つに、
実感と重みと経験を感じて、深いものを感じて、最近めっちゃ聴き入ってしまうのよ。
…フレッドとの丁々発止な軽い言葉の掛け合いでさえも。
奥が深いんだよね。
そして、恐らく、頭の回転も、めちゃめちゃ早い。
決断力判断力にも優れている。アンソニーってクレバーなんだなと。
優等生、じゃなくて、クレバー。
恐らく、アンソニーは、真剣に劇作家を志しているぐらいだから、
読書が趣味なんだと思う。
小さい頃から、難しい本とか、たくさん読んできたんじゃないかな?
難しい本、とゆーか、
たとえば、哲学書であったり、神話であったり、シェイクスピアなど古典作品であったり。
私は、彼はきっと数学書なんかにも首を突っ込んでいたんじゃないかなと思う。
好奇心&探究心旺盛で、
それでいて、一つのことも深くまで掘り下げなければ、気の済まないタイプ。
彼には、本から受けた感銘や得た知識も、きっとたくさんあると思うんだ。
もう一つ。
彼は、小学校時代、休み時間もいつでも一人、自分の席で本を読んでいるよーな、
そんなおとなしい少年だったんじゃないかな?
それは、狼、じゃなくて、猫、てきな。子ルドルフ的な。(←意味不明)
そして、それらが彼の人間形成に於いて、重要な部分を為していたんじゃないかな。
彼、精神的にすごく深いのね。
フレッドの前ではおちゃらけたり、甘えてみたり、猫ちゃんみたいなおねだり?もしているけれど、
本当は、すごい大人。
あの明るさは、孤独を隠すための本能?
とはいっても、演技とか、そーゆーことではなくて、
自然体-あるがまま-であるからこその、自然な愛情表現なんだろーと思いますけど。
いくら明るく振舞っても?、私には、"太陽"には見えないの。
どこかに"翳り"も感じるから。
アンソニーの心のどこかに、得体の知れない闇を恐れている部分も感じるから。
アンソニーにとっても、
フレッドは、生まれて初めての、本当の意味での親友。
かけがえのない存在。
フレッドとアンソニー、
お互いがお互いに、回り逢うべくして回り逢い、友情を深めて行ったんじゃないかと。
愛、だけじゃなく、友情、にも永遠があってもいいと思う。
今回の舞台は、1940年代のお話だよね?
えーーーっと、
悪いけど、勝手にエピソード書いてみます(笑)
えーーーっと、
航海を終えた後、フレッドは養父から会社の社長を任されたんだよね?
だけど、フレッドの人生、そのまま全てが順風満帆に上手くいったとは、私には思えない。
戦中戦後、アメリカにとっても、それは動乱の時代であったはず。
フレッドも、色々苦労をしたと思うんだ。
最悪の話、たとえば、会社が大きなあおりを受けて、倒産しかかったとか。
いや、そこまでは行かなくても、ね。
辛いことがあったとき、
迷える子羊になったとき、
フレッドがその悩みを包み隠さずに打ち明けられたのは、きっとアンソニーだけだったのよ。
アンソニーも苦労していて、
でも、夢に向かって、一筋に頑張る汗は、眩いぐらいに輝いていて。
ほら、あの学生時代みたいに、隠れ家的バーで、
でも、二人とも社会人になった今、
安物のウイスキー片手に語り合ったあの頃よりかは、ちょっと高級な酒をつまみに。
でも、あの頃と変わらず、夜が更けるまで、熱く深く、どこまでも語り合って…。
いや、つい熱くなってしまうのはフレッド。
静かに耳を傾けて、的確に指南するのはアンソニー、そんな感じかな。
アンソニーはアンソニーで、
そんな男同士の二人の時間が、フレッドと一緒に居られるひとときが、
とても貴重で、あたたかいぬくもりで…って、変な意味じゃないよ(笑) 安らぎだったんだよ。
結局フレッドは、ナンシーと結婚したんだと思う。
で、アンソニーは、生涯独身だったんだと思う。
でも、二人の友人関係は、今も、あの後も、ずっと生涯、変わらなかったんだと思うんだ。
よぼよぼのおじいさんになっても、たまには、グラスを重ねてそう。
あの四日間の航海のことを、思い出したりしてさ。
そして、バーバラのことも…。
フレッドとバーバラ。
あの後、再会することはあったのだろうか?
アンソニーも言っていたように、
アンソニーは、あの航海の後も、時々、フレッドから言付かった手紙と花束か何かを持って、母と静かに暮らす彼女の元を訪ねていたんだと思うけど。
きっと、フレッドとバーバラの絆、愛の情熱も、生涯消えなかったはず。
フレッドが亡くなった後、
郊外の丘に建てられた彼の墓標に、
車椅子姿のバーバラが、手紙とお花を持って、やって来る…てのも、なんか良いな。
…なんちゃって^^; 話が先に行きすぎか。
そんなところまで、深く考えてしまう私は、既にかなり危険なところまで行ってしまっているようです。
そんなこんなで、
うむ、次に観劇できる機会っていったら、実はもう前楽の日になるんですよね。
前楽・千秋楽。
どちらかだけでも、何としてでも観たいけど…。
でも、とてもじゃないけれど、オクに手を伸ばす余裕はないので。
…もっと、もっと、深く感じたい。物語の真髄に触れたい。
立ち見でも良いから、観れるものなら観たいです><
やっぱり生の空間で感じなきゃ、後から悔やんでも後悔しきれないよ。
大好きだから。
どこかに、一枚でもチケット余っていないものでしょーか…(超切実)
…って、まだまだ語りたいことはたくさんあるので、頑張りますね!
コメント
鋭い突っ込み、ありがとうございました!
なんか、和さん来られないらしいです・・・
本当に残念ですが、次の機会に頑張ります!!
和くん自身もきっとファンの方々の前で、色々お話したかったでしょうのに。
でも、その分、わたるさん、その他の退団者を送り出す舞台の上で素敵に輝いてくださるでしょう♪
応援してあげて下さいね。