えーっと、
やはりこれは、最初に突っ込まずにはいられない。

                                                                
『愛するには短すぎる』

                                                      
これって、もろパクリですよね?
まんま、『それでも船は行く』ですやん??

おーい!!!コーヘーさーん(拡声器片手に)
私たちは、なけなしのお金を払って観劇しているのですよ。
"老春"をこんなところで楽しむのは、観客の前に恥を晒すものと思いなさい!!


                                                     
私、『それ船』は一回しか観劇していません。
なので、結構既に、内容や舞台の記憶は飛んでいます。

それでも、今回、似てる!って思ったんですもん。
これって、ヤバイですよね。しかも、バウとおんなじ星組で上演されてるし。
多分、バウ観たことある人60%は、私とおんなじこと、思ったと思うよ。

んで、気になって、家帰ってから調べてみた。

………
                                                   
〔舞台設定〕

○ 「それ船」:フランスからアメリカに渡る船の中の二日間。
○ 「愛短」:イギリスからアメリカに渡る船の中の四日間。

〔舞台年代〕

○ 「それ船」:1930年代
○ 「愛短」:1940年代

〔登場人物〕

○ 「それ船」
ジョニー(主役)⇒米財閥の御曹司
マイク(2番手)⇒新聞記者

○ 「愛短」
フレッド⇒資産家の息子
アンソニー劇作家を目指している青年

………

などなど。
極めつけは、宝石盗難事件。犯人は老年仲良し夫婦…に見せかけた二人組。
話が進めば進むほど、粗が露になっていくって感じで、ある意味ひじょーに面白かったですけどね。(失笑)(非情)

たのしーといえばたのしかったけど、それだけの問題では、私的には済まされない。

で、また、わたさんの役がなーー。
『1914/愛』に続き、またまたハイテンション気味の御曹司の坊ちゃんで(養子だけど)
何となく新鮮味に欠ける気が。

…っちゅーか、
<コーヘー氏シノプシス>を忠実に(仕方なく)模写再現した部分と、
ハリー独自の付け足し&アレンジ部分の質(技術)の差があからさま過ぎてしらけてしまったとゆーか。

あ、たまにしらけてしまったのは、コーヘー氏のアイデアと思われる箇所です。
たとえば、避難用チョッキ?とかね^^;
あそこの、舞台大人数での、意味のない大合唱には笑えました(!)

真ん中で歌うしいちゃん、大変そうだよ(笑)
我に返って、吹き出しちゃいそうになったりしないのかなーー??(失礼)

っつか、今回しいちゃん、ちょっとお気の毒?

っつか、今回しいちゃんよりも涼んよりも、礼音君のほうが美味しい役だったよね?!

っつか、ストーリー自体が、結構浅かった気がする。

                                                                                  
…っとか、ブーブー文句たれつつも、え〜っと、通えないほど劣悪な作品ではないです。
一応、及第点はあげられると思う。
深く考えずに楽しむ分には、まあまあの出来なんじゃないでしょーか?

しろーとコーヘー氏の老春作品だから、少々甘く見てあげて、ですがね。(偉そう)
                                             
でも、実際、楽しくもなくはなかったです。(遠まわしに)
なんせ、ここは星組ですから〜!
宝塚一、熱くてウザイ、お祭り好きの組ですから〜!!!(最大級誉め言葉)

そーゆー意味では、すんげー楽しかったです(笑)

少なくとも、前回の『ベルばら』よりも76倍は!!!(微妙なライン)
少なくとも、前前回の『長崎しぐれ坂』よりも131倍は!!!!(私的判断基準にて)

ま、ぶっちゃけ、『1914/愛』のときと、おんなじノリなんですけどねー。
皆、あっついから、観察しているだけで楽しめるわー。
台詞なんて、聞いてなくてもノープロブレム♪
                                  
あのねー、微妙にここまでローテンションなのには、もぅ一つ理由がございまして。
                                                                  
ハリーといえば花組のイメージがあるからか、現代ものよりも歴史大作好きであるからか、
実は私、ハリー芝居がいまいち苦手なんすよ。相性が悪いっつーか。

(>作品の好みだけでいえば、実は『Bourbon〜』だって正直得意ではない部類)

          
でも、実際のところ、
今回、トウコちゃんがあまりに可愛すぎて、キラッキラしすぎて、ワタさんとラブラブしてて、♪恐竜も♪とか歌ったりしちゃって、リスみたいにパンちぎって喰べちゃったりしちゃって、そんな彼女に夢中になっているあまり、作品の質とか持論とかそーゆーものは軽〜く飛び越えて、トウコちゃんだけ観ていれば幸せ☆ってうっとり瞳で永遠オペラグラスで観入ってたのが、実情なんですけどね(爆) なんて可愛いんだ?自分ちゃん(痛)


                                
だって、プロローグから、最高なんですもん!!!

透けるカーテンの向こうの高台に、一人佇んで哀愁漂う美しい旋律を歌い始めるトウコちゃん。
それはまるで、『ガラスの風景』プロローグのような嬉しさとゆーか。

文句いうなら、
わたさんと歌でデュエットさせるなよー、とか?(笑)(>だって、ジャイアンの歌なんだもん!)

           
っつか、わたさん、両手に花!!くそ…羨ましいぜ!ち!

                                                 
そんなわけで、結局のところ、
コーヘー氏の贋作@ハリーカバーの作品において、色々突っ込みどころはありつつも、
あんな若い青年?トウコちゃんを観たのが久しぶりで、キラキラと楽しそうに演じているトウコちゃんの姿を観ているだけで、幸せだったってことです(笑)

また、後で語るけど、
今回のトウコちゃん@アンソニーって、
キャラクター的には、オーキッドに近い部分、感じませんでしたか???

ほんとーは、
どーせ男役でがっつり組むなら、
ほのぼの系ではなく、格闘系?敵対系?で、がっつり対決して欲しかったりしたんですが、
(>ほら、『TEMPEST』のわたさんVSねったんのよーに)
おかげで、可愛いトウコちゃんが観れちゃったから、これはこれで、オーケーかな^−^

作品論については以上です。(早)

コメント

るなこ
るなこ
2006年8月17日1:29

ああ…、
前作よりも76倍は、
前々作よりも131倍は、
楽しいのですね!!!

たとえ微妙でも、あくまで紫音さん的基準と、くぎを差して下さっていても、それを聞けただけで嬉しいですぅぅ。
大劇の方は、多分自分は行けないんですけど、さすがに東京は通おうと思ってマスので、楽しいのが一番!(笑)
オーキッドさんに近いとうこちゃんアンソニーとは、これ又楽しみですわ〜。

紫音
紫音
2006年8月17日21:27

あれですね、
大勢が舞台上に出ている場面が多くて、
しかも、皆小芝居とかしてて、それで、どこ観ても楽しめるんですよー♪♪♪コスプレ?も観れるし。

トウコちゃんアンソニーは、オーキッドさんを可愛くした感じです(笑)

悔いの残らぬよう、東京で思う存分通って下さいね^0^
ラストのわたさん歌は、泣けますよ。

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