初夏。
一年前の今日。
宝塚バウホールで、月組公演『BourbonStreet Blues』の幕が開いた。
その日の入り待ちは凄かったんだ。
どしゃぶりの大雨。それは、傘さえ無意味なほど。
そんな中、私たちは、ずぶ濡れになりながら、あの人を待っていた。
暑さと寒さに震えながら、皆で肩を抱き合って、
でも、なかなかいらっしゃらなくて、
だけど、私たちは、まるで心が一つになったかのように、あの人を待っていた。
そして、あの人が間もなく来る予感がしたとき、
不思議と雨はピタリと止み、雲間から、一筋の光が差し込んできたんだ。
まさにマジック。…でも、さららさんは晴れ女だから。
さららさんが車から降りられた瞬間、歓声が上がった。
そこには、太陽があった。
私たちは、皆、笑顔だった。
洋服も頭もびしょびしょで、体は気持ち悪かったはずなんだけど、
そんなことは、今は関係ない。
さららさんのことが、皆好きだから。
皆、笑顔で。さららさんも、さわやかな笑顔で。
「おはようございます!」
一人ずつ、お手紙をお手渡ししていく。
しっかりと瞳を見て、お言葉を返してくれるさららさん。
私の番が来た。
私は、半徹して創った出演メンバー全員の顔イラストを描いたポスカをお渡しした。
「わぁ〜♪すごーい!ありがとうございます。」
さららさんの喜んでくださった笑顔が、今でも忘れられない。
そして、皆で声を揃えて、こう言った。
『熱いジェフ 楽しみにしていますッ!!』
そうすると、さららさんは笑いながらこう言った。
『楽しみにしていて下さい!かなり面白いですよ☆』
そうして、階段の下から、お姿が完全に視界から消えるまで、手を振り続けた。
その後、開場の時間まで、私たちは、喫茶店でおしゃべりしていた。
ここでも、皆、笑顔で。
明るい笑顔と笑い声が、花を咲かせていて…。
ムラ組も東京組も、一つだった。皆。一つだった。
そう、あのとき、私たちの胸は、希望で満ち溢れていたんだ。
そして、開演のとき。
そこには、ジェフがいた。
さららさんが生み出した、さららさんにしか創り出せないジェフが。
私たちは、ただ、静かに舞台に見入っていた。
そこにいるのは、私たちの大好きなさららさんで。
キラッキラに生命力に輝いていらっしゃるさららさんで。
この公演中、イベントがあった。
一問一答。
さららさんと同じ答えなら、ポイントがたまっていくというシステム。
私たちは、出待ちをしている間に、答えを予想して、紙に書き込む形式になっていた。
初日の質問は、『今の気分は何色?』
うわー、何色だろう???
私は、考えた。
でも、考えても考えても分からなかった。
何故なら、最高の気分だったから。最高の色って何なんだろう???
間もなく、さららさんが出てこられた。
充実感たっぷりのお顔。私たちも、充実感たっぷりのこころ。
一人一人、お手紙をお手渡しした。
初日の感動を、ありったけの想いを込めて、表現し伝えようと綴ったお手紙。
たくさんの愛のこもったお手紙。
お手紙を渡し終えた後、確かさららさんは、私たちに向かって挨拶されたと思う。
残念ながら、何て仰ったかは、今はもう記憶にないが。
そして、そのまま、さららさんの後をついて、
車が止めてあるところまで、私たちも一緒に歩いていく。
ここで、質問タイム。
『今の気分は何色?』
『…青色!!青春の青色!!!』
真っ直ぐな瞳で、力強く、そう答えるさららさん。
私たちも、一生懸命、力強く、それにうなずいた。
まさに、その色こそ、ぴったりだと思ったから。
そのときのさららさんに、一番ぴったりの表現だと思ったから。
この日から、私たちのひと夏の青春が始まった。
私たちは、光に向かって、太陽に向かって、一目散に走り出した。
あのときの私たちには、雲はなかった。
どこまでも青空で、その先には、永遠の可能性と夢と未来が溢れていて…。
あれから一年。
一年は早すぎる。
できるなら、もう一度、あの日からやり直したい。
でも、今、ここにはもう、あの人はいない。
あっという間に回ってきた、7月4日。
今、あの人は、何をしていらっしゃるのだろうか。
もし、今もまだ、あの人が宝塚にいたら…
なんて、そんな弱気なことを言っていたら、皆に怒られちゃうな。
さあ、前を向いて。
さあ、立ち止まらずに。
私も、歩こう。あの人と一緒に、どこまでも歩いていこう。
ときは、確実に流れているけれど、あの時感じた太陽は、
今も、確かにこの胸に息づいているから。
今も、そして、これからもずっと、大好きなはずだから。
♪Sometime
見つけよう 明日 旅立つ小船を
夕陽 超えて 二人だけの 世界を 探して
Sometime
信じたい どんな悩みも 消え去って
Oh 嘆いたり 涙 浮かべたり しなくていい
いつでも楽しそうに 笑ってるお前を見つめていたい
気の利いた言葉さえ 今は言えないけれど
あの夕焼けなら 見せてやれるよ
誓って 夢の中 生きて 見つめていたい♪
一年前の今日。
宝塚バウホールで、月組公演『BourbonStreet Blues』の幕が開いた。
その日の入り待ちは凄かったんだ。
どしゃぶりの大雨。それは、傘さえ無意味なほど。
そんな中、私たちは、ずぶ濡れになりながら、あの人を待っていた。
暑さと寒さに震えながら、皆で肩を抱き合って、
でも、なかなかいらっしゃらなくて、
だけど、私たちは、まるで心が一つになったかのように、あの人を待っていた。
そして、あの人が間もなく来る予感がしたとき、
不思議と雨はピタリと止み、雲間から、一筋の光が差し込んできたんだ。
まさにマジック。…でも、さららさんは晴れ女だから。
さららさんが車から降りられた瞬間、歓声が上がった。
そこには、太陽があった。
私たちは、皆、笑顔だった。
洋服も頭もびしょびしょで、体は気持ち悪かったはずなんだけど、
そんなことは、今は関係ない。
さららさんのことが、皆好きだから。
皆、笑顔で。さららさんも、さわやかな笑顔で。
「おはようございます!」
一人ずつ、お手紙をお手渡ししていく。
しっかりと瞳を見て、お言葉を返してくれるさららさん。
私の番が来た。
私は、半徹して創った出演メンバー全員の顔イラストを描いたポスカをお渡しした。
「わぁ〜♪すごーい!ありがとうございます。」
さららさんの喜んでくださった笑顔が、今でも忘れられない。
そして、皆で声を揃えて、こう言った。
『熱いジェフ 楽しみにしていますッ!!』
そうすると、さららさんは笑いながらこう言った。
『楽しみにしていて下さい!かなり面白いですよ☆』
そうして、階段の下から、お姿が完全に視界から消えるまで、手を振り続けた。
その後、開場の時間まで、私たちは、喫茶店でおしゃべりしていた。
ここでも、皆、笑顔で。
明るい笑顔と笑い声が、花を咲かせていて…。
ムラ組も東京組も、一つだった。皆。一つだった。
そう、あのとき、私たちの胸は、希望で満ち溢れていたんだ。
そして、開演のとき。
そこには、ジェフがいた。
さららさんが生み出した、さららさんにしか創り出せないジェフが。
私たちは、ただ、静かに舞台に見入っていた。
そこにいるのは、私たちの大好きなさららさんで。
キラッキラに生命力に輝いていらっしゃるさららさんで。
この公演中、イベントがあった。
一問一答。
さららさんと同じ答えなら、ポイントがたまっていくというシステム。
私たちは、出待ちをしている間に、答えを予想して、紙に書き込む形式になっていた。
初日の質問は、『今の気分は何色?』
うわー、何色だろう???
私は、考えた。
でも、考えても考えても分からなかった。
何故なら、最高の気分だったから。最高の色って何なんだろう???
間もなく、さららさんが出てこられた。
充実感たっぷりのお顔。私たちも、充実感たっぷりのこころ。
一人一人、お手紙をお手渡しした。
初日の感動を、ありったけの想いを込めて、表現し伝えようと綴ったお手紙。
たくさんの愛のこもったお手紙。
お手紙を渡し終えた後、確かさららさんは、私たちに向かって挨拶されたと思う。
残念ながら、何て仰ったかは、今はもう記憶にないが。
そして、そのまま、さららさんの後をついて、
車が止めてあるところまで、私たちも一緒に歩いていく。
ここで、質問タイム。
『今の気分は何色?』
『…青色!!青春の青色!!!』
真っ直ぐな瞳で、力強く、そう答えるさららさん。
私たちも、一生懸命、力強く、それにうなずいた。
まさに、その色こそ、ぴったりだと思ったから。
そのときのさららさんに、一番ぴったりの表現だと思ったから。
この日から、私たちのひと夏の青春が始まった。
私たちは、光に向かって、太陽に向かって、一目散に走り出した。
あのときの私たちには、雲はなかった。
どこまでも青空で、その先には、永遠の可能性と夢と未来が溢れていて…。
あれから一年。
一年は早すぎる。
できるなら、もう一度、あの日からやり直したい。
でも、今、ここにはもう、あの人はいない。
あっという間に回ってきた、7月4日。
今、あの人は、何をしていらっしゃるのだろうか。
もし、今もまだ、あの人が宝塚にいたら…
なんて、そんな弱気なことを言っていたら、皆に怒られちゃうな。
さあ、前を向いて。
さあ、立ち止まらずに。
私も、歩こう。あの人と一緒に、どこまでも歩いていこう。
ときは、確実に流れているけれど、あの時感じた太陽は、
今も、確かにこの胸に息づいているから。
今も、そして、これからもずっと、大好きなはずだから。
♪Sometime
見つけよう 明日 旅立つ小船を
夕陽 超えて 二人だけの 世界を 探して
Sometime
信じたい どんな悩みも 消え去って
Oh 嘆いたり 涙 浮かべたり しなくていい
いつでも楽しそうに 笑ってるお前を見つめていたい
気の利いた言葉さえ 今は言えないけれど
あの夕焼けなら 見せてやれるよ
誓って 夢の中 生きて 見つめていたい♪
コメント
ウワァァ-----。゜(゜´Д`゜)゜。-----ン!!!!
。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノ∀`)・゜・。
(何か言えYO)
さららさん信じて、一緒に歩いていきましょう!!