ねつヘスあひアギ比較考察論
2006年6月25日 宝塚いや〜遅くなりました…。
1ヶ月半ぐらい前だったかな?
イーハトーヴ・タカラヅカのArkさんと話しておりまして(いや、話してはいませんが・爆)
ねつヘスとあひアギ、どっちが人間的にヤバイんだろう…という流れになったんですね。
で、自己流に考察し始めていたのですが、気づけば時は流れてしまった…。
宙組東京公演『NEVER SAY GOODBYE』も、いよいよ佳境に入ってきているということで、ここいらで頑張ってupさせて頂こうと思います。
という訳で、早速参ります。
☆”★”☆”
★其の一:偏執狂度★
(*偏執狂とは、一つのことに異常な執着をもち、常軌を逸した行動をする人のことである。)
ねつへツ ★★★★★
あひアギ ★★☆☆☆
これは、ねつへスの圧倒的勝利だよね。
金髪、三白眼、不気味な笑い声、恐ろしい形相の独り言…もはや魔界まで飛翔されています。
原作見たら、恐いよ〜!!(脅迫)
『俺は狩人なんだ。仕留めたときの快感はエクスタシーの極致だ。あの女を殺ったということは、女が俺のものになったというわけだ。』
『俺は殺人のマエストロ、殺人の芸術家になったんだ。』(「ベルリンの秋」)
ですぞ?!
それに較べたら、対するあひアギは、全然普通に人間の精神してるよね。
………
★其のニ:自己陶酔度★
(*自己陶酔=ナルシスト。自分自身にうっとりとして、その境地にひたることである。)
ねつへツ ★★★★★
あひアギ ☆☆☆☆☆
これも、ねつヘスの圧倒的勝利。
尤も、彼の自己陶酔度は、そのまま自己嫌悪心と表裏一体のような気もしますが。
彼は確か、何かしらのトラウマを抱えているんだよね。
結局、カテリーナに勝てなかったというのも、彼にとってはとてつもない屈辱で。
だからこそ、その後も執拗に彼女に関わる人々を追い続ける。
それはある意味、自己に陶酔しきっているからでもあり、あるいは、自己嫌悪心を克服するための最終手段なのかもしれないし。でも、ナイフを磨きながらニヤーっと自信に満ちた狂気の顔でほくそえむヘスは、そのナルシストぶりが相当恐い。捻じ曲げられた思想ぶりも相当恐い。猜疑心・粘着心・執着心も相当キてる。
それに対し、あひアギって、単純に自己嫌悪心の塊だと思うのよね。
屈辱的な自虐心に満ちているというか、
自分のプライドを守るために、強がっているというか、意外と本当は小心者だと思う。
その弱みにつけこまれないために、
権力と地位を盾に欲しいもの&女を完全に手に入れものにするというか、
この作品に於いては、私には変質者ぶりはほとんど感じられないんだなー。
寧ろ、同情するもん(笑) やってることは、最低だけど(爆)。
………
★其の三:同情度★
ねつヘス ★★★★★
あひアギ ★★☆☆☆
だってねぇ…
あの時代に生まれていなかったら、
ねつへスだって少しはまともな人間になったかもしれないじゃん..ねぇ?(弱気)
やってることは非道いけど、彼は完全にイっちゃっているので(正常の感覚じゃないので)、ある意味同情したくなってしまう私は..ヘン???
さっきと矛盾するけれど、
私には、あひアギのほうがまっとうな人間のように見えるので、
逆に、彼の一連の行動が自分勝手な独りよがりの暴走のように見えて、
あんまり同情心は湧かないんだな、これが。
自己嫌悪心の塊、真っ暗な心には、同情の余地多々ありなのですが(←私、その辛さ分かるので)、単純にあの卑劣な行いは許せないちゅーか。コマロフさんが居て下さって良かった(安堵)
………
★其の四:硬質度★
ねつヘス ★☆☆☆☆
あひアギ ★★★★☆
ねつへスは、完全にイっちゃっていて、
いうならば、麻薬の海に溺れているマゾのようになっていますが、
あひアギは、すごい冷静に現実を把握して、物事を進めていると思う…ってか意外と慎重派?だからこそ、余計に卑猥度が増すんだけど…。
っつか、単に二人の持ち味の違いなのか?これ(笑)
………
★其の五:人間度★
ねつヘス ★★★★☆
あひアギ ★★★☆☆
だって、ねつへスのほうが、感情豊かじゃん!(爆)
(←ってか、そーゆー基準かよ。)(普通に考えたらあひアギだろ。)
なんかね、
あひ:冷酷冷徹派
ねつ:激情熱情派
っつー感じ。一言で表すと、ね。
あ、私は、リアルでは冷酷冷徹派のほうが、好みっす。(誰も聞いてない)
でも、この二人なら、ねつヘスのほうが好きです。
………
〔結果〕
総合点で、ねつヘスの勝利!!!(何の勝負だ?)
人間形成的には、明らかにねつへスのほうが異常性高いですが、
その時代的背景や社会的背景、育った環境などを考えれば、
ある意味、”洗脳”されたねつへスのほうには、同情心もかなり沸く…個人的に(爆)
それに対し、あひアギのほうは、
完全に自己中な計画的犯行のような気がするので、
やった行い(キャサリンへの暴行)に関しては、同情の余地もないのですが、
先程も言ったとおり、自己嫌悪心という面では、めっちゃ同情するんですよね。
でも、私は、ねつヘスのほうが、より人間的だと思う。
って、ん?
私、言っていること、かなり矛盾している??(分かっているらしい)
つまり、私には、
ねつヘスのほうが、動物の本能みたいな天性な嗅覚を持った、人間らしい人間に見えたのですが、同時に、異常嗜好を持ち合わせた、もはや人間の形をした魔物、にも見えた、という訳です。
(どーゆー締めだ)
何だかもう…恐怖とか同情心とか超えて…愛しかったよ、ねつヘス(笑)
それにしても、
ヘスの最期は(「ベルリンの秋」参照)、個人的にすごい感情移入できたんですが、
あひアギの最期は、なんちゅーか、ざまあみろ!って感覚でしたわ、私(笑)
でも、あひちゃんがよーやく、演り甲斐のある役をもらって、
それが何より、喜ばしかったかな。あひちゃん、本当に良かったねって♪
…ってな訳で、
私にとっては、遥か昔のことのように感じる『NEVER SAY GOODBYE』
最後の課題、ねつヘスあひアギ比較考察論、
この辺りで終わりにさせて頂きますm(_ _)m
長文にお付き合い頂いて、多々謝々。
1ヶ月半ぐらい前だったかな?
イーハトーヴ・タカラヅカのArkさんと話しておりまして(いや、話してはいませんが・爆)
ねつヘスとあひアギ、どっちが人間的にヤバイんだろう…という流れになったんですね。
で、自己流に考察し始めていたのですが、気づけば時は流れてしまった…。
宙組東京公演『NEVER SAY GOODBYE』も、いよいよ佳境に入ってきているということで、ここいらで頑張ってupさせて頂こうと思います。
という訳で、早速参ります。
☆”★”☆”
★其の一:偏執狂度★
(*偏執狂とは、一つのことに異常な執着をもち、常軌を逸した行動をする人のことである。)
ねつへツ ★★★★★
あひアギ ★★☆☆☆
これは、ねつへスの圧倒的勝利だよね。
金髪、三白眼、不気味な笑い声、恐ろしい形相の独り言…もはや魔界まで飛翔されています。
原作見たら、恐いよ〜!!(脅迫)
『俺は狩人なんだ。仕留めたときの快感はエクスタシーの極致だ。あの女を殺ったということは、女が俺のものになったというわけだ。』
『俺は殺人のマエストロ、殺人の芸術家になったんだ。』(「ベルリンの秋」)
ですぞ?!
それに較べたら、対するあひアギは、全然普通に人間の精神してるよね。
………
★其のニ:自己陶酔度★
(*自己陶酔=ナルシスト。自分自身にうっとりとして、その境地にひたることである。)
ねつへツ ★★★★★
あひアギ ☆☆☆☆☆
これも、ねつヘスの圧倒的勝利。
尤も、彼の自己陶酔度は、そのまま自己嫌悪心と表裏一体のような気もしますが。
彼は確か、何かしらのトラウマを抱えているんだよね。
結局、カテリーナに勝てなかったというのも、彼にとってはとてつもない屈辱で。
だからこそ、その後も執拗に彼女に関わる人々を追い続ける。
それはある意味、自己に陶酔しきっているからでもあり、あるいは、自己嫌悪心を克服するための最終手段なのかもしれないし。でも、ナイフを磨きながらニヤーっと自信に満ちた狂気の顔でほくそえむヘスは、そのナルシストぶりが相当恐い。捻じ曲げられた思想ぶりも相当恐い。猜疑心・粘着心・執着心も相当キてる。
それに対し、あひアギって、単純に自己嫌悪心の塊だと思うのよね。
屈辱的な自虐心に満ちているというか、
自分のプライドを守るために、強がっているというか、意外と本当は小心者だと思う。
その弱みにつけこまれないために、
権力と地位を盾に欲しいもの&女を完全に手に入れものにするというか、
この作品に於いては、私には変質者ぶりはほとんど感じられないんだなー。
寧ろ、同情するもん(笑) やってることは、最低だけど(爆)。
………
★其の三:同情度★
ねつヘス ★★★★★
あひアギ ★★☆☆☆
だってねぇ…
あの時代に生まれていなかったら、
ねつへスだって少しはまともな人間になったかもしれないじゃん..ねぇ?(弱気)
やってることは非道いけど、彼は完全にイっちゃっているので(正常の感覚じゃないので)、ある意味同情したくなってしまう私は..ヘン???
さっきと矛盾するけれど、
私には、あひアギのほうがまっとうな人間のように見えるので、
逆に、彼の一連の行動が自分勝手な独りよがりの暴走のように見えて、
あんまり同情心は湧かないんだな、これが。
自己嫌悪心の塊、真っ暗な心には、同情の余地多々ありなのですが(←私、その辛さ分かるので)、単純にあの卑劣な行いは許せないちゅーか。コマロフさんが居て下さって良かった(安堵)
………
★其の四:硬質度★
ねつヘス ★☆☆☆☆
あひアギ ★★★★☆
ねつへスは、完全にイっちゃっていて、
いうならば、麻薬の海に溺れているマゾのようになっていますが、
あひアギは、すごい冷静に現実を把握して、物事を進めていると思う…ってか意外と慎重派?だからこそ、余計に卑猥度が増すんだけど…。
っつか、単に二人の持ち味の違いなのか?これ(笑)
………
★其の五:人間度★
ねつヘス ★★★★☆
あひアギ ★★★☆☆
だって、ねつへスのほうが、感情豊かじゃん!(爆)
(←ってか、そーゆー基準かよ。)(普通に考えたらあひアギだろ。)
なんかね、
あひ:冷酷冷徹派
ねつ:激情熱情派
っつー感じ。一言で表すと、ね。
あ、私は、リアルでは冷酷冷徹派のほうが、好みっす。(誰も聞いてない)
でも、この二人なら、ねつヘスのほうが好きです。
………
〔結果〕
総合点で、ねつヘスの勝利!!!(何の勝負だ?)
人間形成的には、明らかにねつへスのほうが異常性高いですが、
その時代的背景や社会的背景、育った環境などを考えれば、
ある意味、”洗脳”されたねつへスのほうには、同情心もかなり沸く…個人的に(爆)
それに対し、あひアギのほうは、
完全に自己中な計画的犯行のような気がするので、
やった行い(キャサリンへの暴行)に関しては、同情の余地もないのですが、
先程も言ったとおり、自己嫌悪心という面では、めっちゃ同情するんですよね。
でも、私は、ねつヘスのほうが、より人間的だと思う。
って、ん?
私、言っていること、かなり矛盾している??(分かっているらしい)
つまり、私には、
ねつヘスのほうが、動物の本能みたいな天性な嗅覚を持った、人間らしい人間に見えたのですが、同時に、異常嗜好を持ち合わせた、もはや人間の形をした魔物、にも見えた、という訳です。
(どーゆー締めだ)
何だかもう…恐怖とか同情心とか超えて…愛しかったよ、ねつヘス(笑)
それにしても、
ヘスの最期は(「ベルリンの秋」参照)、個人的にすごい感情移入できたんですが、
あひアギの最期は、なんちゅーか、ざまあみろ!って感覚でしたわ、私(笑)
でも、あひちゃんがよーやく、演り甲斐のある役をもらって、
それが何より、喜ばしかったかな。あひちゃん、本当に良かったねって♪
…ってな訳で、
私にとっては、遥か昔のことのように感じる『NEVER SAY GOODBYE』
最後の課題、ねつヘスあひアギ比較考察論、
この辺りで終わりにさせて頂きますm(_ _)m
長文にお付き合い頂いて、多々謝々。
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