どうしても...
どうしても、胸から離れなくなって、
もう、どうしようもなくなってしまって、
今日の夕方、家から飛び出して、梅田キャトルに行き、
さららさん御卒業公演のDVDを発作的に購入して参りました。

勿論、いずれは必ず手に入れるつもりだったの。
でも、まだ時期が早過ぎる気がして…避けてたんだ。
だって、思い出しちゃいそうだから。
たくさんの想い出が、一気に甦ってしまいそうだったから。

だけど、
最近になって、よく夢を見るようになった。

未来への夢。

そう!
ショーの中詰め。
さららさんで始まり、さららさんで終わる、あの場面。

舞台の上で、麗しく、キラキラと、
最高に素敵に輝く男役さららさんの姿、歌声、キメ視線...
あの時、客席から感じた全てが、美しい残像のように、響きの余韻のように、
ずっといつまでも残って、
ある朝、目覚めたら、それが「切望」なんだって気が付いた。
あっ、私、「求めてる」んだなって。
そう気付いたら、もう居ても立っても居られなかった。
そして、遂に購入した。

そして、夜になってから、
心落ち着かせて、部屋を真っ暗にしてから、ゆっくりと再生し始めたんだ。

「REVUE OF DREAMS」

ダメだった。
溢れ出したキラキラと輝く想い出たちの雫が、光を反射して、
眩しいほどに世界を照らし出して…

ほんの数ヵ月前まで、
実際にその空間の中に生きていたのに、
舞台のさららさんから受け取ったハートを、今でも熱冷め止まぬまま、
心に抱きしめているのに...

…意外とね、
取り乱したりはしなかったんだ。
だけど、観始めて、一瞬の内に、あの空間にタイムスリップしてた。

客席から観た舞台。

映像は、通常アングルで全体を映し出しているんだけど、
私の記憶にあるのは、この肌が覚えているのは、
さららさんだけをオペラグラスで追っていた、さららさんアングルの世界だから...

たとえ、画面からはみ出していたとしても、
私には見えているから...
無意識の内に、さららさんを観ているのね、追ってしまっているのね。
たとえ、画面に映っていなかったとしても、
私には、さららさんの存在を感じているから...何処にいるか、分かるから。

あまりにも、キラキラし過ぎて、
光が反射して、眩し過ぎるほどに、美しくて、
最後のショーが、「REVUE OF DREAMS」であって良かったと、心からそう思った。
お芝居は…やるせなかったけれど、
正直、最後まで、作品的に受け容れられなかったんだけど、
(←ミック自体は、素晴らしかったよ。)
あのショーがあったから、昇天することが出来た。

私にとって、
最初で最後の、さららさんだったんだよね。
ショーらしいショー、レビューらしいレビューに出ているさららさんの姿を、
生で体感できたのは、この舞台が最初で最後だった。
宙組時代の作品は、映像でしか拝見したことがないし、
私が初めて月組公演を観たのが、「花の宝塚風土記」だから、
それ以前のものも、映像でしか知らない。
こないだの「タカラヅカ絢爛」は黒塗りだったしね。
だから、レビューらしいレビューに出ているさららさんを観るのが、私の夢だったの。
本当は、サエちゃん時代に観たかったけれど、叶わなかったから。
でも、最後に観れて良かった。

さららさんで始まり、さららさんで終わる中詰め。

「未来への夢」

それは、幸せな夢の余韻。
私は、永遠に忘れることはないだろう。
ファンにとって、永遠に輝き続ける想い出箱の宝石の一つだ。

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