今回のベルばら、
一幕で私が最も睡魔に襲われるのは、庭園の場面である。
…だって、長々と幼子相手に夫婦生活の悩みを愚痴る王様も如何なものか。
おいおいって感じで、
初見の頃は、非常に冷めた眼でぼんやりと宙を見ていた。
でも、複数回通う内に、楽しみを見出したのよ。
楽しみというより、ある意味、残酷な楽しみ方なんだけどね。
王様に付き従う二人の少年(とゆーより幼子)ニコラスとルネ。
彼らを観察することに、眠気対策の活路を見出した私。
だって、ピチピチで可愛いんだもん♪しゅん君とどいちゃん!!ってのは、
まぁおいといて(爆)、勿論それもなきにしもあらず、だが、
そーじゃなくて、私が楽しんでいること、それは二人の未来を想像すること。
そもそも、ニコラスとルネ、彼らは何者なんだ?
そこからこの話は始まるが(私の中で・笑)、
私は勝手に、この二人をルイ16世とマリー夫婦の実子と設定することにした。
つまり、8歳で夭逝したルイ・ジョセフ、後のルイ17世ルイ・シャルル。
どいちゃん=ジョセフ しゅん君=シャルル、と仮定して、
彼らの未来、その後の人生を分かった上で、見ると、切ない。とても切ない。
哀れにさえ、思えてくる。
しっかり者のおにーちゃんと、甘えん坊のおとーと。
「おうさま、おうさま、」って、手をパタパタさせて、ほんと、ひよこみたいに可愛い☆
史実では、兄弟の年齢差は4つあるが、敢えてそれは無視して。
ニコラス=6歳、ルネ=4歳ぐらいだろーか。
あんなに、無垢で、無邪気で、ひよこみたいに可愛いのに、
ピチピチしてるのに、
あーなのにニコラス、僕はもうすぐ病死してしまうんだね。
ルネ、僕は公安委員に連れ去られてしまうのね。
そして、11歳にもならない内に、タンプル塔でひとりぼっちで神に召されてしまうのね。
そう、想像したら、
何だかね、あの二人の無邪気さが、幼さが、
痛々しくて、可愛そうで、無性に切なくて、哀れにさえ思えてきて、
思わず、胸がいっぱいになるの。
気付けば、泣きそうになりながら、母性本能剥き出しで二人を見つめているの。
(いや、究極涙腺が固い人間なので、泣きはしないがな)

…舞台では、ゲラでネアカで涙もろい人情派我らが星組英真組長が、子供相手に熱い演技を繰り広げているとゆーのに。

私、何やってるんだか(爆)

さらに続く。
いや、あまりに自分の中で、二人が王太子とゆーことで固定されてしまったので、
チュイルリー宮の場面、違和感ありありなのよ、マヂで。

正しくは、
マリー=テレーズは、弟ルイ・シャルルより7歳年上のお姉さんのはずなのだが、
まぁ、兄と妹、という設定に替えたのは、別に良し、としよう。(偉そう)
姉と弟、よりも、おにーちゃんといもーと、の方が、可愛いし♪
でも、一幕で
ニコラス=ジョセフ、ルネ=シャルル、と決めつけてしまった身には、少々きつい。
だってさ、王子がさらに幼くなってるからさ。
時間の経過と王子の成長過程が、反比例してるっちゅーありえない罠。
いや、ありえませんから。
まあ、私の非常に勝手たる妄想癖が生み出した自業自得の被害妄想であることは、とっくに分かりきっていますが。私はそこまで馬鹿ではない。

それにしても、若いって良いなぁ(←おばちゃんくさい)。
ルイ・シャルルの如月連ちゃん、マリー・テレーズの南風里名ちゃん、可愛い☆
歌もまぁまぁ巧いし、ちゃんと子供っぽいし、子マリー里名ちゃんで良かったのに…(呟)

で、My的ツボだったのが、
侍女@華美ゆうかちゃんに誘導されて、寝室へ向かうとき、
シャルルがパパに挨拶するテレーズちゃんを待って、
お兄ちゃんらしく、優しく妹のおててを、ハイって握ってあげて、
二人仲良さそうに、扉を出て行くところだったのだが、気付いたらおててハイがなくなってた!
ショック↓しゅん_ _;
そのおててハイ、が好きだったのにな。(未練がましい)

あ、ちなみにその場面は、公安委員たち識別に時間を割いていましたとよ。
どいちゃん、ど〜こだ?!って。(ある意味鬼)
あと、何故かビジュアル系のボス(違)みきちぐも、影ながら観察してました(笑)

たとえ、主役に興味はなくとも、楽しめる。
まさにこれぞ、
植田芝居だが何だろうが、ものともせずに熱演する濃すぎる星モブたちのクオリティー!
It’s a MAGIC!!!

だから、星観劇は楽しい。(そういうオチか)

コメント

nophoto
こんにちは
2006年2月12日12:49

Maiです。さっそく覘きにきました!何と言うか・・・文章がプロですね。すごく読みやすいしおもしろいです!!これからも時々見に来ますね。
私もそのうちブログをはじめるかもしれないので、もし良かったら見に来てください☆☆

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