今回のベルばら、
ゆーひさんの星組特出は、私にとって夢のよーなお話だった。
聞いた時は、びっくりしたけど内心嬉しかったよ。

だって、大好きなトウコちゃんとゆーひさんが、
しかも、大好きな星組で共演するんだもん。
……夢のよーなお話だよね。複雑な想いも多々あれど。
複雑な想いっちゅーのはあれだよ。
今時稀有な生粋の月組っ子ゆーひさんを、他組に特出させるってことにだよ。

でも、嬉しかった。
あとの特出メンバーは、名だたる2番手スターさまたちだよ。
これって、ゆーひさん、霧ヤンと並ぶ月組W2番手になったってことだよね?!
だって、別にゆーひさん出さなくても、
残りの期間はトウコちゃんがオスカル演れば済む話だもの。

嬉しかった。 楽しみだった。
でも、これは私にとって、一種の賭けでもあったんだ。

通常なら、
月組2.5番手(敢えて書く)ゆーひさんと、星組1.5番手(敢えて書く)トウコちゃんが、
同じ舞台上で肩を並べる、なんてこと、有り得ないじゃん。
あ、イベント関連は別ね。
あれは一種のお祭りだし、私、実際に生で観たこと、ないから。

御存知の通り、
私にとって、オンリーワンの存在(順位をつけられない唯一無二の存在)は、
ツキフネサララ氏と、アヤキナオ氏、二名だけである。
オンリーワン=一人じゃないの?と突っ込む声が聞こえてきそうだが、
いいんだ。私は、それが二人でも有り得るって信じているから。
二人とも、大好きな愛しい存在だから、どちらかなんて決めることはできないし、
二人とも、私にとって、かけがえのない方だから。

で、私の中には、ある階層基準が存在していて、
オンリーワンの存在っていうのは、つまり天上界を意味するのだわ。
何ていうか、手の届かない存在というか、
こんな人間の俗語じゃ、想いを表現できないほど、愛しい存在というか。
うぅ…口で説明するのは難しいが、特定のご贔屓がいる方たちには恐らく理解して頂けると思う。

で、問題はその次だ。
地上界。それは、上から下まで、非常に幅広い世界である。
よーするに、
LOVEまでは行かぬが大好きな生徒←→嫌いまでは行かぬが苦手な生徒
までのラインな。
あ、先に言っておきますと、さすがに冥界はありませんわよ(笑) 恐いし。

で、その最上階から一階下あたりに位置しているのが、
私にとって、オオゾラユウヒ氏とアランケイ氏であった訳だ(現在進行形)。
正しく言えば、トウコちゃんのほうが若干上手に位置していたかな。

で、何故かは分からぬが、
私は今公演中、よく友人たちから突っ込まれた。
「次、トウコちゃん(会)行っちゃうんじゃないの?・笑」
…何を言う?!友よ。それはありえませんってば!!
私はもうこの先、どこの会にも入らないつもりです。
一度限りの幻。永遠に甘い夢を見ていたいのだから。

でも、そう言われてしまうのも仕方ないほどに、
私、異常なほどトウコちゃんをオペラグラスで追い続けていたのだわ。
尤も、星公演観劇の際は毎度、のことだけど(爆)

前日の日記欄でも書いたが、
私が、今回の星ベルばら、複数回観劇した目的は、ぶっちゃけ、
役替わりオスカル:トウドレ=60%:40%だった訳さ。
でも、実際に蓋を開けてみると、
何てことはない、気付けば、
役替わりオスカル:トウドレ=30%:70%ぐらいの割合になっていたさ。
いや、出番の多さは比べ物にならないし、
私が言っているのは、「私が如何に見入っていたか度」のことよ。
トウドレが出ていない場面は、ひたすらオスカルを追っていましたがな。
「今宵一夜」〜「バスティーユ」までは、結局はトウドレを選んでしまっていた自分。

(あれ?!私、本当にトウコちゃん好きなのかな。「LOVE」まで行ってるのかな?)

正直、不安になった。
こないだ、愛する人を見送ったばかりなのに。
何で私、こんなに「ベルばら」通ってるんだ?!
完全にトウコちゃん目当てになっているよーな気がするのは、気のせい??
自問自答した。

だけど、
ホッとしたというか、安堵したというか、ある意味少しショックだったけれど、
あっという間に公演日程は進み、いよいよ待ちに待ったうひカル登板の日(って私の初見はうひカル初日じゃないけど)、ウキウキいそいそと宝塚へ行って、気付いたのよ。

『あ、二人ともやっぱり、これからも「LIKE」の存在以上にはならないだろうな。』ってことに。

いや、私、二人とも大好きよ。
この日もやっぱり、オスカルとアンドレの物語しか、追ってなかったわよ。
だけど、気付いてしまったんだ。

『やっぱり、「LOVE」までの存在にはならないよ』って。

とゆーのもな、選べなかったのよ、私。
いや、正しく言えば、結局はトウコちゃんを見ていた方が長かったりもしたが(笑)、
だからといって、何ていうんだろ?!
物語とか、周りの人たちを無視して(爆)、我を忘れてオペラグラスで愛する人を追っているあの感覚、一瞬たりとも逃したくない、そこまで強い意志は持てなかったんだよね。
ゆーひさんもトウコちゃんも気になって、オペラはすごい勢いで左右に動いていて、
それって良く言えばどっちも好きってことだけど、逆に言えばふらふらしている状態、
つまり、ほんとーの意味での「LOVE」は持っていなかったんだろうなって。

実を言うと、エリザの時も、特に千秋楽間近のフィナーレ、
さららさんとサエちゃんで同じような状況が起こったんだけど(どちらをとるか)、その時はやっぱりずっとさららさんだけを追っていた。
でも、千秋楽が近付いてきて、さららさんの男役はこれからも見れるけど、サエちゃんの男役はもう二度と観れない、そう思うと居ても立ってもいられなくて、だから、千秋楽間近の二回だけ、さららさんには申し訳ないけれど、断腸の思いでサエちゃんだけを一心に追ってしまったんだ。

二人とも観よう、なんて欲張りなことは、とてもじゃないが出来なかった。
それだけ、二人とも私にとって、大切な愛しい存在、オンリーワンの存在だったから。

ゆーひさんもトウコちゃんも心から大好きだし、
たくさんいる生徒さんたちの中でも、特に好きで応援していることは確かだけれど、
やっぱりまだ「順列上」に位置しているんだなってことに気付いてしまったんだ。
ごめんね。
二人とも、この先、No.1になる可能性はあっても、オンリーワンにはなれないわ、きっと。
まあ、私なんかがいなくても、二人には、それぞれ二人を大切に想い、
愛するファンの方たちが、たくさんこの世にいることは、分かっています。
そして、私はそれを、心から羨ましいと思う。
良いなぁ。
お稽古待ちや入り出待ち、客席から一心に追うこと。
あんなに満たされた幸せな時間だったってこと、今だからこそ、余計に深く実感できるよ。
だから、今、愛する生徒さんがいるファンの方たちには、”今”を楽しみ、
甘い夢を見続けて頂きたい。

影ながら、応援させて頂きます。

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