夢はいつまでも美しく、夢はいつまでも永遠のままで。@月エリザベート
2006年2月4日 月組 幕が開いた瞬間の、
あの興奮を、感動を、胸の高鳴りを、
私は、この先も一生忘れることはないだろう。
あれからもう一年経ったのか。
去年の今日は、月組大劇場公演の初日。
彩輝直サヨナラ公演でもある『エリザベート』が、幕を開けた日でもあった。
今でも、まるで昨日のことのように覚えている。
幕が開く瞬間の、あの何ともいえない緊張感、
客席全体が、恐ろしいまでの静寂に満ちていたその空間を。
私にとっては、これが生まれて初めての生エリザだった。
未知なる世界に、
私の胸は、期待と不安と、一種の楽しみと恐ろしさで、いっぱいいっぱいで…
ひたすら固唾を呑んで、舞台前方を見守っていた。
心臓はバクバクドキドキ。
幕が開いた瞬間と、
彩輝トートが表面に現れた瞬間の、
あの興奮と、感動と、胸の高鳴りを、私は永遠に忘れないであろう
凄まじい存在感だった。
この世のものとは思えないほど、まさに死神そのもの。
空気が凍りつくかのようなありえないほどの禍々しい美しさ。
耽美で妖艶で…危ないほどに魅惑的で。
私は、一瞬にして、彩輝トートに魂を吸い寄せられた。
そして、切なかった。
だって、すごく感情移入してしまったから。
彩輝トートは、「死」の存在でありながらも、すごく繊細な感受性を持ったトートだったから。
ごめんなさい。
だけど、私、最初から彩輝トートに魅入られてしまったのよ。
だから、正直、初日の出の時、
さららさんにお渡ししたお手紙には、そのことばっかり書いていたような記憶がある。
興奮しすぎて、
幕が下りた後も、ずっと余韻は冷め止まなくて、
書き殴るように、細かい字で、「感じた」そのままの感動を勢いで綴ったから、
勿論、エルマーについてもたくさん書いたはずだけど、
今、思えば、
それ以上に、もっともっとトートのことばっかり書いていたような気がする。
そして、何より、
影ソロがさららさんであった喜びが、私の中でとてつもなく大きかったから、
それについても、触れていたと思う。
私、期待してたんだよね。
もしかして、影ソロさららんなんじゃないかって。
だって、歴代のエリザ観たら、皆、歌唱力というより、声質が近い人を選んでるって感じがしてたから。
マリコさんにわたさん。ズンコさんにひなちゃん。オサさんにトム君。
だから、夢が叶ったときは嬉しかった。
だって、サエちゃんとさららんがつながっているんだよ。
大好きな二人が、つながっているんだよ。
私にとっては、本当に夢のように幸せで、初日が開いてからも、何回も何回も劇場に足を運んだけれど、この場面♪最後のダンス♪の場面は、いつも幸せの大絶頂だった。
…あれから、もう一年も経つのか。
本当に、あっという間すぎて、時間が経つのが早すぎて、何だか実感味がない。
でも、この一年の間に、
愛する御二人は、宝塚という夢の園から、翼を広げ、遠くへと飛び去ってしまった。
あれから、まだ一年しか経っていないのに、もう此処には二人はいないんだ。
そうふいに思い出したとき、寂しくて、切なくて、愛しくて、
あの頃の日々が懐かしくて、もう一度、時計の針を戻したくて、あの頃に戻りたくて…。
だけど、願いは叶わない。
叶うはずもない。これが、現実なのだから。
だから、過去に逃げるのではなく、前を向いて、歩いていこう。
大切な人たちを、この手で失ったわけではないのだから….
この心の中に、今でも美しく映し出されている想い出の宝石箱は、永遠に色褪せない。
そして、彼女たちへの想いも、永遠に果てしなく続いていく。
サエちゃん。
貴女の舞台、いつか必ず観に行くよ。
さららさん。
貴女にもう一度回り逢える日を私は心から信じて、いつまでも待っています。
だから…
今は、今だけは、少し夢を見させて。
一年前のあの日のことを、思い出させて….。
夢はいつまでも美しく、
夢はいつまでも永遠のままで。
あの興奮を、感動を、胸の高鳴りを、
私は、この先も一生忘れることはないだろう。
あれからもう一年経ったのか。
去年の今日は、月組大劇場公演の初日。
彩輝直サヨナラ公演でもある『エリザベート』が、幕を開けた日でもあった。
今でも、まるで昨日のことのように覚えている。
幕が開く瞬間の、あの何ともいえない緊張感、
客席全体が、恐ろしいまでの静寂に満ちていたその空間を。
私にとっては、これが生まれて初めての生エリザだった。
未知なる世界に、
私の胸は、期待と不安と、一種の楽しみと恐ろしさで、いっぱいいっぱいで…
ひたすら固唾を呑んで、舞台前方を見守っていた。
心臓はバクバクドキドキ。
幕が開いた瞬間と、
彩輝トートが表面に現れた瞬間の、
あの興奮と、感動と、胸の高鳴りを、私は永遠に忘れないであろう
凄まじい存在感だった。
この世のものとは思えないほど、まさに死神そのもの。
空気が凍りつくかのようなありえないほどの禍々しい美しさ。
耽美で妖艶で…危ないほどに魅惑的で。
私は、一瞬にして、彩輝トートに魂を吸い寄せられた。
そして、切なかった。
だって、すごく感情移入してしまったから。
彩輝トートは、「死」の存在でありながらも、すごく繊細な感受性を持ったトートだったから。
ごめんなさい。
だけど、私、最初から彩輝トートに魅入られてしまったのよ。
だから、正直、初日の出の時、
さららさんにお渡ししたお手紙には、そのことばっかり書いていたような記憶がある。
興奮しすぎて、
幕が下りた後も、ずっと余韻は冷め止まなくて、
書き殴るように、細かい字で、「感じた」そのままの感動を勢いで綴ったから、
勿論、エルマーについてもたくさん書いたはずだけど、
今、思えば、
それ以上に、もっともっとトートのことばっかり書いていたような気がする。
そして、何より、
影ソロがさららさんであった喜びが、私の中でとてつもなく大きかったから、
それについても、触れていたと思う。
私、期待してたんだよね。
もしかして、影ソロさららんなんじゃないかって。
だって、歴代のエリザ観たら、皆、歌唱力というより、声質が近い人を選んでるって感じがしてたから。
マリコさんにわたさん。ズンコさんにひなちゃん。オサさんにトム君。
だから、夢が叶ったときは嬉しかった。
だって、サエちゃんとさららんがつながっているんだよ。
大好きな二人が、つながっているんだよ。
私にとっては、本当に夢のように幸せで、初日が開いてからも、何回も何回も劇場に足を運んだけれど、この場面♪最後のダンス♪の場面は、いつも幸せの大絶頂だった。
…あれから、もう一年も経つのか。
本当に、あっという間すぎて、時間が経つのが早すぎて、何だか実感味がない。
でも、この一年の間に、
愛する御二人は、宝塚という夢の園から、翼を広げ、遠くへと飛び去ってしまった。
あれから、まだ一年しか経っていないのに、もう此処には二人はいないんだ。
そうふいに思い出したとき、寂しくて、切なくて、愛しくて、
あの頃の日々が懐かしくて、もう一度、時計の針を戻したくて、あの頃に戻りたくて…。
だけど、願いは叶わない。
叶うはずもない。これが、現実なのだから。
だから、過去に逃げるのではなく、前を向いて、歩いていこう。
大切な人たちを、この手で失ったわけではないのだから….
この心の中に、今でも美しく映し出されている想い出の宝石箱は、永遠に色褪せない。
そして、彼女たちへの想いも、永遠に果てしなく続いていく。
サエちゃん。
貴女の舞台、いつか必ず観に行くよ。
さららさん。
貴女にもう一度回り逢える日を私は心から信じて、いつまでも待っています。
だから…
今は、今だけは、少し夢を見させて。
一年前のあの日のことを、思い出させて….。
夢はいつまでも美しく、
夢はいつまでも永遠のままで。
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