オスカル朝海ひかるが宙を舞う。

何なんですか、あれ。
ふーん、そうですか。空飛ぶペガサスなのですか。
一幕のラストに、雪のトップスター様を乗せた、
全長約2・3メートル、高さ約2・1メートルのペガサスが約5メートルまで上昇、
客席の上を飛ぶんですね。

…って、恐いやんけー。(諤諤)
劇団、本っ当―に反省してないな。
こないだ、大きな事故があったばかりなのに。
いくら安全面で万全を期しているとは言っても、今のこの時期に、
このような試みを企むこと自体、何か間違っているような気がするのは私だけでしょうか?

絶対恐いよね。
危険だよね。
…安全に「万全」はありえないから。

何もそんな大胆なことをしなくても、
役者の力で、オスカルの凛々しさや美しさは勿論のこと、
客席の人々に、感動や興奮は与えられると思うのですが…。

そうなんですね。
…するんですね(ため息)。

劇団様、くれぐれも、安全第一に、お願い致します。
幕が開いた瞬間の、
あの興奮を、感動を、胸の高鳴りを、
私は、この先も一生忘れることはないだろう。


あれからもう一年経ったのか。
去年の今日は、月組大劇場公演の初日。
彩輝直サヨナラ公演でもある『エリザベート』が、幕を開けた日でもあった。

今でも、まるで昨日のことのように覚えている。
幕が開く瞬間の、あの何ともいえない緊張感、
客席全体が、恐ろしいまでの静寂に満ちていたその空間を。

私にとっては、これが生まれて初めての生エリザだった。
未知なる世界に、
私の胸は、期待と不安と、一種の楽しみと恐ろしさで、いっぱいいっぱいで…
ひたすら固唾を呑んで、舞台前方を見守っていた。

心臓はバクバクドキドキ。

幕が開いた瞬間と、
彩輝トートが表面に現れた瞬間の、
あの興奮と、感動と、胸の高鳴りを、私は永遠に忘れないであろう


凄まじい存在感だった。
この世のものとは思えないほど、まさに死神そのもの。
空気が凍りつくかのようなありえないほどの禍々しい美しさ。
耽美で妖艶で…危ないほどに魅惑的で。
私は、一瞬にして、彩輝トートに魂を吸い寄せられた。
そして、切なかった。
だって、すごく感情移入してしまったから。
彩輝トートは、「死」の存在でありながらも、すごく繊細な感受性を持ったトートだったから。

ごめんなさい。
だけど、私、最初から彩輝トートに魅入られてしまったのよ。
だから、正直、初日の出の時、
さららさんにお渡ししたお手紙には、そのことばっかり書いていたような記憶がある。
興奮しすぎて、
幕が下りた後も、ずっと余韻は冷め止まなくて、
書き殴るように、細かい字で、「感じた」そのままの感動を勢いで綴ったから、
勿論、エルマーについてもたくさん書いたはずだけど、
今、思えば、
それ以上に、もっともっとトートのことばっかり書いていたような気がする。
そして、何より、
影ソロがさららさんであった喜びが、私の中でとてつもなく大きかったから、
それについても、触れていたと思う。

私、期待してたんだよね。
もしかして、影ソロさららんなんじゃないかって。
だって、歴代のエリザ観たら、皆、歌唱力というより、声質が近い人を選んでるって感じがしてたから。
マリコさんにわたさん。ズンコさんにひなちゃん。オサさんにトム君。
だから、夢が叶ったときは嬉しかった。
だって、サエちゃんとさららんがつながっているんだよ。
大好きな二人が、つながっているんだよ。
私にとっては、本当に夢のように幸せで、初日が開いてからも、何回も何回も劇場に足を運んだけれど、この場面♪最後のダンス♪の場面は、いつも幸せの大絶頂だった。

…あれから、もう一年も経つのか。
本当に、あっという間すぎて、時間が経つのが早すぎて、何だか実感味がない。
でも、この一年の間に、
愛する御二人は、宝塚という夢の園から、翼を広げ、遠くへと飛び去ってしまった。
あれから、まだ一年しか経っていないのに、もう此処には二人はいないんだ。
そうふいに思い出したとき、寂しくて、切なくて、愛しくて、
あの頃の日々が懐かしくて、もう一度、時計の針を戻したくて、あの頃に戻りたくて…。
だけど、願いは叶わない。
叶うはずもない。これが、現実なのだから。
だから、過去に逃げるのではなく、前を向いて、歩いていこう。
大切な人たちを、この手で失ったわけではないのだから….
この心の中に、今でも美しく映し出されている想い出の宝石箱は、永遠に色褪せない。
そして、彼女たちへの想いも、永遠に果てしなく続いていく。

サエちゃん。
貴女の舞台、いつか必ず観に行くよ。
さららさん。
貴女にもう一度回り逢える日を私は心から信じて、いつまでも待っています。

だから…
今は、今だけは、少し夢を見させて。
一年前のあの日のことを、思い出させて….。

夢はいつまでも美しく、
夢はいつまでも永遠のままで。
私は、歌のうまい娘役が好きだ。
男役には、別に歌唱力はそこまで求めていないのだが、
娘役は、特に歌唱力がある子たちを無条件に愛でてしまう傾向が、私にはあるらしい。
(そんな私の最愛の歌姫は、仙堂花歩嬢。)

逆に、お歌が苦手な御方々だと、ゲフンゲフン……受けつけられません。
タン・リー様とか、声質が綺麗であれば、まだ大丈夫なんだけどね。

そんな訳で、この度、
TCAミュージック・サロン『エンカレッジ コンサート』
が催されると発表になったとき、わたしゃ、狂喜乱舞しましたよ(大げさな)。

何で…って、
普段、本公演等では、
月の光の下でひっそりと咲いている小さな青い花のような存在である、
秘められた歌姫たちの晴れ舞台が、思う存分、堪能できるからですよ。
…とはゆっても、メンバーを見る限り、やっぱり路線が多いけどな。
(←でも、前回よりまともな人選のような気がするよーな。)
(←尤も、わたしゃ、前回エンカレ開催時は、ヅカの存在自体知らなかったのだが)

とゆー訳で、
私が楽しみにしているのは、男役さんより当然娘役さんのほうであったりするのだ。

今日は第一回(どうやらシリーズ化するらしい)。
月組をチェックしてみることにしよう♪

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月エンカレ

 出演者
楠 恵華、研ルイス、椎名 葵音姫すなお、青樹 泉
彩那 音、星条海斗、憧花ゆりの、彩橋みゆ、羽咲まな
麻華りんか五十鈴ひかり、沢希理寿、彩星りおん、夏鳳しおり、海桐 望

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たまこちゃん。
私は貴女の繊細な歌声が大好きです。
「熱帯夜話」♪チュルクの恋♪でのサエちゃんとのデュエットは、私にとって夢のようでした☆
「REVUE OF DREAMS」の砂漠のデュエットも好きだったな♪
期待しています。

音きちくん。
私、貴女の顔を見ると、みどりさんを思い出すのですが、
うーん、巧いんだけど、高音も普通に出せるんだけど、
彼女の歌声って、あんまりしっとり感がない気がするんだよね〜。
カサっとしているとゆーか。「エリザ」美容師のソロは私的にいまいちでした。
でも、♪FOREVER DREAM B♪で少し見直したので、今回は楽しみです。

すずなちゃん。
さららさんバウ「BourbonStreet Blues」にて、
バリバリ歌コーラスで活躍しておられたので、そのときの印象がやっぱり強い。
正統派クラシック歌唱というより、
ソウルフル?あるいはJAZZY?な感じの、カッコいい崩し方?のできる歌姫さんなので、エンカレでどんな歌を魅せてくれるか、興味深々です。

まなちゃん。
実は彼女、私と同じ母校の出身で、私にとって先輩にあたる方なので、
密かに勝手に親近感を持ったりさせて頂いているのですが(笑)、
彼女の、決して「外さない」音感&歌唱が、聴いていてある意味爽快です。
「エリザ」侍女のソロ、音かましたり外したの、一度も見なかったな。
今回、しっかりとそのお歌が聴けるのだと思うと、期待に胸が膨らみます。

りんかちゃん。
何を隠そう、私的に一番楽しみなのは、麻華りんかちゃんなのです。
何か知らないけど、好きなのよ〜、あの独特の感じが(顔も存在感も)。
前月組大劇場公演のとき、娘役さんと言えば、彼女とナッツをひたすら追っていました(笑) 
彼女のソロを聴くのは、もしかしなくても「愛しき人よ」以来かもしれない。
楽しみ〜♪

その他。
みゆちゃんは、正直あまりよく存じ上げません。
しおりちゃんは、エリザやJAZZYでヴァイオリン弾いてた子だよね?!そうか、歌も巧いのか。

でも、一つ不満。
ナッツを出せ〜!!!!!!!!!!!(叫)
確かに「歌姫」ではないだろうけどさぁ、観たかったのよ、彼女の晴れ舞台が(個人的趣味)。

そして、いくら娘役さんのほうに興味が偏っているといいつつも、
月組は、近年、一番親しみのあった組でもあるので、男役さんにも過敏に反応(笑)

…あの〜、最初に一つ異議申し立てていいですか?

モリエちゃんって、歌、巧い??????????(果てしなく疑問)
いや、音痴とは思わないけれど、決して巧くはない気が、ワタクシ、致しますのよ。
というか、バウという狭い空間の中で、ソロは….正直、あまり聴きたくない(爆)
いや、彼女のこと、別に嫌いではありませんよ。
彼女を観てると、マリコさんを彷彿させるので。
垢抜けて大っきくなぁ〜れ!と思うのですが、エンカレとは少し違う気がする。

で、話は戻るが、男役陣の中で、一番私が楽しみにしているのは、
その名も、ひろみちゃん!!!!!
ぶっちゃけ、「楽しみ」の90%が、単なるMy好み。であったりするのだがな。
ええ、彼女も決して「歌」を敢えて武器にしているタイプだとは、これっぽちも思っていませんよ。
単純に好みなんです。彼女の男役が、萌え。なんです。
最初は、彩輝氏の妹ということで、注目していたのですが、気付けば愛でていた(笑)
すごい秘められた未知数の色気と魔力を持っていますよね、彼女。
彩輝氏が御卒業されてからというもの、どんどん舞台化粧が姉に似てきているところが、また素敵。
彼女のほうが小柄で華奢な分、余計に危険度は高い気がする(色んな意味で)。
エンカレで思う存分溺れられる、なんて今から幸せの涎です。

その他の男役諸君。

まゆげさんは、さららん同期。
…今は観るのが辛いかも。思い出す、フェアウェル(涙)
ルイスさんも、これまた、さららん同期82期生。
…うう、辛い。
マギーは、ごめんなさい。あまり好きではありません。
…多分、濃くて濃ゆいんだろうな(恐るべしマギーワールド)
五十鈴さんには、期待しています!!
やっぱり一番印象に残っているのは、「なみだ橋えがお橋」なんですけど、あの時まだ研1?!凄い歌唱力(唖然)。しかも、しっかりとした男役の歌。なのが、良いですな。
エリザのエーヤン歌手もご立派でした。
あとの三人は、すみません!全く前知識がありません。チェックします!!!

でも、これだけ楽しみ楽しみ言っといて、実は、チケットなんてないんですけどね。
私、友会入ってないし(爆)
しかも、オクとか定価以上チケには、絶対に手を出さないタイプなので、
(むしろ、定価以下を狙うタイプ)
どうしよう…..掲示板に出なかったら………………..(諤々)
何としてでも、一回は観たいなって思っとるんですがね。
フィナーレの淑女、膨らむ妄想(笑)@星ベルばら-淑女S編-
かっしーが、「氷の彫像」なら、
ミズさんが、「蛇女」なら、
ゆーひ君は、「月の微笑」
…という比喩的表現があてはまるそんな感じ。

ベルばらフィナーレ「小雨降る径」のお話。

☆★☆

ゆーひ君は、
あくまでCool&Beautyに、
挑発するのでもなく、意図的に誘う訳でもなく、
月の微笑のように、気まぐれに男を誘惑する雌猫のように、
しなやかに、
母性本能をくすぐるような甘さもたまに見せつつ、
でも、基本は無表情で、Cool&beautyなベビーフェイス。
男役とか女役とか、そういう次元を超えて、空前絶後ゆーひ君。って感じ。
素敵すぎて、とろけそうになりました。

「月明かりの下…雨の中で私を冷たく、優しく抱きしめてくれますか?」

☆★☆

かっしーは、「氷の彫像」。
もはや体温すら感じられないの。
フランスの山奥、いまや廃墟となった古城の中に、
生きたまま凍ったかのような、金髪に青い瞳の女性、氷の彫像。
あるいは吸血鬼?
体温は、異常なほど低いの。
だけど、異常なほど攻撃的なの。爪が長く尖っているような…
わたさんの、熱い生き血を渇望して….冷たく弄ぶように誘惑する。
氷の彫像のまま。
美しすぎて麗しすぎて、その上、無表情で挑発的。
もはやこの世のもの(存在)とは思えません。
その上、あの立派なおでこがきらきらに光り輝いております(爆)

「…私(わたくし)を、綺麗に殺めて下さりますか?」

☆★☆

ミズ氏は、「蛇女」。
男のものとも女のものともつかぬ不思議な色気が、
そこはかなく一面に漂っております。
無意識の内に魂が吸い寄せられていってしまうような、
ミズ氏の立派な顎と、独特の色気は凄まじい破壊力です。
女性的。ほんとーに女性的。
この人、「男役」としての色気も、空前絶後の破壊力なのに、
何故、「女性」としての色気も、こんなにただ漏れしているのですか???
完全に、溺れてしまったのですが…..

「…私(わたし)を、薔薇の花びらの上で、安らかに眠らせて下さりますか?」

☆★☆

…って。
私は、正常ですからね!!!(爆)
いや、だって、なんか読み返してみると、危険すぎなんですもん、文章が….
一種の妄想癖??
いえいえ、私は断じて正常です(言い訳がましい)

それでは。
遥か記憶の彼方ですが、コム男さん大夢の淑女についても、思い出したらまた追記いたします。

 
そんな訳で(どんな訳だ)、
唐突に、ベルばら番外編(笑)

私、今回のベルばら、
一幕最後の、宮廷大広間の場面は、
ひたすらオスカルアンドレをオペラでピン撮りすることに終始している訳ですよ。
ですので、これまで、他の方たち(フェル、マリー含む)は、
申し訳ないほどに、アウト・オブ・眼中だった訳ですな。

ところが、昨日のことです。
下にも書いたように、
一幕は、うひカル×トウドレにいまいち萌え切れなかったため、
それでも、二人に重点を置きつつも、
気付けば無意識の内に、周りの方たちの様子も観察していたのですよ、自分。

あの〜ちょっと、そこの奥さん?!
超面白すぎるんですけど〜!!!(大受け)
何なの、あの星娘たちの熱さ!!わたしゃ、思わず吹き出しそうになりましたよ。
いや、寧ろ心から敬意を込めて、拍手を差し上げたくなりました。
ちょいと貴女たち?!ってかそこの御二方?!
熱演しすぎて、顔が恐ろしいことになっていますわよ?!!(失礼)

ここは、ベルサイユ宮殿の大広間。
ルイ16世の元へ、スウェーデン帰国の挨拶をしやって来る一介の留学生フェルゼン君。
そして、なにやら話が白熱して、質疑応答を繰り返しているわけですよ。

わたフェル君の一言一句に、皆、何かしらの反応をしている。
そんな中、人一番熱く、スーパーオーバーリアクションを繰り広げている方、約一名。その名も、ランベスク子爵夫人、貴女だ〜!!!きんさん(朝峰ひかり)、貴女、素敵すぎです。
顔が百面相の如く、すごい勢いで変化しているんですよ。

わたフェル「実は、婚約など致しておりません」

「何だと〜??????????!!!!!」

ざわざわとする宮廷内。

愛する人の想いを胸に、熱くその歌声を響かせながら(爆)、マントを翻し、カッコ良く去って行くフェルゼン

その後姿を為すすべなく見送りながら、
ランベスク子爵夫人、号泣どころか、もはや嗚咽しとります(爆)

そして、もう一方。
その名も、シッシーナ伯爵夫人(高央りお)。
あの〜、顔、かなり恐いんですけど〜??(恐る恐る)
眉毛つりあがってますよ?!夫人というより、男顔、否、オカマ顔ですよ?!(爆)
ハンカチで涙をぬぐう芝居をしているんだけど、
なんか、すごい形相なの。この御夫人も。

そして、フェルゼンと、そんな二人の取り乱している様子を、
冷ややかな目つきで、冷笑しつつ見つめているオスカル派のモンゼット公爵夫人(出雲綾)とべザンバール公爵夫人(しのぶ紫)であった(笑)
「天使のように真っ白な、純粋な美しいオーラをまとった堕天使」

それが、私から視たうひカルのイメージ。

何かね、
容姿的とか、演技的にとか、云々じゃなくて、
なんて素直な役作りなんだろうって、微笑ましくなったの、私。

だって、”溢れて”いるんだもん。
ゆーひさんの想いが。
ああ、本当にベルばらの世界に憧れていたんだなぁ、
本当に、これに出るのが夢だったんだなぁって。
ゆーひさん自身の想いが、
ベルばらに出ていることの幸せ、
オスカルを演じられることへの喜び、嬉しさ、
その純粋な想いが、
微笑ましいほどに、たくさんたくさん伝わってきて、
何だか、母親が息子を見守るような心持ちで(笑)、気付けばうひカルに魅入られてた。

そう、とても微笑ましかったのだけど….

ゆーひさんって、意外と演技は淡白系だよね。
薄いとか、一本調子だとか、そういうことを言っている訳ではなくて(断じて違う)、
どちらかというと、花カラー?あっさりとしてる。

何なの、この矛盾性。
容姿的には、思い切り萌☆タイプなのにね。
意外と、中身は淡白なのよ。いや、淡白というか、「一匹狼」気質?
内へ内へと、殻に閉じこもっていく感じ。
それって、単にシャイなだけなのか?(笑)
それとも、初めての星組、なかなかオープンにできないのか?(笑)
その気質が、たとえばルドルフとかそういうキャラだと、良い方向に溺れられるのですが。

一幕。
うひカルは、絶えず自分の中で葛藤していた。
誰にも”心”を開こうとはしないのよ。
決して、本心を表面には曝け出さないのよね。
アンドレにさえも、心身を完全に委ねてはいない。
…自分の中だけで、内に秘めた想いに苦悩し続けているのよ、彼女は。

フェルゼンにその密かなる想いを勘づかれる場面。
「…もしや、貴女は…..??」 by フェルゼン(台詞うろ覚え)
キリッとした瞳で一瞬わたフェルを見つめて、
すぐに伏せがちに、避けるように握っていた手を離す瞬間、そのうひカルの表情。
そこに、うひカルらしさが一番顕われている気がした。
うひカルの心の”強さ”、そして、それと相反する”脆さ”が、痛いほど伝わって来たんだ。

殻の中で、
独りぼっちで暗中模索している状態というか、独りぼっちで戦っている。
そして、苦しんでいる感じ。

「こんな僕を、心から強く受け止め、抱きしめてくれる人はどうせいないんだ」みたいな。

そこが、ゆーひさんらしいというか、何というか、
私、そんなゆーひさんが心底好きよ(笑)
愛しいわ☆

ませた子供というか、
大人びて見えて、実は強がっているだけのうひカル。
そんなうひカルに対してのトウドレは、何だかもはや悟りの境地にまで行ってしまっていてね(爆)
ふ、ふ、深い……………….(ため息) 渋い………………………….(萌)
これまでとは比べ物にならないほど、「大人」。
静かに、静かに、
影のようにオスカルを後ろから見守り、支えていて、
でも、決してその密かな想いを、表面に出そうとはしないの。
ひたすら、辛抱強く堪えているのよ。
本当に奥が深くて、
自分の感情を抑えて抑えて、内に押し殺して押し殺して、正しく「影」の存在。
いやん、素敵(ハート) トウコちゃん、素敵に大人すぎです(溺)。

だからね、
お互いが、それぞれにあまりに「孤独」なキャラなものだから、
今までは、各ドレ×トウドレ萌できていたのに、今回は単体萌えしかできなかった。
…という訳で、正直、前半(一幕)はいまいち乗り切れなかったのですよ、ワタクシ。

それがね…..
二幕に入ると………………。

萌えに萌えましたとさ(笑)
前半の二人が、あまりに耐えに耐え忍ぶキャラだったもので、余計にその反動が。
えぇ、凄まじかったのですよ。
「今宵一夜」〜「バスティーユ」までの展開が。
というか、うひカルトウドレの心の距離の急速な縮まり方が、
もう、もの凄い(私の中で)ドラマティックでね、思わず鼻血が出そうになる勢いでした(爆)

元々ね、
私、ぶっちゃけうひカルを一番楽しみにしていたのよ。
大好きな星組で、
しかも、大好きなトウコちゃんゆーひさんが、
オスカル×アンドレで共演するなんて、私にとっては夢のよーな奇跡だったからさ。
だからこそ、
一幕では、あまりに互いに「孤独」だったもので、
ぶっちゃけ、期待外れというか、少しもの寂しかったのよ(爆)
…×(かける)の萌え☆を期待してたからさー。

それが、二幕に入って….

「今宵一夜」を経て、
二人の距離は急速に縮まるの。
寧ろ、一気に心身ともに通じ合う…ってか。
もう、凄いのよ!!(鼻息荒く)
あのシャイな(って表現もどうかと思うが)うひカルが、トウドレに完全に溶けているのよ。警戒心も何もなく、完全に身も心も委ねているの。
あの「忍」のトウドレが、うひカルに、ストレートに感情を顔の表面に押し出しているのよ。もう、完全に自分のものだって感じで(爆)

お互いに、心を完全に開いているのよ。
お互いに、心を完全に許しあっているのよ。
一夜の××だけで、こんなにも素直になれるものなのか?(笑) っていう。

えぇ、萌えに萌え狂いましたとさ。

「この戦いが終わったら、私たちの結婚式だ!」(だっけ?)
「ああ!」(だっけ?)
いやん、二人とも、素敵(危)  …何て、素敵なの。

また、トウコちゃんの死に際の熱演がたまらなくてね。
どんどんどんどん深くなっていっているよ、この人………好き(馬鹿)
もう涙涙……………..ゆーひさんの悲痛な叫び声も、また胸にソソル!
…ってかセクシーで素敵(爆)
んでね、
アンドレが死んだ後、そこからオスカルの最大の見せ場、バスティーユとなる訳ですが。
うひカル、本当に美しかったのですよ!これが。
キラキラ、キラキラしててね、
天使のようでね、でも、天使なんだけど堕天使のような美しさなのよ!(は?)

「天使のように真っ白な、純粋な美しいオーラをまとった堕天使」

私には、そう見えたの。
何で?って、私にも説明できないけど、そう感じたんだから仕方ない(開き直り)
堕天使っていっても、
別に禍々しいオーラを発していたとか、そういう訳ではないのよ。
本当に、それこそ生まれたての光のように、純粋な美しすぎるオーラなのよ。
でも、堕天使。
でも、キラッキラしてた!!(目、輝かせつつ)
スターオーラに、満ち溢れていた。

それは、もしかするとあるいは、
生粋の月っ子ゆーひさんの生まれ持った純粋な月オーラが、
全組一濃い星カラーの巨大なパワー(オーラ)の中で、
一人だけ異質なオーラを放っていたからかもしれない。(勿論良い意味で)

そして、それプラス、「オスカル」自身の後光と合わさって、
とてつもなく美しい光の空間がそこに広がっていたのであろう。

でも、何より、
ゆーひさん自身の、
ベルばらへの憧憬、オスカルを演じられることへの純粋な喜び、嬉しさが、
天使のように真っ白に、素直に、透き通るように、溢れ出ていて、
その「純粋」さが、あの美しいオーラを生み出している気が、私はした。

うひカル、
本当に、微笑ましいほどに、夢の世界の王子様(じゃないか)でした。

…大好きだよ。
幼稚園児並みのお絵かき(笑)
久々にお絵かきしてみた。

いちおー、トウドレ×ミズカルのつもり。

似てねー(笑) けど、いちお、アップしてみた。

絵才はないが、たまにはこういうことするのも、楽しい。
ミズカルは、瑞々しく、凛々しく、美しい女性だった。

観終わった後、私はそう感じた。

容姿的には有無も言わせぬ完璧さであったが、声や芝居は”男役”だったコムカル。
容姿的にも美しく、植田芝居も実力で完全にものにしていたが、
その分、貫禄があったカシカル。
芸達者で可愛かったが、如何せん植田芝居役者ではないキリカル。
(きりやんは正塚先生ものとか現代もののほうが合う)。

ミズカルは、瑞々しく、凛々しく、美しい女性だった。
ミズさんのオスカルは、
観終わった後、私の中では、一人の女性の一生というより、
神聖さと勇敢さを併せ持つ高貴なる女神の伝説って感じで息づいていたり。
まるで、宗教絵画とかに描かれていそうな…。
私が一番にイメージしたのが、
ドラクロアの”民衆を導く自由の女神”なんだけど、
何だろうね、衛兵隊士や民衆たちの怒りやパワー、荒々しい"原色"の中に、一人清らかなまでに美しく輝いているその透明感。
透明感に満ち溢れながらも、”凛々しさ”や”聖なる魂”を持った、そんなオスカルでした。

”女性的”というか、声も仕草もナチュラルに普通に女性なのね。
何なんだろうね。
ミズカルの、ナチュラルな女性としての繊細さが、私を引きつけたのかな。
なんか、すごく共感した。
感情移入した。
本当に、自然体な一人の女性だったんだもん。
だから、何だろう、
さっき言ったこととは矛盾しているけれど、ある意味等身大ヒロイン?のような。
守ってあげたくなるような、そんな感じ。、
でも、だからといって、変に弱弱しい訳では決してないのね。
しっかりとした「魂」を持った、れっきとしたオスカル様なの。
でも、男装麗人というより、本当に普通に女性。

ミズカルは、自然体なんだけど、でも、ありえないほどに美しいんだ。
何なの?あの透明感。
見かけじゃなくて、精神というか、本当に崇高なまでに美しかった。
だから、その存在が、女神のような神聖さを生み出していたというか。
(容姿的にも美しかったですよ)

最後のバスティーユの場面。

あそこのミズカルは、まるで美しく尽き果てる炎の水晶のよう。

コムカルや、
カシカルや、
キリカルには、
どちらかというと、オスカルそのものから「人間味」「力強さ」を感じたのだけれど、

ミズカルには、
「力強さ」というより、「凛々しさ」、清清しいほどの透明感を感じた。
透明といっても、それこそ水晶の輝き、のような。
神聖なオーラというか、
叫びや、怒りや、所謂”人間の感情”を、全て包み込み、
超越してしまうほどのある意味恐ろしくも美しい静かな後光に満ちていたというか。
「動」より、寧ろ「静」で、
ミズカル自身はすごく透明で、
そのやり場のない叫び、怒り、苦しみ、”動の感情”は、
全て神剣の矛先に集まっている感じで、
ミズカル自身はありえないほどの静かな美しさに満ちているの。
でも、単なる「静」じゃなくて、「動」を超越した「静」なんだ。
だから、恐ろしいほどのエネルギーが静かに静かに満ち溢れていて….
美しかった。
銃弾に一度は倒れたミズカル。
だけど、
最愛のアンドレから生命(いのち)の源をもらって、
寧ろ、アンドレと同化して、
最後の力を振り絞って立ち上がり、”炎の魂”を抱いて、
渾身の力で敵に立ち向かっていく….みたいな。

純粋に感動しました。
感情移入し、泣きました。
(いや、私は究極涙腺が固い人間なので、実際には泣きませんでしたが・爆)

視点を変えて説明すると、
タイプ的には、たぶんカシオスカルとミズオスカルは同列の位置に在すると思うのよ。
でも、ある境を越えて、両オスカルは両極端に位置する。

神に召されるその瞬間、
鮮やかなカラーが鮮烈に飛び散っていくような、そんな印象のカシカル。
凛々しく儚く、炎の水晶を魂の深底に浮かべたまま、命が尽き果てる、そんな印象のミズカル。
(*1/6の日記参照)

カシカルは、鮮明に脳裏に焼きつくような、そんな鮮やかな印象を人に与えるのに対して、
ミズカルは、その凛々しさと透明感がしっとり心を潤わせる、
そんな印象を与えるような、そんな気がしたんだ。

絵で例えるなら、
カシカルは油彩、ミズカルは水彩のような(ミズサイじゃないよ・笑)

どちらも、美しくて、
どちらも、麗しくて、
今なお、私の胸を捕えて、離さないの。

どちらも、素晴らしかったけど、
でも、私的にはミズカルのほうが好みだった。

そんなこんなで、
私にとっては最初で最後のミズカルでしたが(雪はまた別)、
こんなことなら、無理してでも、先に一度観ておくんだった…って後悔してしまうほど、
私的にはクリーンヒットのミズカル様でした。

歌唱力的には、…だったけどね(爆)
ミズナツキのオスカルは、瑞々しかった。(シャレにあらず)

星組『ベルサイユのばら』 オスカル:ミズナツキ 版
楽のお話。

本日、水楽に行って参りました。
目的は、ミズカル。目玉は、うひカル。そして、いつでもトウドレ贔屓の私(笑)
当日券でも楽勝か、と鷹をくっていたら、とんでもない!
ま、今日はもともと立ち見席狙いだったので、別に構わないが、
私が行った時(13時ぐらい)には、既に座席は完売していた。恐るべし!!

さて、何故私が立ち見席を狙ったかというと…目線に飢えていたから(笑)
だって、B席17列じゃ、どうしようもないんだもん(貧乏学生)。
…という訳で、前の晩から上手をとるか下手にするかで、意味もなく真剣に悩んでおりましたとよ。

結局選んだのは下手。
何故なら、神のお告げがあったから(笑) >単に直感。
というか、前夜に、ユメの中で、うひさんが下手下手〜って言うから(爆)
そしたら、それが大当たり!!!
いや、別に狙い目線って訳ではないのですが、
アンドレの銀橋ソロ
♪オスカ〜ルオスカ〜ル君は心の白ばら〜か〜♪のところ、
もろ視線直撃固定状態でしたよ。
顔の方向だけじゃなく、瞳の中の点?が本当にこちらに向いているの。
トウコちゃんの大きい瞳で見つめられた瞬間、どうしようかと思いました(馬鹿)
しかも、そのフレーズの間ずっとだし。
ドキドキが止まらなくて、バクバクが止まらなくて、
もうそこだけでノックアウト。完全に固まっていましたとさ(笑)

ちなみに、話は前に戻るが、
私は今公演、完全にオスカルアンドレ目当てで行っているので、
ハンス様だのマリー様だのジェロ様だの、他の方にはほとんど見向きも致しません(失礼)。
(オスカルアンドレ出ていない場面は、モブウォッチャ&ーハンター・笑)
なので、プロローグは当然、ミズカルを待ち構えていたのですよ。
本日ミズカル楽日にも拘らず、私にとってはミズカル初見日でもあったもので、
もう、期待や不安(良い意味でのね)やドキドキ感で胸はいっぱい☆
今か?今か?キターーーーーーーーーー!!!!
キャー!!!素敵〜っ!!!!!
.....すみません。
何より先に、ワタクシ、そのに殺られてしまいました〜!!!!!!!
キャー!!!素敵〜っ!!!!!顎〜っ!!!!!!!みたいな(キラリ)
すごい連鎖反応(爆)
んで、その素敵さに溺れ、プロローグ中ずっと見つめてたら(オペラピン撮り)、
心なしか一瞬目が合ったような気が致しました。(幸せな勘違い)

…って、最初からアホみたいな自己中発言ばかりですみません。

そんな訳で、ミズカル、確かに私の第一印象がその立派な顎☆だったことも、恐れ多くも紛れもない事実なんですが、それは、私の「浅い」部分から見た感想であって、私の心の中の二重構造(ミーハー的な感覚と、内面的な感受性)のもう一つは、もっと深く、たくさんのことを「感じた」ので、それは明日の日記に書こうと思います。

それはそうと、
今日はいつも以上に本当にオスカルアンドレしか私、観てなかったです(爆)。
ミズカルが予想以上に私の心にクリーンヒットで、
二人の距離が離れているときは、どちらを取るか本当に悩みましたけれど、
結局はトウドレに寄りつつ、
でもどちらも捨てられなくて、すごい勢いでオペラを左右に回してた(笑)
アンドレ死ぬシーンは、いつもトウドレの演技から目が離せないんだけど、
でも、今日はミズカルも気になって気になって….でも、やっぱりトウドレ見てた。
だって、トウコちゃん、どんどん深くなっていってるんだもん。
もうやりきれなくて、堪え切れなくて、どうしようもなくて…トウコちゃんの湿度の高いお芝居が、私、大好きです。
(コメディーはあんまり好きじゃないんだけどね^^;)
トウドレについても、いずれ深く語りたいな。

あ、フィナーレの話も少し。
「小雨降る径」
オスカルとはまた違った意味で、もうドキドキでしたよ〜(鼻息)
だって、ミズさんの女装姿なんて…….初めてなんだもん!!!
いや〜冷たい女だった〜!!(嬉) クールな美貌がたまりません!!!
女装というより、普通に女性なのよ。
だけど、鬼畜なのよ〜。私には「蛇女」って響きがぴったりって思ったんですけど….
あ、変な意味じゃないですよ、あまりに美しかったので、つい。
いや、鬼畜度的にはカシゲちゃんの方がインパクト強かったんですが、
ミズさんには最強の武器、生まれ持った色気があるからな〜(笑)
美しいおみ足も、思う存分堪能させて頂きました。
…ってか、男役さんの生足って、すごい破壊力!すごい萌!!なんですけど(危険)
踊る淑女Sについての比較論も、是非いつか熱く語りたい気分です。(だから危険)

そういえば、今日は(いつもだけど)一人で宝塚行ったんですが、
偶然にも、劇場で二人の知り合いにお会いして、びっくりの一日でもありました。
親しい人ならともかく、
一人は、知り合いの知り合い、みたいな方で、劇場外で声をかけられ、
しばらくそのまま立ち話(さららさん話とも言う)したんですけど、
もう一人は、キリカルの時にネットで知り合った方(チケット譲ってもらった)(ミズさんファン)で、幕間にばったりと会い、
「こんな偶然もあるんですね〜世界は狭いですね〜」などと(笑)

何処で誰に見られているのか分からないので、
下手に間抜けな行動や、ぽけーっとした顔で歩いてたら危ないなっと
そう思った一日でもありました。

あ、本日はミズカル楽だったので、最後にミズさんから挨拶があったのですが、
優しいお姉さまといった感じで、非常に好感を持ちました。
そして、次オスカルにバトンタッチの儀式?!
上手から登場したうひカル!!!うわ〜カワイ〜!!!!!!!!
なんか、すっごく可愛かったです♪
そして、スターさんオーラたっくさんで、キラッキラと輝いていました(*^0^*)
でも、可愛かった★
いやん、どうしよ〜!!うひカル、早く観たい!!!めっちゃ楽しみ☆★
ワタクシ、トウコちゃんとうひさん共に大好きなので、二人の共演は夢みたいです。
しかも、大好きな星組で、だし….幸せだなあ。
月組以外の組公演に初めて出演するうひさん。
どんなカラーを見せてくれるか、今からとっても楽しみです♪

…って、チケット持ってないんだけどね。
誰か持っていませんか????(ここで聞いても)
立ち見&当日B席狙いで2回は観たいなって思っているんですけど、
超良席で、一度観てみたい。。。(呟き)
桜の花舞う花の道を、
KちゃんMちゃん、私、そしてなぜかゆーひさんは、一緒に歩いていた。
遥か彼方に見えるオレンジ色の屋根は大劇場だろうか?

気持ちの良い晴天。
広がる青空、
ポカポカの太陽の温もり、
小鳥たちのさえずり。

私たち3人は、
春らしい、ふんわりとしたパステル調の衣をまとい、
今から訪れる夢の世界に胸ときめかせ、あしどりも軽く、期待に胸膨らませていた。
ちなみに、ゆーひさんは、黒スーツにサングラスのキマッた格好。
(サングラスはすぐに外す)
スターらしく、澄ました感じで颯爽と歩きつつも、私たちのとりとめのない話しに、
微笑ましそうに耳を傾けている。

やがて、話題が現在公演中のベルばらの話しに移った。

KちゃんMちゃんが、
各オスカルの感想を語り始めた。
かしげちゃんファンのMちゃんはその話しだったかな。
Kちゃんは各オスカルの魅力分析みたいなことをしていた。
先日ミズカルを観て来たばかりの私は、「ミズさん版も良かったよ〜」と持ち掛ける。

「でもね、私、ゆーひさんのオスカル、一番楽しみにしてるんだ。」
お世辞ではなく、心からそう思ってたから、そーゆった。

すると、ゆーひさん、子供のように純粋で、嬉しそうな笑顔で、
「ほんとー?!ありがと!嬉しいよ。ベルばらに出るのがずっと夢だったんだー^-^」

「うん。ゆーひさんならきっと素晴らしいオスカルを生みだせると思う。
でもね、私、ゆーひさん、ルドルフよりオスカルのほうが難しいんじゃないかって思うんだ」
…とここまで言って、私、何かまずいこと言ったんじゃないかって急に不安になって、
口をつぐんで立ち止まってしまった。

だけど、ゆーひさん優しかったんだ。
私の前に向かい合うような形で、腰をかがめ、私と同じ目線の高さになって、
その猫のよーな茶色い瞳で、私の瞳を覗き込んで、「どうして?」って優しく聞いてくれたんだ。

私は何だか安心して、再び話し始めた。

「だってね、ルドルフってゆーひさんのイメージじゃん。ハマリ役ってゆうか、何となく
ファンもイメージできて、何だろう、演るほうも、ルドルフや今までの引き出しから
"ゆーひルド"を生み出すのを後押してもらえるんじゃないかって思ったの。
でも、オスカルは男装の麗人だよ?!
特別な存在というか、引き出しにないというか、
オスカルは架空の人物だから、その分”ゆーひさんのオスカル”を創り上げていくのは、大変な作業なんじゃないかって、思ったんだ。」

とにかく、必死にしゃべった。
ゆーひさんは、そんな私の舌ったらずな説明を、
うんうん、と、私が恐がらずに話せるように、柔らかい表情で真剣に聞いてくれたんだ。
「伝えたいこと、分かるよ」って感じで。
そして、私がしゃべり終わって、
ゆーひさんが「確かにそうだよね….」って話し始めたところで、目が覚めた(笑)
そう、これは全部、夢の中のお話。(妄想にあらず)

こんな夢を見たのは、
たぶん、前の晩に、ベルばらのパンフを見ていたのと、
次の日、ミズカル楽をゆーひさん見たさも兼ねて、観劇しに行こうと心に決めていたから。
そして、何故、ここまで夢の内容を鮮明に記憶しているかとゆーと、
所謂、レム睡眠?
半分意識がある状態で、その夢を見ていたからだと思う。

幸せだったよ!
夢の中とはいえ、ゆーひさんと一緒に歩けたのだから。
そして、うひカルへの想いを伝えられたのだから(笑)

ちなみに、その後、目が覚めてからも、
残響のようにしばらくゆーひさんの声が残っていて、
「下手〜下手〜」と言われたの。(笑・翌日記参照)

夢といやそーいや、
その昔、なぜか『厳流』小次郎の格好で、
しかも、スタジオの縁側セットみたいなところで、
アイーダを熱演中のトウコちゃんのお稽古風景を、間近で見ている…といった夢も見たな。
あれも、かなり感動しました。

何はともあれ、今日(〔注〕日記を書いているのは1/27です)はうひカル初日。

今日は用事があって行けないのは悔しいけど、
うひカル、絶対観に行きたいな!!

うん☆
心から楽しみにしています!!!
今日はお休み。
昨夜までは、明日宝塚行こーかなあ。
逸翁デー興味あるしー等とぼんやり考えていたのだが、
朝起きてみたらすっかり昼で(爆)、何故だか行く気力もなかったのであっさり断念。
替わりに、妹に誘われて映画行って来ました。
何を観るとか全然決めてなかったのだが、
妹推薦の『ハリポタ』と『THE有頂天』は即却下(興味なし・笑)。
完全に私主導で、何となくこの作品を選んでみた。

『プルーフ・オブ・マイ・ライフ』

うん☆
肌触りが良い、というか、
私のフィーリングに合う感じで、純粋に魅入られました。
スコット・フィッツジェラルドじゃないけど、
人生にそっと寄り添っていてくれるような、そんなあたたかみと優しさが感じられる作品。
素朴な味わいというか、
無意味な派手さとか必要以上の過剰表現とかは全然なくて、
人間の本質…とまでは行かなくても、ハートにじんわりと染み渡ってくるような、
鉄筋コンクリートの高層マンションではなくて、
昔ながらの木造の家のような、ほっとするようなぬくもりに包まれる、そんな映画で。
とても余韻が美しかったです。

若さと、美しさと、天才的な数学者としての才能と──そのすべてに恵まれているのに、生きる気力を失ってしまったキャサリン。そのすべての原因は、最愛の父親の死。

―天才と讃えられた父がどんどん壊れていくのを私だけが見ていたー

ロバートは、キャサリンにとって、
最愛の”父親”であり、
理想の”数学者”であり、
何より、彼女にとっては、
唯一無二、”魂”を共有できる、そんな存在だったのだと思う。
天才ならではの”孤独”や”苦しみ”を、本当の意味で理解してくれるであろう唯一の存在。
ある意味、ロバートはキャサリンの鏡であり、
キャサリンはロバートの鏡である。
だから故、キャサリンは独りぼっちになった部屋の中で、ユメを見る。
正気と狂気の間でもがき苦しんでいたロバートの姿。
「研究を再開して欲しい」…キャサリンの願いはとうとう叶わぬまま。

「名だたる数学者がずっと昔から挑戦しているにもかかわらず、
             誰も成し遂げられなかった定理の証明を成し遂げてみせる」


ロバートの執念は、最期まで一瞬たりとも消えることはなかった。
最期まで、彼は数学を愛し、数学と生き、”天才数学者”として此処に確かに存在していた。
たとえどんどん壊れていっていたとしても….
キャサリンにとっては、
それは苦しみでもあり、一種の理想でもあり、微かな希望を抱いていたり…
だがしかし、その願いが叶うことはなかった。

ロバートが生涯を終えるその少し前、
キャサリンが遂に導き出した、これまで誰も成し遂げられなかった定理の証明。
そして、それは彼女にとっては、彼女自身に、
三年前のほんのひととき、
確かに「正気」だった天才数学者ロバートの”確かな存在”を証明したことにもなったのだ。

ロバート=キャサリン。

それはまた、父親と過ごした日々、『ブルーフ・オブ・マイ・ライフ』でもあった。 

―天才と讃えられた父がどんどん壊れていくのを私だけが見ていたー

都合の良いように人は天才を讃賛し、都合の良いように人は天才を見捨てる。

”真実”を見定めることができない、不条理な世の中。

ここにあるのは、”真実”の愛と、”真実”の生きる叫びだ。

………………………………………………

最初から、
私の心は、キャサリンの”孤独”に共鳴してした。
尤も、私には、そんな才能も、美貌も、持ち合わせてはいないけれど、
だけど、本質はそんなところにあるんじゃなくて、もっと深いところにあるんじゃないかって。
人間って、
いわゆる天才も普通のヒトも、みんなひとりぼっちで孤独な生き物だと私は思うのね。
強がっていても、それは隠せない。
何かね、心に響いたの。
何なんだろうね、この切なさ。
キラキラと湖を照らす光の雫のような美しくも静かな余韻。

『プルーフ・オブ・マイ・ライフ』

ささやかだけど、”形”じゃない”ハート”の「幸せ」をいっぱいもらった、そんな映画でした。
大河ドラマ。
毎年見ようと思いつつも気付けば途中で脱落している私。
前に見たのはえ〜っと…もしかしなくても「北条時宗」まで遡るかな。(何年前だ?) 

ええ、ワタクシ、世間での評判がどうであろうが「北条時宗」大好きでした。
個人的に俳優ワタベアツロウ氏が好きなこともあるのですが、
主人公より寧ろその兄、北条時輔に惚れてしまって…何ていうか、アンドレキャラ?(爆)(ある意味、時宗=オスカルキャラかも・笑)
もうね、深い精神性というか、神髄を見抜いているというか、
理性と知性も兼ね備えていて、「大人」って感じの落ち着きぶりがたまらなく素敵で、
時宗が「光」なら時輔は正しく「影」の存在なんだけど、(時宗は正室の子。時輔は側室の子)その渋さもまた良いのよ。
勿論、兄としてのプライドや弟への嫉妬心もなきにしもあらずも、
でも、結果的に時宗のことを最後まで誰よりも心配し、想っていたのは時輔なんだよね。
最終回は泣けました。
時輔のみならず、魅力的な人物がたくさんで、役者陣も豪華絢爛且つ私好み(笑)、
ギバ氏演じる安達泰盛(ヅカでやるなら英真組長とか似合いそうだよね)とか、
イケハタ氏演じる北条実時とか(美しい死に際?が印象的)(ヅカでやるならうひさん?!)、
何より、ミヤサコ氏演じる(←俳優としての彼は大好き)北条義宗の哀しく切なく美しい自決シーン(白雪と赤い血というコントラストが綺麗で)は、今でもすごく印象に残っています。(ヅカでやるならやっぱりさららんかな←熱さが合いそうだから・笑)

そんなこんなで、かなり虜となったこの作品、
友達に布教したり(笑)、ビデオに録って何度も繰り返し見たり、
放映された年から数年経った今でも、永久保存版としてとってある最終回と総集編を、
たまに見返したりしている訳ですが、
そうですね。あれ以来ずっと大河ドラマには足を踏み入れてなかったのですよ、ワタクシ。
いや、大河ドラマ自体にはずっと興味はあったんですけどね。

「利家とまつ」は、まずは俳優陣の話題性ありきという感じでいまいち食指が乗らず、
「MUSASHI」は完全スルー、
「新撰組!」も青天が苦手な(ヅカでも)私にはどうも気が乗らず(フジワラタツヤ氏は見たかったが)、
昨年の「義経」に至っては、最初(子役時代)は見ていたものの次第に足が離れ…。
だって、土曜の八時台って、バイトが入っていたり、宝塚行っていても、
出待ちしていたら確実に間に合わないし…タイミングが合わないんだよね、大抵。

でも、今年こそは!!!
と、新大河ドラマ「功名が辻」、初回から見始めました!!
そして、今日が第三回だった訳ですが、うん!!かなり私好み!!!
既に夢中になっております(笑) 
あっという間に45分過ぎちゃうってことはそれだけハマッている証拠ですな。

主演のカミカワタカヤ氏、私、好きなんですよね!
好みというより、俳優としての彼にすごく魅入られているというか。
爽やかなんだけど、深みがあるお芝居というか、風のような存在感があって好き。
「大地の子」とか、あの涙固い?私も泣きましたもん。

でも…でも……。
今の段階で、私が一番溺れているのは、その名も竹中半兵衛様だったりします(笑)
美しい!!何て素敵なキャラなの。
知的で、軍師としての能力に長けていて、でも、情があって….もう愛しいです。
でも、この後、病に倒れ志半ばに他界するんですよね…そこがまた良いのですが。
こういうキャラ、大好き♪♪
その最期までしっかりと見届けたいと思います?

(ちなみに、ヅカでやるならサエちゃんで観たぁ〜い!!と思う私は間違っているのでしょうか?)

でも、このドラマ、見ていると面白いのですが、
どうも私の頭には、「花吹雪恋吹雪」が強くインプットされているらしく、
秀吉=ダイダイ氏(大洋)、ねね=しのぶ紫さんの残像が胸をよぎって離れません。
今はまだ出てきていませんが(多分)、
石田三成や茶々が今後出てきたら、間違いなく、まとぶんやえみくらに脳内自動変換されそうで、(ついでに、明智光秀=かしげちゃんも・爆)
今から恐ろしいような、楽しみなような…..まあ、言い方を換えれば、
ヅカファンならではの一風変わった楽しみ方を楽しむのもまた一興、といった感じでありましょうか。

純粋に、ドラマとしてもこの先楽しみなんですけどね。

NHKさん、期待していますぜ!!!

グラフ2月号

2006年1月20日 宝塚
〔Cover Special〕

見開きのページのトド様、一瞬ガイチ氏に見えたのは錯覚でしょうか?>そうです。

〔FANTASISTA〕

タカコさん…(涙)

〔ふづき美世サヨナラ特集〕

やたらと最近ふーちゃんが可愛く見える私(←以前は…だったのに^-^;)
それにしても、こうして見るとオサふー普通に良い雰囲気に見えるんだけど、
舞台では…お互い自分の世界に突っ走ってしまう性質が仇となったのでしょうか???

〔Another Stage〕

ごめんなさい、私アサかなに興味がないのでそちらには反応できませんが、
ノースリーブさららさんと、うひさんの腰にまとわりつく(表現変!)娘役さんの図に萌☆でした。
さららん….(泣)
アイリッシュダンスのお稽古風景の、前髪が少し乱れたさららさんに萌☆な私でしたとさ。

〔Duet〕

いや、非常に良い雰囲気なのですが、
わたさんが何故か女性っぽく見えたのは何故に??(知りません)
となみは新妻っぽい体温の温かみに満ちておりますな。

♪夜は危険な〜ジャングル〜早く子供はお帰り〜♪

〔熱烈対談〕

あのですね〜
フィンチ少々出しゃばりすぎのような気がするのですが….
いや、巷で大人気?のフィンチ君ですから、こんなこと言ったら苦情が飛んできそうですけど…
決して悪気はありません。でも、やっぱり何だかなあ。
そんなら寧ろ、猫と戯れるトウコさんが見たかった(お前の目的はそれかい?!)

〔エリザベート〕

うわぁ〜キム君似合ってないよ(爆)
まだまだ青いなってか良くて君は黒天使?
いや、ある意味鬼畜そうには見えるけどね、フフフ(謎の微笑み)

〔Sumire File〕

一花ちゃんの服装もみどりちゃんの服装も激カワイイ♪♪
モリエ君、色気をもっともっとつけて下さい。

〔Photo Trip To 1996〕

わ〜知ってる人がたくさんいる〜(喜)
ゆいちゃんでしょ、かつきちゃんでしょ、エレナさんでしょ、
涼んでしょ、蘭とむ氏でしょ、あひでしょ、壮氏でしょ…………..(声がどんどん小さくなる)
でしょ…でしょ…でしょ……………………………………(やがて無言)

『さららん、手を貸してくれ...ああ、お前はもうここにはいないのか...』 (無言) 

…悲しい現実。
この2年だけで、何人の82期生が、宝の園から飛び立って行ったことでしょう。

〔DX〕

キメキメのスタイルでお稽古場にやって来たゆうくん、貴女が素敵☆
さすが、星組御曹司!!
春野氏はやっぱり春野氏です。

〔本音でチョイス〕

というか、舞い落ちてくる花びらに手を翳しているポーズだと思われますが、
手をいれて誘惑する水しぇんの図が綺麗なお姉さま風味で鼻血が止まりません。

唐突におしまい。

  
唐突だが、
私は中学生の頃、所謂ハードヴィジュアル系バンドにハマッていた。
とはいっても、
自分がコスプレをする訳でもなく(笑)、
熱狂的なファンになる訳でもなく(笑)、
純粋にその音楽性に魅入られてたり(今でも)していた程度なのだが。
その回り逢いは単純。
ロリータをしていた当時の友人に、感化されたのだな。
友人に連れられて、小さいライブハウスとかにも足を踏み入れたり…
あの熱狂的なファンの渦、凄まじいドラムやギターの音、派手なパフォーマンス。
それまで至って平凡な(でもある意味特殊な)人生を送っていた私には、
初めて見る世界、その全てが新鮮で、とても魅力的に感じられた。
そう、何故だか最初から自然にあの独特の世界観が受け容れられたのよ…戸惑いも偏見もなく>初めて宝塚に触れた時も、あの舞台化粧に違和感は全くなかった(笑)

ハマッた当時(’97頃)はまだ、
Dir en grayもPierrotも Psycho le CemuもPlastic Treeもインディーズ。
ちょうど、MALICE MIZERがプロデビューしたてで人気を博していた時期だったと思う。(記憶は曖昧)

そんな中、私はRaphaelを愛でていた。
インディーズデビュー当時から友人と一緒に応援していたバンド。
その音楽の「純粋性」、「純粋」故の痛み・辛さ。
リーダー華月の生み出す詞は、美しいほど痛々しくて、本当に純粋で、禍々しくて美しくて、華月だけじゃない、
クラシック調の独特の歌い方、「純粋な声」を持つボーカルYUKI、
儚さが美しいベースYUKITO、がっちりとした感じのドラムHIRO
メンバーそれぞれが「個性」を持っていて、
しっかりとした「自分たちだけの世界の色」があって、
その完璧なまでに創り出された一種の虚構世界、でも、痛み=純粋さはリアルで、
初めて生でライブを体感したとき(最初で最後になってしまったが)は、感動して涙が溢れた。
まさに、名前の通りRaphael=天使そのもの。
真っ白(純粋)すぎて、逆にリアルに痛々しさや禍々しさが伝わってきたりしたのね。
触れてはいけない美しさを体感してしまったような…何ともいえない感覚だったの、本当に。
私は、そんな彼らに溺れ、彼らの音楽の虜になってしまった。
プロデビューしてからは、
プロデューサーが替わったこともあって(一番大きな要因)、少し妥協というか、
以前ほど突き抜けた部分がなくなって、多少マイルドになったというか、
音楽世界的に、私が「愛でていた」部分は薄まってしまったけど、
それでも、言葉(詞)の端々に、言葉だけじゃない、
たとえば、ジャケットであったり、世界観であったり、Raphael Worldはずっとそのままで、
既に友人と喧嘩別れし、
そもそも、一人でライブとか行けるような人間ではなかった私は、
遠くから見守ることしかできなかったけど、それからもずっと応援し続けていた。
結果的には、彼らも決して幸福とはいえない結末を辿った訳だけれども。
ギター&ボーカル華月の死。
それは、私にとっても大きな衝撃であった。

他にも、X JAPANのhide、MALICE MIZERのkami。

この世界を知って、
たくさんのバンドと回り逢い、たくさんの「独特の音楽世界観」と回り逢い、たくさんの宝物も得たけれど、それと同時に、
「生と死」について、リアルな「生と死」について、深く考え、感じられるようになったのも、またこの世界と回り逢ったからだと思う。
それは、良いとか悪いとかじゃなくて、そんな単純なことでは決してなくて、
もっと深くて、深くて、言葉なんかじゃ説明できないもの。
まだ、本当の意味での「それ」は、私は分かっていないのかもしれないけれど、
いや、きっと分かっていないのだろうけど、
それでも、彼らから教えてもらったことは、言葉じゃ表現できないほど、たくさんたくさんあると思う。
まだ、それを自分では感じていなかったと、してもね。

あれ以来、
私の中では、ハードヴィジュアル系世界の時間が止まったままで、
Raphaelと並び、大好きだったMALICE MIZER(中世ヨーロッパ風音楽世界観が好きだった。Rapaelほど深い意味で愛していた訳でない)。そこからGacktが脱退して以来、その世界からは、完全に足が遠ざかってしまったけれど(言い換えれば今でも想い出に縋り付いている私)、
それでも、ひとときでもあの世界に浸れたこと、
そして、彼らに回り逢えたことに、今、心から幸せを感じている。

それから数年後、
私は、ふとしたきっかけで宝塚歌劇と回り逢い、
今こうして、舞台に夢を見たり、想いを馳せていたりするわけだが、
この回り逢いもまた、この先の私の人生に於いて、大きなものとなるのだろう。
きっと....ね。

全ての回り逢いは、神様のお導き。
全ての回り逢いは、私の運命。
だからこそ、その全ての回り逢いを大切にしたいと思う今日この頃である。
今日は、副科声楽?の試験だった。
副科だから、成績が良かろうが悪かろうが、大して意味は持たないが、
それでも、三度の飯より歌うことが大好きな私。
かなり真剣に意気込んで、試験に立ち向かったとさ。

…って、私のことはドウデモイイガ。

今日の日記は、
歌唱力という意味で、何かと比べられる御二方。
その名も、
春野寿美礼 ・ 安蘭けい
この御二方の「歌」について私なりに考察してみようと思う…と思ったが、それはまた後日。
今日は、ひとまず先に、私的歌手タイプ別分類表を提示してみることにしよう。
筆者、星月以外には弱いので、人選が偏っていることはご容赦いただきたい。
では、早速参る。

……………………………………………………………………………

〔紫音的ジェンヌ歌手タイプ別分類表〕

技術&表現力(∞):出雲→美々 (次点)美穂

技術+ナル=(100↑):春野
芝居心+表現力+α=(∞):安蘭  芝居心+表現力(100↑)=香寿 
表現力+声質(100↑):秋園

歌姫+ナル+α(120↑):仙堂 クラシック系歌姫(100):千琴 
ソプラノ系歌姫(80):毬乃
メゾソプラノ系歌姫(75)天勢 (65)音乃

技術(85):霧矢・花城
技術(65)+表現力(25)=(75):彩吹
技術(60)+表現力(30)=(75):北翔
声量(100)+ナル(35)=(90):未来
声量(80)+ナル(20)=(65):夢輝・高宮
ビブラート+ナル=(62):和央
個性(70)+表現力(45)=(130):矢代
芝居心(65)+歌唱力(45):月船 芝居心(75)+歌唱力(45):彩輝直
個性(55):愛

……………………………………………………………………………

* ナル=ナルシストの(略)である。
* ()内の数字は、その度合いを指している。
* 基本的に、一般に「歌」が巧いとされている人を挙しているが、例外もある。
* 私は、技術面に優れている人だけを「歌がうまい」とは思わない。
* 技術面に劣っていても、「心」のある=芝居心のある歌を歌う人の歌のほうが、私は好きだ。
* そういう意味で、私は彩輝直の歌も、普通に受け容れられる。(むしろ好き)
* そういう意味で、私は麻路さきの歌も、普通に受け容れられる。(むしろ好き)
* そういう意味で、私は自分の「技術」に酔いしれて歌うタイプはあまり好きでない。(誰とは言わない)
* 但し、娘役の場合は、それも可。(純粋に感動する)
* ちなみに、私が今までの浅いヅカファン歴の中で、一番感動したエトワールは、「ベルばら2001」(ビデオ)の千琴ひめか。一番大好きな歌姫は、仙堂花歩(特に鳥肌が立った歌唱は、「1914/愛」のオルガの歌と「ドルチェ・ヴィータ」全て) 一番受けつけないのは愛耀子の歌。<娘役に限る>
*表以外で、歌がうまいなあと思う娘役は(月星に限ると)、椎名葵・憧花ゆりの・南海まりetc.
朝海ひかるバウ・スペシャル
『アルバトロス、南へ』
作・演出/荻田浩一

濃密な芝居と洒脱なショーの二部構成で、朝海ひかるの魅力を凝縮してお届けする、意欲的なバウ作品。


……………………

私は正直、
朝海ひかるというジェンヌのことを、
スターになるべくしてなった器であるとは、心から納得しつつも、
果たして、トップスターになるべき器であったか?と問われると、素直にYESと言えない。

ショーに於いてだけ言えば、
成程、それだけのオーラも華もあるなと感じるのだが、
そう感じる場面は、大抵、
男役群舞の中心にいるときやフィナーレ、所謂男役トップスター朝海ひかるとして息づいているときではなく、
寧ろ、ストーリー的な流れの中で”一つの生命体”として存在しているときのほうが多い。
男役としての耽美的な要素であったり、朝海ならではの女役の妖艶な魔力であったり、その他諸々、
ダンスでの表現も然ることながら、
それ以上に、彼女本来の持ち味というか、魂が生きている、
その魂と共鳴した瞬間に、私は彼女のオーラに面白いように吸い寄せられていくのだ。

逆に言えば、
所謂男役トップスター朝海ひかるとして息づいているときは、私には男役を”造っている”感がする。
”創っている” ではなく ”造っている”ような…
勿論、男役といえども、皆れっきとした女性である。
故に皆、初めは雛鳥の状態であるのは当然として、徐々に”男役”として自分なりの型をつくっていく。
そして、その中からやがて”スター”が育ち、さらにその中からトップスターが生まれる。

私は宝塚と回り逢ってまだ日が浅い。
だから、トップスターに就任する前までの彼女の軌跡を、男役スターとしての彼女を、実はあまりよく知らない。

なので、あくまでトップスターになってからのことだが、
特にお芝居、どうも私には、完成された”男役芸”には見えないのだ。
勿論、芸の世界、完成なんて文字はないと思う。
だけど、トップスターたる者、
自分なりの”男役像””型”みたいなものは、ある程度既に確立されているのが当然だ。
いや、それ自体は、彼女にも充分形づいていると思うし色づいているとも思う。
私が言いたいのは、
その上に今彼女が被っている”トップスター”としての膜が少し不自然な気がするということ。
何ていうか、無理しているというか、頑張って”造りあげている”、そんな感じ。
動作や仕草や、特に声。何ていうか、自然体に見えないんだよね。
虚構の世界といえども”男性”に見えない。
いや、立派な”男性”ではあるけれど、コムちゃんが主演男役を演じている、みたいな。
何とももどかしい気持ちになるのだ…
トップスターとしては、まだまだ未完成に見えるんだよね、ぶっちゃけ。
というか実際のところ、そんなに急かしてトップスターにする必要が何処にあったのか?と疑問に思えてならない。
ワインにたとえると、まだ若すぎって感じ。
彼女の個性や魅力、トップスターになるに充分な器や貫禄を身につけるのには、
焦らずに、もっともっと時間をかけて愛情たっぷりに熟成させるべきだったのでは?と思うのだ。
彼女自身には、「魅力」がたくさんあるから。
多分、まだまだ「未知の可能性」が息を潜めているはずだから。

トップになってからのコムちゃんは、正直お芝居作品にあまり恵まれていなかったと思う(除「銀の狼」)。
…彼女の「可能性」をさらに拡げる、という意味では。

ここに来て、
『朝海ひかる バウ・スペシャル』の発表。
荻田先生演出、しかもお芝居&ショーの二本立て。

もうもしかすると時間はあまり残されていないのかもしれない。

だけど、この企画で、朝海ひかるの新たなる魅力が、新たなる側面が、
今まで開きそうで開かなかった重い扉が、
オギーの手によって解き放たれそうで、導かれそうで、今からワクワクしている。

朝海ひかるという”トップスター”を輝かせてくれるであろうバウ公演、心から楽しみだ。
現段階での新布陣予想図を並べてみました。
なんか、まだまだ大波乱がありそうな気はするのですが、とりあえず現段階での発表を踏まえて。
超個人的見解&感想ですので、ご容赦を。
また、ワタクシ、月星以外はあまり詳しくないので(若手路線)、ヘルプ宜しくです。

花組

〔トップ〕 春野寿美礼    〔娘役トップ〕 桜乃彩音

〔W二番手〕 (彩吹真央)・真飛聖
〔三番手〕 愛音羽麗
〔四番手〕 未涼亜希 
〔五番手〕 真野すがた?

〔路線〕 華形ひかる・朝夏 まなと 

・ ごめんなさい。新布陣、今以上に興味ない感じです。
・ まとぶん〜星に帰ってきて!!(え?)(要するにまとぶんだけは好きらしい)
・ 彩音ちゃんやきらりちゃん、花娘には興味津々なのですが。

月組

〔トップ〕 瀬奈じゅん   〔娘役トップ〕 彩乃かなみ

〔W二番手〕 大空祐飛・霧矢大夢
〔四番手〕 遼河はるひ
〔五番手〕 桐生園加
〔六番手〕 青樹泉

〔路線〕 龍真咲・明日海りお

・ …すっぱりと月組から足を洗えそうです(爆)
・ ってか、これ花組だよね?
・ ゆうひさ〜ん!!!!(叫) 
・ 生粋の月っ子ゆうひさんにはこのまま月にいて欲しいのですが、このままでは
(私が)ゆうひさんを観る機会が減っていきそうなので危惧感を感じてなりません。(自分勝手)
・ やはりこの2年、月担で生きてきたので、下級生とか見守っていきたい子たちがたくさんいるのですが、やっぱり食指は乗らなさそう…花カラーが苦手なんだよね(ぼそ)
・ ぶっちゃけゆうひさん以外のこの並びがあまり好きくない。
・ さららんの埋め合わせがあひちゃんなのね…

雪組

〔トップ〕 朝海ひかる (水夏希)   〔娘役トップ〕 舞風りら

〔二番手〕 水夏希 
〔三番手〕 壮一帆
〔四番手〕 音月桂

〔路線〕 (彩那音)・鳳稀かなめ・緒月遠麻・大湖せしる 

* 恐らく今年中にトップ代替がありそうなことを踏まえて(水夏希)と書いています。

・ どうしよ〜かなり好みの組になりそう。
・ 三兄弟離されて新公主演していないひろみちゃんにも少し光が見えてきたか?
・ だとしたら嬉しいです♪ひろみちゃん、でっかくなあれ! 
・ 水×ひろみちゃんが激しく萌になりそうで、今から恐ろしいです。
・ ひろみちゃん、3/20付で異動ってことは東宝ベルばらには出るんだよね?!
・ 観たい!!!激しく観たい!!!(いや、無理ですから・大阪人)
・ ってかこの布陣でオギーショーって最強だよ!!(興奮)
・ ハッ!浮かれていたが雪にはかなめ御曹司がいた。 
・ ハッ!もしやひろみちゃんはオギー要員ですか?(彩輝妹)
・ 水さんの元で育ったらひろみちゃん色んな意味で凄くなりそう。
・ 色気たらたら熱くエロくそしたらきっと貴女に溺れるでしょう(危)
・ どうしよ〜本当にかなり好みの組になりそう。

星組

〔トップ〕 湖月わたる   〔娘役トップ〕 白羽ゆり

〔二番手〕 安蘭けい

〔三番手〕 立樹遥?
〔四番手〕 涼紫央?
〔五番手〕 柚木礼音?

〔路線〕 (大真みらん・綺華れい)・和涼華・夢乃聖夏・麻尋しゅん

・ 今年中にはトップ代替があることを祈りつつ…
・ 星組はあまり変動がありませんな。
・ でも、あかしくんと和くんって同期だよね?どうなるんだろう
・ 私的には現状維持って感じです。

宙組

〔トップ〕 貴城けい   〔娘役トップ〕 紫城るい

〔二番手〕 大和悠河? (何かありそうな気も)
〔三番手〕 蘭寿とむ
〔四番手〕 悠未ひろ・北翔海莉

*みっちゃん五番手かもしれないけど何となく実力的に^-^;

・ 何か、色んな意味で濃くなりそうですよね。
・ 顔の個性がバラバラっぽくて面白そう。
・ 微妙に気になります。

そんな訳で、
私の中で、
現組体制では(さららん入りで)、

月=星>雪>宙=花  なのですが、

(稼ぎポイント)
* 月:月船・大空・彩那・夏月・夢咲
* 星:安蘭・ギラギラ濃い面子&星独特の組カラー・個性的娘役陣・彩海の眼力(笑)
* 雪:朝海&貴城・朝海×水・ロリータ天勢
* 宙:偉大なるトップコンビ(和央・花總)
* 花:花娘(特に花耀)・真飛

新体制では、

星(仮にトップ代替として)=雪>宙=月=花

(稼ぎポイント)
* 星:安蘭・ギラギラ濃い面子&星独特の組カラー・個性的娘役陣・彩海の眼力(笑)
* 雪:(朝海×水)・水の色気・水×彩那・水×鳳稀・彩那×鳳稀・ロリータ天勢
* 宙:貴城&紫城トップコンビ・蘭寿と北翔の並び
* 月:大空・榎・夏月・夢咲
* 花:花娘(特に花耀)・真飛

となりそうです(笑)

こんな感じかな。
なんか、第二弾もありそうなので、今は何ともいえませんが…
私的には、今回は特に不満もない発表でしたが、楽しみな反面、
こうして容赦なく組カラーが失われていくことに、先を案じてありません。
あすかちゃんの扱いも気になるし。
この先、宝塚はどうなっていくのでしょうね?(棒読みで)(他人事)
星娘、ヤバくないか?
私は心の中で呟いた。
だって、可愛い子、いないんだもん(爆)

ベルばらプロローグのばらの少女のお話。

若手娘役、全体的にクオリティー低いよね?
わざと集められているんじゃないかって思うぐらい。
こないだ、花公演観たとき、下級生娘役、皆が皆可愛くて、目移りしたもん。
この差は一体???
まあ、ベルばらだからってこともあるかもしれない。あの独特のコスチューム。
プログラムだけ見たら、可愛らしい子もたくさんいるし。
だけど、「ばらの少女」に限ると、皆結構ヤバかった。
可愛くない。
娘役好きの私としては、少々ショックだったりした訳だが….

ところで。
現在の星組は、中堅〜上級生娘役陣が最も充実している組ですよね?!
もう、彼女たち、最高です☆
芸人揃いというか何というか…
彼女たちを観ると、いつも、あ〜やっぱり星組だなあと無性にすごく嬉しくなります。
星娘って、個性的で熱くて、小芝居してナンボの世界ですよね?(笑)
いちいちおもしろすぎです。
今回も、貴婦人方の場面では、台詞もろくに聞かずにオペラウォッチャーに必死であります。
中心ではモンゼット夫人 VS シッシーナ夫人 が炸裂しておりますが、
ランベスク子爵夫人とべザンバール公爵夫人の行動動作もいちいち見逃せません。
一瞬貴婦人か令嬢かの判断に迷いますが、
カトリーヌやらブリジットやらロミーやらシルビアやら、令嬢陣も最強です。
でも、何と言っても最強は、ナタリー嬢でしょう。
何なんでしょう?あのエレナ様の濃さは…さすが82期。個性的で大変宜しいです。
そして、そんな濃い面子の中で、頑張って弾けているコトコトちゃん、貴女が愛しい。
また、もしここに花歩ちゃんがいたらどんなになってただろう…想像しただけで恐ろしすぎて素敵です。
他組でやれば、かなり寒い場面となりそうな♪大変ざます♪でさえ、
有無も言わさず、抱腹大転倒なお笑い場面に変えているのには、さすが星娘パワー(爆)
底力を感じます。私はそんな貴女たちが大好きです。

でも、こんな環境の中で、ヒロイン系が育つのか、他人事ながら非常に不安な今日この頃です。

二番手娘役格のウメちゃんですら、かなり個性派だからなあ。
コトコトとか南海ちゃんの今後の使われ方にも、非常に不安をそそられます。
(南海ちゃんが路線に乗れそうで乗っていないのは私的永遠の謎です。何でなのでしょう?)

それにしても、ばらの少女、全体的に可愛くないよなあ。
(いや、これでも、遥奈ちゃんとかは可愛いと思えるんですが)
庶民的風貌のキリカル・フランソワ・ド・ジャルジェ。

容姿面でのマイナス要素を、実力でものにしかかっている、そんな印象を受けたきりカルであった。
”している”ではなく”しかかっている”と書いたのは、
オスカルを演じるにあたっては、
実力だけではどうしようもない部分が、悲しき哉、やっぱりあると思うから。

だって、どう見ても、「男装麗人」には見えないんだよね。
キリヤンには悪いけど、
間違っても、そこまで貴婦人たちを”虜”にさせるような、
そんな不思議な色香があるようには、見えない。
敢えて言うなら、乙女の恥じらい?
女のいじらしさ、可愛さみたいなものが、アンドレの前ではあるような気は、した。

そう、乙女なの。
”大人の女性”ではなく、あくまで乙女。
実際は、マリーやフェルゼンと同年齢なのだから、”乙女”というのも変な話だが、
それでも決して、男装麗人オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェには到底見えなかったのよ。

容姿面では、明らかに不利だよね。
コムカルやカシカルは、本当、漫画の世界からそのまま抜け出してきたかのような、
ありえない美しさだったんだもん。
そうして、最初から違和感ばりばりだったキリカル様。
いや、だってさ、「乙女」に活路を見出したのは、
小石につまづくキリカルちゃんを見てからだったからさ。

そんなキリカルが唯一オスカルらしく見えたとき。
それは…

話は飛ぶが、今回私的に初めてわたフェルが受け容れられた。
というのも、わたフェルの前でだけ、キリカルがオスカルらしく見えたのね、ぶっちゃけ。
きりやんよりさらにがっちり体格のわたさん。
キリカルをも包み込めるようなその大きさとあの”熱さ”が良い具合に相まって、”大人の男”フェルゼンをしたたらせていたというか…(笑)
さらに、マリーを一途に愛し抜くその”炎”みたいなものが、
それによって良い方向に突き抜けて、わたフェルの魅力を増幅させた感じ。
そして、キリカルによって、
今回初めて、わたフェルがカッコいいヒーローに見えました。

んで、話は戻る…というか、さらに飛ぶ(笑)

トウドレ良い!!萌え〜!!!!!!!(叫)

いや、これまでも(といっても二回しか観劇してないが)、
トウドレが出ているときは、ひたすらピン撮りしてたのよ。
コムカル様やらカシカル様やら出ていても、
ついつい無意識の内にトウコちゃんを追ってしまって。
今回何が萌えたかって…..

オスカルよりスマートで華奢なアンドレ(爆)
いや、キリカル様があまりにがっちりしていらっしゃるので、その対比に萌。
というより、役以前に、二人の芸風の違いというか…トウコちゃん自身に萌といった方が正しいか。
きりやんって、結構堅実派というか、「骨格」のある感じ、手堅く組み立てていく、いつでも平温、そういうイメージが、私の中にはあるのね。
それに対し、トウコちゃんは、天才肌というか、繊細な感受性の持ち主で、その湿度の高さ、「ガラス細工」のような危うさ(悪い意味でなく)を、いつも感じる。
きりやんと組むことによって、トウコちゃんのそういう瞳に見えない儚さみたいなものが、浮き彫りになってくる感じで、それが私にはたまらなかった。
守ってあげたくなるというか。
トウドレ自体、初日からどんどん進化し続けているよね。
死ぬシーンとか、最高だもん。もうあまりにグッと来すぎて、たまらなかったよ。
本当に、溺れそう(危)

あ、でも「今宵一夜」に関しては、
う〜ん、今回はあまり萌えなかったかも。
キリカルがオスカルに見えない…そう致命的な問題が私の中に、あったから(笑)
バスティーユの場面は、撃たれたオスカルを三人がかりで持ち上げるところ、すごい必死そうだったのが笑えました(笑)
あ、でも、あそこ、キリカルのダンスは素晴らしかったです!
キリっとしていて、オスカルの華やかさというか力強さというか、衛兵隊士がオスカルを隊長として認め、まとまるのも分かるオーラがあそこだけはあった気がする(笑)

それにしても、
今回、私的にキリヤンが一番美しく見えたのが、「小雨降る径」の踊る淑女Sって…(笑)

あと、私が観た回は、
どうやら修学旅行生の団体が入っていたようで、
いつもは入らない場面にも無理矢理拍手が入ったりして、少し笑えました。

ちなみに、キリカルに対してのモンゼット公爵夫人の本日のアドリブは「犬のように可愛らしい!!ワンワン」でしたとさ(笑)

ということで、タイトルとはかけ離れた内容になってしまったが
、今日はこのあたりで…

(いやね、正直、最初登場してきたキリカルを観たとき、ルイ14世@薔薇の封印女装版に見えたのよ・爆)
「さららさんは、もうここにはいないんだ」

ふいに、涙が零れ落ちた。

1月13日金曜日。
友人が、うひさんお稽古待ちをしている間、
私は、うひさん見たさもあって、お稽古場入り口前で待っていた。
平日昼間だからなのか、ギャラリーもほとんどいない。
私は、適当なところにスタンバって、ぼんやりとうひさんが来るのを待っていた。
その間、正味15分ほど。
…にも拘らず、思いもかけないことが起こる。

「お疲れさま〜」
明るい声に思わず振り向くと、
下級生にそう呼びかけて、颯爽と去っていくマチオさん。

その姿を見た瞬間、グッと来て…。

鮮やかに蘇えってくるさららさんフェアウェル。
楽しそうにマチオさんとおしゃべりするさららさん。
明るく茶目っ気たっぷりのマチオさん、さららさんのこと、とても可愛がってるって感じで…とても微笑ましかった。
その時のことを思い出して…

そうしている内に、
続々とお稽古場に入ってゆく月組生たち。
ユラさん、エリさん、音ちゃん、まなちゃん、すずなちゃん、ちわわちゃんなど…。
もうダメだった。
今すぐにでも、そこから逃げ出したくなるような、そんな衝動に駆られた。
私は、思わず後ずさりした。
そして、後ろの柱のほうから、できるだけ月組生は見ないようにしながら、うひさんが来るのを待った。
うひさんには会いたい気分だった。
大好きだったサエコさんとさららさん、私の中で、二人を結びつける唯一の存在がうひさんだから。
サエコさんもさららさんもいなくなった今、うひさんには、もう少しここにいて欲しい、ささやかな私の願い。
二人ほどまでには行かないけれど、うひさんのことも好きだから。
今も、これからも、遠くのほうからそっと見守ってあげたいって、心からそう思っているから。

間もなく現れたうひさんは、とても素敵だった。
ファンの方々に向ける笑顔が、とても可愛かった。
舞台だけじゃない、やっぱりこうして好きなスターさんに、お稽古待ちとかで会えるだけでも、ファンは、たくさんの”幸せ”を頂けたりするんだよね!!
何だか、友達が羨ましくなった。
私には、もういないから。
もう、ここにさららさんはいないから…。

だけど、さららさんのお稽古待ちをした日々、
宝塚でのたくさんの想い出が、これからも私を支えていくと思う。
心の宝石箱に、頂いた”愛”はたくさん詰まっているから…

でも、今はやっぱりまだ辛い。
傷が完全に癒えるまでには、まだ少し時間がかかるかな。

さららさん、大好きです。

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